動物病院で受ける犬の健康診断。その料金の相場について

愛犬にいつまでも健康で暮らしてもらうためには、定期的な健康診断がおすすめです。犬の健康状態を把握できるだけでなく、病気の早期発見にもつながります。ここでは、健康診断の料金の相場と、その内容についてみていくことにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長

動物病院で受ける犬の健康診断の料金

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出典 Ermolaev Alexander/Shutterstock.com

健康診断の料金は、病院によって差があります。これは、調べる範囲や方法が様々であるためです。また、犬がこれまでに患ってきた病気や犬種、体重なども影響してきます。そのため、愛犬について、どこまで細かく検査する必要があるのか、信頼できる獣医師に相談するようにしましょう。

一例として、ある病院の健康診断のメニューを見てみましょう。

●健康診断Aコース
体重10㎏未満:30,000円、10㎏以上:35,000円

問診、一般体検査、尿検査、糞便検査、血液検査、レントゲン検査(胸部・腹部・股関節)、超音波審査(胸部・腹部)、心電図検査、眼科検査(スリット検査)

●健康診断Bコース
体重10㎏未満:45,000円、20㎏未満:47,000円、20㎏以上:50,000円

問診、一般体検査、尿検査、糞便検査、血液検査、レントゲン検査(胸部・腹部・股関節・頭部・頸部・肩関節・四肢)、超音波審査(胸部・腹部)、心電図検査、眼科検査(スリット検査・フルオレセイン染色検査・涙液量検査・眼底検査・眼圧検査)、血圧測定

●健康診断Cコース
体重に関わらず10,000円

問診、一般体測定、血液検査(甲状腺ホルモン検査を含む)

これらを見ても、検査の内容や金額に差があることがわかります。たとえばこの病院では、健康状態をチェックするための一般的な検査のほか、検査項目の少ないメニューから、カラダの細部までくまなく詳しく調べる検査まで用意されています。病院によって、検査メニューや金額に差があるので、事前によく調べる必要がありそうですね。

最近では、「ドッグドック」と呼ばれる、人間でいうところの人間ドックのような検査もあるようです。検査の内容や病院によっては前日、もしくは当日の朝食のみなど、絶食が必要になる場合もあるので、健康診断を受診する際は、病院からの指示をしっかりと確認しましょう。

動物病院で受ける犬の健康診断の内容

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一口に犬の健康診断といっても、調べる範囲や方法は多岐にわたります。簡単なものでは、飼い主への問診、検温、触診、聴診による全身チェック。さらに、内臓や骨など、目に見えないところを調べるために、血液検査、検便、検尿、超音波検査、レントゲン、心電図検査、血圧測定などが行われます。

健康診断の頻度

犬の健康診断は、仔犬の時期から受けておいた方がよいでしょう。動物病院で定期的に受診することで記録を残していくことができ、カラダの異変にも気づきやすくなります。また、かかりつけの病院を見つけておくことも、犬を飼育する上では大切なことです。触診などの簡単な診察は1~2ヶ月に1度くらい、血液検査を含む本格的な健康診断は1年に1度は受けさせましょう。シニア期に入った犬なら、半年に1度受けるくらいが理想的です。

健康診断を受ける最大のメリットは、犬の病気の早期発見、早期治療の可能性が高まるということです。病気を初期段階で発見することができれば、その後の治療が簡単に済んだり、命の危険を回避できたりするかもしれません。また、治療費が高額にならない場合も多いでしょう。
また、病気にかかっていなかったとしても、被毛や皮膚の状態、体型の変化(太り気味・痩せ気味)など、犬のカラダの状態を確認することができます。その結果をもとに、日常生活の改善についての指導を受けることもできるので、病気の予防にもつながり、結果的に、犬が健康に長生きできる可能性が広がるのです。

健康診断は、犬の健康維持のために必要なものです。高額すぎると飼い主としては負担になってしまいますが、安価であればよいというものでもありません。一番の目的は、愛犬に長生きしてもらうことなので、信頼できる病院で受けさせたいものです。

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