ワンちゃんから大量のフケが…!犬のツメダニによる皮膚炎とは??

ワンちゃんから大量のフケが…!犬のツメダニによる皮膚炎とは??

ワンちゃんが体を痒そうにしていて、大量のフケが出ている場合、ツメダニによる皮膚炎になっている可能性があります。悪化すると脱毛や発疹になる場合もあるので、早めに病院で治療を行いましょう。

  • サムネイル: なつめ
  • 更新日:

犬のツメダニによる皮膚炎とは?

ツメダニ症とは、犬特有のイヌツメダニという寄生虫が寄生すると発症する皮膚炎です。

症状

■発疹
■抜け毛
■激しい痒み
■大量のフケ … 体についているフケをよく見ると、わずかに動いている場合が。

ワンちゃんがしきりに体をかきむしったり、脱毛が激しくなる、大量のフケが出るなどの症状がみられます。フケはカサブタのようなものが多く、その中に多くツメダニが潜んでいます。また、地肌に赤い発疹が見られることもあるようです。
寄生されているワンちゃんを抱っこしたりすると、人間にもツメダニが感染流ことがあります。その場合も赤い発疹が現れ、強いかゆみと痛みを伴うという症状が見られます。感染した場合は、飼い主さんも病院へ行きましょう。

犬のツメダニによる皮膚炎の原因

■ツメダニ皮膚炎になった犬と接触することにより感染
■周辺環境に潜むツメダニから感染

外で散歩をした際などに、ツメダニに寄生されるというケースがあります。ツメダニは肉眼でみるには困難なほど小さいので、寄生直後は気がつくことが難しいようです。
また、すでに感染している動物などに直接接触した場合や、リードやブラシなどの共有を行う事でも感染が広がります。

複数飼いをしている場合は、症状が見えていないワンちゃんでも検査をし、早期発見することが大切です!

犬のツメダニによる皮膚炎の治療

■薬浴
■寄生虫駆除効果の有るシャンプーの使用

【家庭で薬浴をする場合】

頭部から肩、腰にかけての上半身を丁寧にこすりフケを落とします。ただし、薬浴をしても卵には効果がないので根気よく薬浴を続けます。
また、駆虫剤などの併用がオススメ!

薬浴をする場合は、ワンちゃんの肌への負担を考え、頻繁には行わないようにしましょう。使用する駆虫剤やシャンプーなどの表示をしっかりと守り、対処することが大切です。

予防

■感染しているワンちゃんと接触しないように注意する
■感染した犬のブラシ等の道具を共有しない

複数飼育などを行っている場合は、感染したワンちゃんは隔離するなどの対応を行うことが大切です。また、日常的にワンちゃんの毛や皮膚を観察し、異常に気づいた場合には、動物病院で治療してもらうようにしましょう。

最後に

犬の皮膚は人間の1/3~1/5ほどの厚さしかないことから、カビや細菌、ノミやダニなどの影響を受けやすくなっています。
人間以上に敏感な犬の皮膚の為にも衛生的で清潔な生活環境を整えてあげることが大切です!

内容について報告する