インコ|その種類・飼い方・お喋りなどの全て

インコ|その種類・飼い方・お喋りなどの全て

カラーや大きさも様々な美しいインコたち! その生態~飼い方までインコに関することを一挙解説します。これからインコを飼おうと思っている方や、インコの飼育に困ってしまった飼い主さんへ……ぜひ参考にしてみて下さいね。

  • サムネイル: Momose_Hana
  • 更新日:

1.概要

インコとは、オウム目インコ科に分類される300種類以上の鳥類の総称です。

インコとオウム

インコとオウムはしばしばその大きさによって区別されることがありますが、正確には頭部に動かせる冠羽があるかないかで両者は区別されています。ほかにも、インコのくちばしが真っすぐなのに対してオウムは湾曲しており、多くのインコは羽の色が色鮮やかであるのに対してオウムの羽は比較的地味です。しかし、英語では両者をともに「parrot(パロット)」と呼び、分類学上ではオウムに分類されるオカメインコやコザクラインコには「インコ」の名前がついているなど、インコとオウムはしばしば混同されています。

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

オカメインコ
"インコ"と名前に付き、ペットとしても人気のあるオカメインコですが分類上は"オウム"科です。

2.歴史

インコが人類に飼育されるようになったことを示すもっとも古い記録は、約3,000年前のインドに残っています。ここでは既に、人間の言葉をまねて喋る性質が注目されており、それゆえに宮廷で寵愛を受けていたようです。紀元前300年ごろには、マケドニアのアレキサンダー大王が東方に遠征を行った際、オオホンセイインコをヨーロッパに持ち帰ったことが記録に残っています。時代が進み、ドイツのケルンに残っている3世紀ごろのローマ時代のモザイク画には、オオホンセイインコとみられる2羽の鳥がミニチュアの戦車を引いている姿が見られます。

さらに時代が進んで大航海時代になると、インコやオウムが数多く生息する中南米との交流が盛んになり、16世紀から17世紀にかけてはコンゴウインコなどの大型で華やかなインコがヨーロッパの貴族たちの間で盛んに飼育されはじめます。18世紀にはインコの一大生息地であるオーストラリアがイギリスの植民地となり、インコたちはさらにヨーロッパへの流入が激しくなります。インコやカナリアを飼育して芸を仕込んだり歌を歌わせたりすることはファッションの一つとなり、女性たちはそのパフォーマンスを競い合いました。特に小さくて飼いやすく愛嬌もあるセキセイインコは、1840年に鳥類画家のジョン・ゴールドによって紹介されるとたちまち大人気となり、ヨーロッパ全土に普及します。1875年にはベルギーで黄色の変種が、1901年にはオランダでスカイブルーの変種が誕生しました。

このように大人気となったインコたちですが、現在では野生種の違法な取引も行われているのが現状です。ワシントン条約ではセキセイインコやオカメインコなどの一部の種類を除き、すべてのインコが商取引の規制の対象となっています。

日本におけるインコ

日本における鳥類飼育の歴史は古く、飛鳥時代には大型のオウムやクジャクなどが天皇に献上されたことが記録されています。また、平安時代の「源氏物語」「枕草子」には雀のヒナを育てる遊びが書かれているほか、平安時代の終わりから室町時代にかけてはヒヨドリやウグイスの鳴き声を競わせることが貴族の間で流行しました。

鳥類を愛でる向きはこのように古来からありましたが、江戸時代に入ると中国から出島を通して西洋のインコやオウムたちが日本に入ってきます。庶民の間ではメジロやヒバリなどが盛んに飼育されたのに対し、インコは主に見世物として扱われ、大型で派手な模様を持つものが人気になりました。宝暦8年(1758年)には、両国広小路で「唐鳥(とうちょう)」の見世物が現れ、ダルマインコやオウムなどを展示して大評判となったことが記録に残っています。インコたちは中国から入ってきたため、当時の人々は彼らがインドや南米が原産だったことを知らず、「唐鳥」(中国の鳥)と呼んでいました。また、インコとオウムの間には区別はありませんでした。

明治時代になると外国の鳥類がより多く日本に入ってくるようになりますが、明治37年から38年ごろにはセキセイインコが輸入され、大正末期ごろには盛んに飼育されはじめ、巻き毛の変種も登場します。セキセイインコ(背黄青鸚哥)という和名は、背の色が黄色や青だったことから名づけられました。

戦前から70年代にかけては多くの珍しい種類を含む数多くのインコが輸入されますが、徐々にブームは下火となっていきます。しかし、1980年にワシントン条約が日本でも施行されると、バブルの気風にも乗って高級なインコを入手し飼育することが再び流行します。こうした流行はバブルの崩壊とともに多少の落ち着きを見せたものの、ペットとして飼われていた個体が逃げ出し、都会で繁殖する事例が多くみられます。

現在では動物たちを単なるペットではなく人生のパートナーとしてとらえる「コンパニオンアニマル」の考え方が普及するとともに、インコたちも「コンパニンバード」といわれるようになってきました。ことりカフェやインコカフェといった店も都心を中心に多く見られます。

