ワイルドだけど人なつっこいベンガル。里親になるには
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ワイルドだけど人なつっこいベンガル。里親になるには

ベンガルといえば、勇ましいヒョウ柄の毛皮が特徴です。その外見に相応しい野性味あふれる性格は、もはやペットという域を超えてパートナーのような存在です。ヤマネコの血を引くベンガルはほかの猫と比べても運動量がとても多く、野性味溢れたパワーがある猫と一緒に暮らしたいという人にぴったり。今回は、そんなベンガルの里親になるためのポ

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ベンガルってどんな猫?

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ベンガルは、ベンガルヤマネコとイエネコの交配で作られた短毛種の猫です。「猫は大人しい生き物」という常識を覆してしまうほど、とても元気な性格をしています。

大きさは、ほかの猫種と比べるとやや大柄で、がっしりとした骨格と筋肉を持っています。全体的には細長い印象で、その体格のわりにスリムに見える傾向があります。目尻の吊り上がったアーモンド形の目が印象的で、その表情から余計にシャープなイメージを与えるのです。

また、ベンガルはロゼット(ヒョウ柄のような斑点の模様)が美しい猫です。短毛だからこそ、なおさらにロゼットが艶やかに見えるのでしょう。

ベンガルの里親になるには

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ベンガルの里親になるためには、いくつかの方法があります。

個人で見つける場合は、近隣の動物病院を訪ねてみましょう。すべての動物病院に当てはまるわけではありませんが、比較的高い確率で里親募集をしていることがあります。また、譲渡会や里親募集サイトを利用することで、猫と出会う機会を得られます。

譲渡会は、保健所や動物保護団体などで主催されていることが多く、自分で会場まで足を運ばなければいけませんが、実際に目の前で猫を見ることができるので、性格などを直接把握することができます。逆に里親募集サイトは、サイト上の情報と写真で判断をしなければならないため、望んでいた性格の猫と違う場合もあります。

もし、自分とフィーリングが合う猫と出会えた場合、里親になるための心構えや環境整備などを考えなければなりません。猫や犬は飾りではなく、この世界に生きる命です。自分の思うような猫ではなかったからといって、無責任に放置することは許されません。

また、家族が増えるのですからご飯代やトイレ、病気になった時の治療費も確保しておきましょう。また、不妊手術をしていない場合、里親側の負担で手術を行わなければいけません。「病気でもないのに手術は可哀想」と思う人もいるかもしれませんが、軽い気持ちで飼い猫を交配させた結果、予想外の数の子どもが生まれてしまい、やむなく里親募集をするケースも珍しくありません。少しでも里親募集をしなくてはいけない状況を減らすことも、不妊手術の目的の一つです。

ベンガルの飼い方

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同じ猫であっても、種類によって飼い方は多少違ってきます。ベンガルは運動が好きな猫なので、充分にカラダを動かせないとストレスが溜まってしまうことがあります。そのため、できるだけ広い部屋で飼うのが理想的です。難しい場合は、高さのあるキャットタワーを用意すると良いでしょう。

ベンガルは野生のヤマネコの血を引いているため、自由気ままな性格の猫が多いです。人間のことを飼い主ではなく、同居人と捉えていることもあるでしょう。だからこそ、狭い部屋の中ではストレスを溜めてしまいがちです。もともと好奇心旺盛な猫なので、それを満たしてあげられる環境を用意してあげましょう。

外にいるほかの猫との接触を断つため、できれば室内飼いを徹底しましょう。野生の猫は寄生虫や病気を持っている場合もあります。そういった猫と触れ合ってしまうと、病気になる可能性が高くなるのです。それ以外に、車や自転車による事故も防げますので、飼い主としても安心ではないでしょうか。

祖先に野生の血を持つベンガルは、とにかく元気。大人になっても遊ぶことが大好きで、甘えん坊な性格は変わりません。中には大好きな飼い主に少しでも近づきたくて、脚をよじ登ってくる猫もいるようです。野性味あふれる外見と愛情深い性格が魅力のベンガルを家族に迎えたい方は、ぜひ里親になってみてはいかがでしょうか。

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