犬のクッシング症候群について
犬のクッシング症候群の症状や原因、治療方法についてご紹介します。
もし、似た症状が見られた場合は、早めに病院へ行くことをおすすめします。
クッシング症候群とは
副腎の中にある、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることによって引き起こされる病気です。「副腎皮質機能亢進症」とも呼ばれています。
クッシング症候群は腎臓の上部に位置する副腎の副腎皮質という内分泌腺の異常により、そこから出る副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰分泌されることで起こる病気で、「副腎皮質機能亢進症」とも呼ばれています。副腎は炎症や代謝、免疫反応の制御など体の健康を維持するために重要な役割を担っており、異常が発生した場合は体に様々な影響や変化をあたえます。
クッシング症候群の症状
■多飲多尿
■沢山食べるが痩せている
■毛が薄くなる、左右非対称に毛が抜ける
■お腹が膨れる
■皮膚が薄くなる・黒ずむ・脂っぽくなる
■筋肉が萎縮する
■糖尿病を併発する
クッシング症候群の原因
主には、脳内や副腎にできる腫瘍により、副腎皮質ホルモンが過剰分泌されることが原因となっており、8歳以降のシニア犬や老犬で発症する場合が多く見られます。
クッシング症候群の治療
■投薬
■外科手術
■放射線治療
一般的に、動物病院などに診てもらうと、上記のような治療方法の内、最善と判断されたもので治療が進められます。
もちろんケースによって変わる場合もありますので、似た症状が見られた場合は、早めに病院に連れて行き、獣医師さんに相談をするのが確実です。
クッシング症候群の予防
特に予防法がない為、定期健診を受けるなどして早期発見・早期治療に心がけましょう。
病気の疑いがある場合は、早めに病院へ。
あなたのペットライフが健やかなものになりますように。