3.身体的特徴と生態

インコの体重や体長は種類によって異なりますが、体長約15cm〜40cm、体重約50g〜300gと様々です。小型のものに比べ大型の方が寿命が長いのも特徴です。インコは人間と同じように昼間に行動し夜眠る動物です。ペットと同じ生活リズムを過ごしたいと思っている方にはピッタリです。また、インコは寒さに弱いので夏以外は小屋の中の温度を26℃〜28℃に保ちましょう。セキセイインコには「インコ臭」という独特の匂いを放つ特徴があります。「臭」というと嫌な臭いを想像される方もいると思いますが、臭いわけではなくセキセイインコの生活環境や餌で匂いは変わり、匂いが強い子もいれば全く匂いのしない子もいると言われています。

インコ=話す、というイメージを持たれている方もいると思いますが、実際インコは人間の幼児と同じくらいの知能を持っていると言われており、芸も覚えますし人間の言葉を理解しているのではないかと言われる程です。しかし、インコが人間の言葉を話すのは個体の性格が密接に関わっているようです。大人しく臆病な子に懸命に言葉を覚えさせようとしてもなかなか覚えない場合があり、逆に活発で好奇心旺盛な子は良く喋るようになるといったことがあるようです。ヒナの頃から飼えば手乗りになる事がほとんどで犬や猫と違い、狭い部屋でも飼育可能な部分もインコの魅力ですね。

4.性格・気質

インコの性格は雄と雌で異なると言われています。雄は飼い主さんと遊ぶ事やスキンシップに積極的で本能的に縄張り意識が強いです。時に、飼い主さんを求めるあまり鳴き声が大きくなる場合もあるほどです。一方、雌は比較的大人しく、雄に比べると鳴き声も小さいようです。人間の言葉を真似る事も雄より雌の方が不得意といわれています。セキセイインコは活発でコミュニケーションをとることが大好き、オカメインコは臆病、というようにインコによって性格も変わるといわれていますが一概にもインコは「この性格」とハッキリ明記するのは難しいでしょう。雄や雌による性格の違いもあくまで生物学的な特徴や統計的な事なので、自分が飼っているインコの性格や性質をきちんと見極めて理解することが大切です。

しかし、飼いやすいという点では一番ポピュラーで体の丈夫な「セキセイインコ」のような小型インコが挙げられます。ヒナの頃から育てると懐きやすく飼育もしやすいです。大型インコは繊細で神経質な性質を持っている、中々なつかない、声が大きい、体が大きいため噛む力も強い、などの問題点もあるようです。初心者が大型インコを飼う際はプロに接し方を聞く事をオススメします。大型インコは上級者向けという事を念頭に置いておくと良いでしょう。大型インコを飼う際には小型のインコを飼う時よりスキンシップを多く取るなどのケアをする事を心掛けましょう。大型インコは小型インコと違い迫力や存在感もあり頭も良いのできちんと理解すれば人生最高のパートナーになってくれるでしょう。

5.種類

オウム目インコ科は「ヒインコ亜科」と「インコ亜科」の2つの科に分けられます。

ヒインコ亜科に属するインコ

■テリハインコ属
オオサマスミインコ ・スミインコ ・キバネインコ ・キスジインコ ・ベニインコ

■ヒインコ属
クラカケヒインコ ・コムラサキインコ ・オビコムラサキインコ ・アオスジヒインコ ・ヤクシャインコ ・ヒインコ ・ホオアオインコ

■コシジロインコ属
コシジロインコ(またはユウグレインコ)

■セイガイインコ属
ズグロゴシキインコ ・フトフムネアカゴシキセイガイインコ ・ムネアカゴシキセイガイインコ ・クビワゴシキセイガイインコ ・ウェーバーゴシキセイガイインコ ・キムネゴシキセイガイインコ ・ベニシタバゴシキセイガイインコ ・ホソフムネアカゴシキセイガイインコ ・アカエリゴシキセイガイインコ ・セレベスキミドリインコ(キミドリインコ) ・エビチャインコ ・アポインコ ・ゴシキセイガイインコ ・コセイガイインコ ・ニブイロコセイガイインコ・ロリキート

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

ゴシキセイガイインコ(英名レインボーロリキート)
分類に議論があり、オウム科に分類されることもあります。

■クスダマインコ属
クスダマインコ ・アカマユインコ ・スジハラスミレインコ

■オビロインコ属
ズグロオビロインコ ・オトメズグロインコ(またはハナズグロインコ) ・シロエリズグロインコ ・ヨダレカケズグロインコ ・ショウジョウインコ ・ズグロインコ

■ハナレインコ属
ハナレインコ

■ムスメインコ属
ズアオムスメインコ ・ムスメインコ ・ムネムラサキインコ ・ノドジロルリインコ ・コンセイインコ

■ジャコウインコ属
・ジャコウインコ ・ヒメジャコウインコ ・ムラサキガシラジャコウインコ

■イロドリインコ属
ヒメムジインコ ・アカノドインコ ・ヒトツボシインコ ・ブルインコ ・タスジインコ ・コシアカキスジインコ ・ミツアカインコ
アオミミインコ ・アカジリムジインコ (おそらく絶滅種) ・アカズボンインコ ・キフジンインコ ・アカオキスジインコ ・コウゴウインコ ・オナガパプアインコ

