犬の舌は健康のバロメーター。犬の舌をチェックして健康状態を把握しよう

犬の舌は、健康のバロメーターといわれます。健康な犬の舌や粘膜の色は、ピンクもしくは赤ですが、この色が白・黄色・紫などに変色している場合、犬のカラダに何らかの異常が起きている可能性があります。そこで今回は、犬の舌について解説していきます。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬の舌のチェックの仕方

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犬の舌は、体温の調節や味覚といった役割のほか、エサを食べたり水を飲んだりする時のスプーンとしても機能しています。

犬の健康状態を把握するため、犬が舌を出した時には色をチェックする癖をつけておきましょう。犬の舌は、正常な状態だと濃いピンク色から少し赤みがかった色をしています。それが黄色になっていたら「黄疸」といい、肝臓疾患の疑いがあります。また、紫や青白くなっている時は「チアノーゼ」を起こしていると考えられ、どちらもすぐに動物病院を受診する必要がある状況です。

チアノーゼとは、血中の酸素濃度が低下した時の症状として、いろいろな部位が青白く変色することです。人間の場合は、唇や指先が青白くなることがあります。呼吸器や循環器、神経系などに何らかの異常が起こり、正常に酸素を取り入れることができていない時にみられます。

また、犬の舌が白っぽくなっている時は、貧血の疑いがあります。通常、緑や青など異常な色合いを示すような疾患はないため、犬の舌がそのような色をしている時は、何かを舐めて舌に色が着いている可能性が高いでしょう。ただし、舐めたものが犬の健康に悪影響を与える心配があるので、念のため動物病院で診てもらいましょう。

問題がない場合の犬の舌の状態

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健康な犬でも、舌斑(ぜっぱん)と呼ばれる斑点がついている場合があります。青・紫・黒などの色がありますが、生まれつきのものであれば心配ありません。ちなみに、舌斑は北海道犬や甲斐犬などの日本犬に多くみられます。

問題がある場合の犬の舌の状態

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犬の舌の色が白っぽい時の状態について、もう少し詳しく解説していきましょう。犬の舌が白くなっている時には、原因として貧血が考えられます。

貧血を引き起こす原因としては、外傷や腫瘍の破裂などによる出血、寄生虫による吸血、中毒や自己免疫性疾患などによる溶血(赤血球が破壊され、ヘモグロビンが血球外に流れ出してしまう現象)、また、赤血球を作る材料が足りないことや、赤血球を作らせるホルモンが出ないことなどによる貧血など、様々なものがあります。

いずれにしても、犬の舌が変色するほどの貧血が起きている場合は早期の治療が必要なので、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

このように、犬の舌の色をチェックすることで、その犬の健康状態がわかります。まずは健康な犬の舌の色を把握し、いつもと違う様子がないか気にかけてあげてください。

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