■ヤマムスメインコ属
ヤマムスメインコ

■タカネインコ属
タカネインコ ・アルプスインコ

インコ亜科に属するインコ

■ミヤマオウム属
ミヤマオウム ・カカ ・キムネカカ

■ケラインコ属
キガシラケラインコ ・キバラケラインコ ・アオボウシケラインコ ・シマバラケラインコ ・ソロモンケラインコ ・アカガシラケラインコ

■アラゲインコ属
アラゲインコ

■イチジクインコ属
ホオグロイチジクインコ ・イチジクインコ

■クサビオヒメインコ属
クサビオヒメインコ ・アカノドミミカザリインコ ・ミミカザリインコ

■バンジロウインコ属
バンジロウインコ

■ルリゴシインコ属
ルリゴシインコ

■クビワインコ属
キクビワインコ ・サイシキインコ・ヒメクビワインコ ・マダラガシラインコ

■アカガオインコ属
アカガオインコ ・ミドリガシラインコ ・キガシラインコ

■ウチワインコ属
ウチワインコ ・ルソンズアカウチワインコ・ミンダナオズアカウチワインコ ・パラワンウチワインコ・ミドリウチワインコ ・ズアオウチワインコ ・アオバネウチワインコ ・ズアカウチワインコ ・スミレガシラウチワインコ

■オオハナインコモドキ属
オオハナインコモドキ ・コオオハナインコモドキ ・ササハインコ ・クロビタイオオハナインコモドキ

■オオハナインコ属
オオハナインコ(メスはオオムラサキインコとも呼ばれる)

■アラゲインコ属
アラゲインコ

■キンショウジョウインコ属
キンショウジョウインコ(オウオウム) ・キガタキンショウジョウインコ ・オウインコ ・ハルマヘラオウインコ

■ハゴロモインコ属
ハゴロモインコ ・ハゴロモインコモドキ

■ミカヅキインコ属
ミカヅキインコ ・オグロインコ(オトギインコ) ・テンニョインコ

■ユーカリインコ属
ユーカリインコ、アヤクサインコ ・マキエゴシキインコ属 ・コダイマキエインコ ・ミドリマキエインコ ・マキエゴシキインコ

■ヒラオインコ属
アカビタイキクサインコ ・アカクサインコ ・キクサインコ ・キアカクサインコ、(ルイチガイアカクサ) ・ナナクサインコ ・ホオアオサメクサインコ ・ズグロサメクサインコ・ココノエインコ

■ハナガサインコ属
ハナガサインコ

■ビセイインコ属
ビセイインコ ・セイキインコ(ニシキインコ) ・ハナガサインコ ・キビタイヒスイインコ、ニシキビセイインコ ・ヒスイインコ、ズグロキガタオウム ・ゴクラクインコ(おそらく絶滅)

■アキクサインコ属
アキクサインコ

■キキョウインコ属
ワカバインコ ・ワカナインコ ・イワクサインコ ・キキョウインコ ・ヒムネキキョウインコ ・アカハラワカバインコ

■オトメインコ属
オトメインコ(ツバメインコ)

■アオハシインコ属
アオハシインコ ・キガシラアオハシインコ・ムジアオハシインコ ・ノーフォークインコ ・タヒチアオハシインコ ・ウリエテアオハシインコ

■ヘイワインコ属
キゴシヘイワインコ ・ヘイワインコ

■メンカブリインコ属
キサキインコ ・アカメンカブリインコ ・メンカブリインコ

■クロインコ属
クロインコ(またはウスズミインコ) ・コクロインコ

■セキセイインコ属
セキセイインコ

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

セキセイインコ

■キジインコ属
キジインコ

■ヒメフクロウインコ属
ヒメフクロウインコ

■フクロウオウム属
フクロウオウム

■マスカリンインコ属
マスカリンインコ

■ヨウム属
ヨウム ・コイネズミヨウム

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

ヨウム

■ハネナガインコ属
ハネナガインコ ・ズアカハネナガインコ ・チャガシラハネナガインコ ・ネズミガシラハネナガインコ ・アカハラハネナガインコ ・ムラクモインコ ・クロクモインコ ・アカメチャガシラハネナガインコ ・キビタイハネナガインコ

■ボタンインコ属
カルカヤインコ ・コハナインコ ・ハツハナインコ ・コザクラインコ ・ルリゴシボタンインコ ・キエリボタンインコ、(キエリクロボタン) ・クロボタンインコ ・ワカクサインコ ・リリアンボタンインコ

■サトウチョウ属
ミドリサトウチョウ ・シュバシサトウチョウ ・サトウチョウ ・ズアカサトウチョウ ・セレベスサトウチョウ ・コシミノサトウチョウ ・サンギヘサトウチョウ ・ノドアカサトウチョウ ・ミドリビタイサトウチョウ ・コハナサトウチョウ ・キムネサトウチョウ ・ハナサトウチョウ

■ホンセイインコ属
オオホンセイインコ、(インドオウム) ・セネガルホンセイインコ ・ワカケホンセイインコ、(ツキノワインコ) ・ズグロコセイインコ ・コセイインコ、(ムラサキコセイ) ・セイロンミドリワカケインコ ・オオダルマインコ・ダルマインコ ・オナガダルマインコ ・ミドリオオホンセイインコ ・シマホンセイインコ ・ロドリゲスダルマインコ ・ハイガシラホンセイインコ ・チュウコセイインコ ・バライロコセイインコ ・ミドリワカケインコ・アオムネオオダルマインコ

■スミレコンゴウインコ属
スミレコンゴウインコ ・コスミレコンゴウインコ ・ウミアオコンゴウインコ

■アオコンゴウインコ属
アオコンゴウインコ

■コンゴウインコ属
ルリコンゴウインコ ・アオキコンゴウインコ ・ミドリコンゴウインコ、(オオミドリコンゴウ) ・ヒワコンゴウインコ・コンゴウインコ、(アカコンゴウインコ、ハーマー) ・ベニコンゴウインコ ・アカミミコンゴウインコ ・キエリヒメコンゴウインコ・ヒメコンゴウインコ ・ズグロヒメコンゴウインコ ・アカビタイヒメコンゴウインコ ・コミドリコンゴウインコ ・チュウコミドリコンゴウインコ ・ミイロコンゴウインコ ・ヤマヒメコンゴウインコ

■クサビオインコ属
ニョオウインコ、(ミカドインコ) ・トガリオインコ ・テリハメキシコインコ ・アカビタイメキシコインコ ・ミドリズアカインコ ・ベニガオメキシコインコ ・オナガアカボウシインコ・メジロメキシコインコ ・アカガタミドリインコ・ホシメキシコインコ ・ゴシキメキシコインコ ・ナナイロメキシコインコ、(トキムネインコ) ・コガネメキシコインコ ・シモフリインコ ・チャムネメキシコインコ、(ジャマイカインコ) ・メキシコインコ、(ハーフムーン) ・チャノドメキシコインコ (or サントメインコ) ・シャボテンインコ ・テツバシメキシコインコ ・オオメキシコインコ

■クロガミインコ属
クロガミインコ、(ズグロメキシコインコ)

■ミヤマインコ属
ミヤマインコ

■キミミインコ属
キミミインコ

■ハシブトインコ属
ハシブトインコ ・クリムネインコ

■カロライナインコ属
カロライナインコ

■イワインコ属
パタゴニアイワインコ ・チリーイワインコ

■ウロコメキシコインコ属
アオマエカケインコ ・ウロコメキシコインコ ・シンジュウロコインコ、(アカハラウロコインコ) ・アオシンジュウロコインコ・ホオミドリウロコインコ ・ホオジロウロコインコ ・アカオウロコインコ ・キシタバウロコインコ・オグロウロコインコ ・イワウロコインコ ・ボリビアウロコインコ ・ミドリアカオウロコインコ ・エルオロウロコインコ ・ムナジロウロコインコ ・キンソデウロコインコ ・アカミミウロコインコ ・ズアカウロコインコ ・ホオベニインコ

■コイミドリインコ属
コイミドリインコ ・ハシナガインコ

■サザナミインコ属
ユウギリインコ ・シトロンインコ・サザナミインコ、(トラフインコ、シマペリコ) ・クネンボインコ ・チャビタイインコ

■ルリハインコ属
アオメルリハインコ ・マメルリハインコ ・キガシラマメルリハインコ ・メキシコルリハシインコ ・テリルリハシインコ ・ハシブトルリハシインコ ・アオハシルリハシインコ

■ミドリインコ属
オナガミドリインコ ・キソデインコ、(カナリヤインコ) ・ワタボウシミドリインコ ・ミドリインコ・アマゾンミドリインコ ・キンバネミドリインコ ・キボウシミドリインコ ・キカタインコ

■スズメインコ属
ミドリスズメインコ ・アマゾンスズメインコ

■イロオインコ属
フジイロオインコ ・クロビタイイロオインコ ・アカビタイイロオインコ ・アオビタイイロオインコ ・アカムラサキオインコ ・セグロイロオインコ ・コガネオインコ ・ハマダラインコ

■シロハラインコ属
ズグロシロハラインコ ・シロハラインコ

■カザリインコ属
ヒガシラインコ ・アカミミインコ ・メカシインコ ・キンホオインコ ・アカメインコ ・クロズキンインコ

■ハゲインコ属
ハゲインコ

■ヨツボシミドリインコ属
ヨツボシミドリインコ

■アケボノインコ属
アケボノインコ ・ヨゴレインコ ・アケボノインコモドキ ・バラガシラインコ ・シロガシラインコ ・メキシコシロガシラインコ ・ドウバネインコ ・スミレインコ、(スミレオウム)

■ボウシインコ属
エリマキボウシインコ ・サクラボウシインコ ・ミミグロボウシインコ ・コボウシインコ ・キバナコボウシインコ、(キバナボウシ) ・カラカネボウシインコ ・アカソデボウシインコ、(キソメボウシ) ・メキシコアカボウシインコ ・フジイロボウシインコ ・キホオボウシインコ ・ウロコボウシインコ ・アカオボウシインコ ・アカボウシインコ、(ズアカボウシ) ・キガオボウシインコ、(キンガオボウシ) ・ムラサキボウシインコ ・ワキアカボウシインコ ・キボウシインコ ・アオボウシインコ・キビタイボウシインコ ・オオキボウシインコ ・オオキボウシモドキ ・キエリボウシインコ ・キソデボウシインコ ・ネズミエリボウシインコ ・キガシラムジボウシインコ、(ムジボウシインコ) ・カワルボウシインコ ・ブドウイロボウシインコ ・アカノドボウシインコ ・オウボウシインコ ・ハシグロボウシインコ ・アカビタイボウシインコ ・アカオボウシインコ ・イロマジリボウシインコ ・ミカドボウシインコ・ラブバード

■ヒオウギインコ属
ヒオウギインコ、(ヒセンインコ)

■アオハラインコ属
アオハラインコ

6.お手入れ

爪切り

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

人間同様、インコの爪も伸びます。飼い主さんのなかには「爪切りをしない」方もいらっしゃいます。しかし、爪が伸びてくると絨毯やカーペット、洋服やカーテンに引っ掛かり、飛び立つ際に爪がもげてしまう可能性があります。また、インコを腕、頭に載せたときに傷つき血がでてしまうこともありますので、爪切りのタイミングの目安にしましょう。

■爪を切るタイミング
・絨毯やカーペット、洋服に爪をとられる
・載せたとき、飼い主さんが「痛い」と思う
・爪が魔女の爪のように、長く変形している

爪切りは動物病院でもやってくれますが、それだけで病院に行くのは大変ですよね。飼い主さんの手で切ってあげれるといいでしょう。

・爪切りを行う際のポイント

爪切りをする際の大切なポイントは「インコをしっかりと保定する(つかまえる)こと」です。中途半端なつかまえ方だとインコが暴れ、その際に翼などを傷めてしまいます。コツは手の平でシッカリ包み込み、頭、翼を指で固定します。手が怖い場合は、タオルで包み込むのもいいでしょう。手巻きずしのイメージで丸め込むとインコは暴れず、足だけ出るので切りやすくなります。

・爪切りに使用する道具

爪切りにはインコ専用のものもありますが、なにより使い慣れた人間用のもので十分です。また、インコの爪は途中まで血管が通っているため、見誤って血管を傷つけ、出血するということが多々あります。そんな時のために、市販されているペット用止血剤を準備しておきましょう。この止血剤は片栗粉で代用でき、最終手段として線香で爪を焼き、血をとめることもできます。

■用意する道具
・爪切り(インコ用、もしくは使い慣れた人間用の物)
・出血したときのための、ペット用止血剤(片栗粉か、線香で焼くことにより代用可)

取り掛かる際は2人で臨むのが楽です。片方がインコをつかまえ、もう片方がインコの指をつまみ、爪を切っていくと安全です。切る際はインコの指を1本1本つかまえ、動かないようにしましょう。足首だけだと暴れたとき爪切りで違うところを傷つけてしまう可能性があります。また切る際は、一気に爪を切っていくのではなく、少しずつ少しずつ切っていきます。爪が白い場合、内部に走る血管が見えますので、ある程度目途を付けて切っていけるでしょう。しかし、黒爪の場合はそうはいきません。少しずつ切り、その都度出血の有無を確かめるのがベストです。爪の断面を指で触り、血がついていれば止血してお終いにしましょう。

くちばしを切る

インコの爪やくちばしが異常に伸びてきたら、肝臓系の疾患を疑いましょう。魔女の爪や鼻のように、歪んだ形になっていたら病気のサインです。

・くちばしの伸びすぎは病気のサイン
・伸びてきたら獣医に診せる
・家では、ヤスリなどで削る程度にとどめる

羽根切りについて(クリッピング)

インコの風切羽を切ることをクリッピングと呼びます。これをすることによってインコが飛びにくくなり、ニワトリのように少ししか飛べなくなります。賛否両論あるクリッピングには以下のようなメリットとデメリットがあります。

○メリット
・逃げることを防ぐ
・飛んだ際の事故を防止する(壁にぶつかる、人に飛びかかるなど)

○デメリット
・飛びにくくなり、ストレスになる

デメリットはとてもわかりやすいですね。鳥から飛ぶことを奪えば、大きなストレスになってしまいます。逆にメリットとしては、飛行をコントロールすることで、逃げ出しを防ぐことができる点です。ペットであるインコが外の世界で生きていける可能性はとても低いです。カラスなどの天敵もいますし、エサを探す手段も知りません。「逃げる=死」と考えて間違いないでしょう。

また飛んだ際の事故防止になります。放鳥したとき、インコは元気よく飛び回ります。しかし、家は空と比べると非常に手狭で、勢い余って壁に激突して死んでしまうなどの事故が頻発します。また中型~大型インコの場合、興奮すると人に襲い掛かってくる場合があり、それを防いでくれます。怪我をしたインコが不用意に飛ばないように、獣医さんがクリッピングを施すこともあります。

・実際にクリッピングをする際は、獣医さんにお願いしましょう。

インコの飛び方を想定した上で適切なクリッピングをできるのは獣医さんだけです。家でクリッピングして想定外のことが起きてしまう可能性があります。例えば「ちゃんと切ったハズなのにインコが想像以上に飛んでしまって逃げられた」などです。また逆に「切りすぎてしまい、インコが滑空できずに落ちて怪我をしてしまった」という事態も起こりえます。切る場合はきちんとしたクリッピングを施してあげましょうね。

7.かかりやすい病気・寿命

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

栄養不足

病気とまではいかないまでも、インコは栄養不足による体調不良がとても起こりやすいです。特に「ビタミンA不足」「カルシウム不足」「ヨード不足」による体調不良が多いため、インコの調子が悪いときは、これらの栄養不足を疑いましょう。それぞれの体調不良には特徴があります。

■ビタミンA不足
目の周囲がポッテリと腫れ、鼻水がでてくる。青菜類や果物でビタミンAを補給してあげましょう。

■カルシウム不足
ぐったりとしていて、動きが遅い。悪化すると横たわってしまう。卵が産めなくなる卵詰まりを誘発する可能性がある。これを解決するにはイカの骨やボレー粉などを定期的に与え、常にカルシウムを摂取できるようにしておきましょう。

■ヨード不足
貝の殻などに多く含まれるミネラル、ヨード。これが足りなくなると甲状腺に異常がでてしまいます。これを補給するにはボレー粉(貝殻の粉)が一番です。ボレー粉はしっかりと水洗いしてから食べさせるようにしましょうね。

オウム病

クラミジアを原因として発症するオウム病。これはインコだけでなく、人間にも感染しうる病気です。

症状(インコの場合)
・さえずりが少なくなり、水浴びもしなくなる
・水、エサをとらなくなる
・飛ばなくなり、動きが悪くなる
・羽を逆立てる。お尻、口、目のまわりが汚れる
・足と翼が震える、もしくはマヒする

症状(ヒトの場合)
・軽いインフルエンザのような症状
・悪化すると肺炎のような症状になる
・重症化すると全身症状が表れ、臓器不全に陥る

オウム病は予防ワクチンがありません。早期発見、早期治療が特効薬です。もしも飼われているインコの様子が著しく悪い場合、すぐに病院へ行きましょう。

そのう炎

インコの体の器官、「そのう」。食べたものを胃に通す前に1度貯め込み、そこでふやかし消化しやするという役目があります。「そのう炎」とは、その器官で炎症が起きている状態を指します。これは貯め込んだ食べものがカビてしまったことにより引き起こされます。これは主に幼鳥に起きる病気です。古い挿しエサや人間の食べものを与えることが原因になると言われています。

症状
・吐き気、嘔吐、生あくび
・インコの口が臭く、水をたくさん飲むようになった
・喉や口をこすりつけるようになる

これらのサインが幼鳥にあったときは「そのう炎」を疑いましょう。これを放置するとそのうから更なる感染症が広がってしまいます。飼い主さんが対処できる病気ではないので、早期発見、早期治療がとても大切です。

痛風

セキセイインコによく見られる痛風。痛風を引き起こすのは尿酸です。普通は腎臓を通して尿となり、体外へ排出されますが、腎臓の不調などで尿酸が排出されないと痛風になってしまいます。この尿酸がどこに沈着するかによって、痛風の種類が変わります。

■内臓痛風
・尿酸が内臓に沈着
・食欲不振、元気がなくなる
・突然死してしまうことも
・発見が難しい。血中尿酸値の上昇が唯一のサイン

■関節痛風
・足の関節に尿酸がたまる
・関節部分に黄白色の隆起(いぼいぼ)ができる
・痛いので足をあげたり、止まり木にのぼれなくなる
・悪化すると食欲がなくなり、羽を膨らませるようになる

痛風の原因はビタミン・ミネラルの不足、過剰摂取や水分不足、またタンパク質をとりすぎることにより発症します。治療が難しい病気なので、飼い主さんとしてはシードだけではなく青菜をあげたり、タンパク質を摂取させすぎないようにするなど、食事面の管理が重要になってきます。また老齢のインコが発症しやすい病気でもあるので、長く飼ってるインコにはより一層食事面で気を遣ってあげる必要があります。

8.しつけ

ここでは特に、鳴き癖、噛み癖、鳥かごに戻らない、というインコの問題行動に対するしつけについて紹介します。

鳴き声への対策

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

インコを飼う上で悩ませれる1番多くの問題は"鳴き声"です。言葉をなさない「キーキー」といった鳴き声は不快なだけでなく、テレビの音も聞こえない程大きく、頭痛がする、眠れない、など共に生活を送る上で、とても深刻な問題となります。インコの鳴き声と上手に向き会うための工夫と対策についてみていきましょう。

・朝、明るくなると鳴く

朝日によって鳴き、早朝に起こされてしまう場合は、カーテン等による部屋自体の朝日のコントロールの他に、鳥かごに直接布をかけ、ダブルで遮光することが有効です。昼行性であるインコは暗い間は目も効かず大人しくしています。ですが1日中暗い環境にしておくのはインコの健康を損ねることになりますので、布をはずすのを忘れない様にしてください。

・言葉や、歌を覚えさせる。

やみくもに鳴きまくる鳴き声と、言葉や、歌を歌っているケースでは、飼い主さんのストレスが違います。お喋りなインコには言葉を覚えさせましょう! 特にセキセイインコのオスは、お喋りが得意です、飼い主さんとのコミュニケーションになります。

・インコのストレス対策を行う。

インコがストレスから必要以上に鳴いている場合があります。鳥かごから出して、フリーの日を作ってあげたり、水浴び、おもちゃをカゴに入れてあげる、鳥かごごとベランダに出して日光浴させることなどによって、インコのストレス対策、気分転換をおこないましょう。
また、鳥かごの位置を普段と変えるとインコが不快に感じることもある為、しつこく鳴き続ける際の罰として移動するのも効果があります。

噛み癖への対策

歯のないインコですが、噛まれると飼い主さんが出血するケガを負うことがあります。まずは噛むのがいけないことだとインコに教える必要があります。

・叱る

インコに噛まれた際の対応としては「イケナイ!」と言葉で叱る、睨む、罰を与える、等が有効です。言葉のトーンや雰囲気などで伝わるのが一番ですが、それでもダメな場合はインコが不快に感じる行動を取り入れたしつけを行いましょう。具体的には、インコがとまっている手をグラグラと揺らしながら叱り、噛むのをやめたら揺らすのをやめる。噛まれたら息を吹きかける。罰として不慣れな場所に一定時間隔離する。などの方法があります。

・インコのストレスを減らす

産卵期のインコがそうであるように、ストレスを抱えたインコは気が短くなり飼い主さんを噛むことがあります。おもちゃを与えたり、歌や芸を覚えさせたりすることでその子の世界は広がり、問題行動は減少します。また、その子がなにに反応して噛みつくのか把握しましょう。怒りや、拒否、嫉妬、など意思表示として噛みついている場合飼い主さんがインコの嫌がる行動を減らすことも必要です。

かごに戻らない

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

インコが鳥かごに戻ってくれないという問題が飼い主さんのストレスになる場合には以下のような方法がおすすめです。

・ご飯の時間を設定して、エサで呼びいれる。

普段から餌を食べ放題にしておかず、ご飯の時間を設定する事で、カゴに戻すことが出来ます。一日に必要なご飯の量を調べて与えることで、インコの体調管理にも役立ちます。

・部屋を暗くして捕まえる。

カゴに戻されることを察知して、呼んでも来ない、逃げ回って捕まえられないインコは、部屋を暗くすることで、動きを遅くし捕まえやすくすることが出来ます。薄暗くなる事で視界が悪くなり、動きが鈍くなるインコの特徴を利用します。

9.おしゃべり

インコがおしゃべりする理由

インコは時に人間の言葉や生活音を真似します。動画サイトには、そんな「おしゃべりインコ」の動画がたくさんありますよね。では、どうしてインコはおしゃべりするのでしょうか? その理由はとても簡単『飼い主さんとコミュニケーションをとりたいから』です。インコは仲間内でのコミュニケーションが大好きです。ペットショップなどで多頭飼いされている場合、騒がしいほどに鳴き声が聞こえますよね。あれは友人同士でおしゃべりしているようなものなのです。

人間の言葉や生活音を真似るインコも、それと同じです。「言葉・音」という道具を使って、パートナーである飼い主とコミュニケーションをとろうとしているのです。

もしも、あなたのインコが人間の言葉で話しかけてきたら、なんでもいいので返事をし「言葉のキャッチボール」をしてあげることがとても大切です。この何でもないコミュニケーションが、インコにとっては最上の喜びだからです。このときのポイントとしては、本当に楽しそうに話してあげるようにすることです。

しゃべりやすいインコの種類

インコの種類によって、しゃべってくれるかどうか、その難しさが変わります。一般的にしゃべりやすい、しゃべりにくいと言われている種類を紹介します。

■しゃべりやすい
・セキセイインコ(オス)
・オカメインコ(オス)
・マメルリハ
・ヨウム(大型インコ)
・ボウシインコ(大型インコ)

■しゃべりにくい
・メスのインコ全般
・コザクラインコ
・ボタンインコ

特におしゃべりなのがセキセイインコのオスです。ペットショップで個体を選ぶ際、人間をよく見つめていて、なおかつ手を入れても逃げないような人間に興味を持っている子が、将来的におしゃべりになる可能性がとても高いです。またオカメインコもセキセイほどではないにしろ、おしゃべりしてくれます。逆にしゃべりにくいと言われているのが、メスのインコ全般です。そしてコザクラやボタンも、おしゃべりを苦手としています。なので、どうしてもしゃべるインコを飼いたい方は、セキセイのオスをご検討ください。

ただし注意して頂きたいのは、「確実にしゃべる保証はない」ということです。オスのセキセイでもしゃべらない子は喋りません。逆にしゃべりにくいと言われる種類、性別のインコでも、愛情と環境次第ではしゃべる可能性があります。しゃべる、しゃべらないはインコの性格による部分もあるので、しっかりと性格などを見極めてから迎え入れたいですね。

インコにしゃべってもらうには

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

大切なのはインコに信用してもらうということです。インコは仲間と認めた相手にしか話しかけません。相手が好きだからこそ、相手の言葉を真似し、もっと仲良くしようとするのです。なので、心掛けるとすれば、

・インコの前で誰かと話すときは、楽しそうにする
・話しかける際は、おしゃべりの練習ではなく友だちに話しかける感覚で
・無理矢理なおしゃべりトレーニングはストレスになる

インコが思わず話に入りたくなる。そんな楽し気な雰囲気を家の中につくれば、おのずとインコは言葉を覚え、会話に参加して来るでしょう。また、インコへ言葉を教える際は、友だちに話しかける感覚で臨むのが吉です。肩に力を入れすぎるあまり、おしゃべりがギスギスしてしまってはインコにとってストレスになりかねません。「しゃべったらラッキー」程度の認識で取り組みたいですね。

10.産卵と繁殖

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

インコのメスは一羽でも発情期を迎えると卵を産みます(無精卵)。産卵の回数が増えると「卵詰まり」や「卵管炎」と卵にまつわる病気にかかる可能性があったり、カルシウムが不足しがちになるため繁殖を行わない場合は必要に応じて発情管理をしましょう。
またオスメス問わず性格が怒りっぽくなりますが、発情期が終われば元に戻ります。オスは発情期になるはメスへのアピールとして行われる「吐き戻し」という行動をとります。エサを戻してしまっても、病気ではないので安心してください。

インコの交尾は、オスがメスの上に乗り、肛門をすり合わせる形で行われます。オスが射精し、受精がうまくいくと有精卵が産卵されます。卵が産まれ抱卵を始めるとメスはあまり巣箱からでてこなくなります、栄養価の高い餌に切り替えてあげましょう。卵のお世話は検卵の時を除いて、インコ自身に任せましょう。卵は20日~30日程で孵ります、抱卵を初めて10日過ぎたころからは検卵も行わず、ヒナが生まれてくるのを待ちましょう。

11.飼育用品

ケージ

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

・サイズの目安

○小型インコ→ケージの底が35×35センチ以上、高さ40センチ以上
○中型インコ→ケージの底が45×45センチ以上、高さ60センチ以上

ケージはインコのお家。翼を十分に広げられる大きさにしてあげましょう。ケージサイズが小さすぎるとストレスになりますが、大きすぎてストレスになることはありません。あまり放鳥できない環境であるならば、大き目のケージをチョイスしてケージ内でインコが運動できるようにするなど、生活環境を考慮したうえで選びたいですね。

・材質は塗装のないものがいい

インコはケージの網をよく噛みます。表面に塗装があった場合、インコが噛んでその塗料が入ってしまうケースがあります。もちろん、市販されている以上は無害な塗料を使っているのですが、インコはデリケートな面があり、簡単に体調を崩してしまう場合があります。なので、選べるのであれば塗装のないものを。自然由来ということで木製のケージに目がいきがちですが、前述したように網を噛むので、木製だと壊されてしまいます。
軽さを重視するならアルミ製を。耐久性を考えるならステンレス製をチョイスしましょう。

・とにかく、インコが逃げないことを第一に考える

利便性を考えたケージがいくつかあります。例えば、フンを切る網がトレーと一緒に引っ張り出せるものであったり、ケージの上部分と下部分を切り離しできるものであったり。こういったケージは飼い主さんの掃除をとても楽にしてくれる優れモノですが、トレーを動かしているときにできる隙間にインコが挟まってしまったり、逃げ出すようなケースがあります。便利だからと言って、インコが逃げてしまっては元も子もありません。なので、そういった機能性を求める際でも「インコが逃げてしまわないか」ということを念頭におきましょう。

止まり木

インコにとって定位置となる止まり木。人間でいうところのソファーのようなもので、ここにとまってリラックスします。止まり木は重要で、太さが正しくないと足に負担がかかり、逆に細すぎると爪が伸びやすくなるなど、色々な弊害が起きます。

■理想的な止まり木とは

・インコがつかんだとき、円周の3分の1程余白ができる
・表面がボコボコしたもの
・インコがよく齧るので、木製などのものがいい
・設置する際は、下に水・エサ入れがないようにする(止まり木でフンをするため)

表面に凹凸がない止まり木は一見するとインコにとって良さそうですが、実は逆効果。というのも、表面が平坦だとインコの足の同じ場所に圧がかかり続けるため、負担になりやすいからです。表面がボコボコしていると圧が分散されるため、インコの足にとてもいいと言われています。

そして材質にも注意してください。インコは止まり木を齧ります。プラスチック製のものでも容赦なく齧るので、そのままプラスチックを飲み込んでしまうことも。なので、できるだけ材質は自然由来のものを選びましょう。またインコは止まり木にとまったままフンをするので、真下に水・エサ入れを置かないように。購入する際のオススメは表面デコボコの「シェイプパーチ」などです。

エサ入れ

エサ入れはケージ購入時に付属品としてついてきます。しかし、飼い主さんの声をネットで調べてみると、「付属品は底が深く、ご飯の量の調節ができないし、底まで洗いにくくて汚れが溜まって衛生的ではない」という意見が多々見受けられます。そのためエサ入れはケージの付属品とは別に吟味することが大切になってきます。

エサ入れを購入する前に気を付けたいのが"ゲージとメーカーが合わない場合、エサ入れをうまく設置できない事がある"という点です。「頑張って選んだエサ入れが置けない」そんな状態を避けるためにも、まずケージを選ぶ際に、別売りの付属品が充実しているメーカーを選んだり、エサ入れから先に探してみるなどしてみましょう。エサはインコの健康に直結します。食べやすいエサ入れだとインコの食いつきも違ってくるので、しっかりと選んであげたいですね。

エサ入れのバリエーションとしては

・器取り外し可能で、なおかつ煮沸できる
・エサの飛び散り防止カバーつき
・壊れにくいステンレス製
・深型、浅型

などなど、様々なものが販売されています。インコに合うものは必ずありますので、諦めずに探してみてくださいね。

水入れ

インコの場合、水を汚しがちなので1日2回ほどは水の交換が必要です。インコは水入れにエサを入れてみたり、顔を突っ込んで水浴びしてみたり、水入れで用を足したりします。キレイだった水がものの1時間で汚くなるケースも。また、水入れが大きいと、そこでインコが水浴びを始めることもあります。それ自体はインコの遊びとしてとてもいいのですが、老齢のインコになると、そのまま溺死してしまうという事件が起こってしまいます。設置場所によっては水浴び中に翼が網に引っ掛かってしまい、そのまま溺死というパターンもあり得るので、そういった点も注意が必要です。その為、水入れを選ぶ際には以下のような点に考慮し選択します。

○洗いやすさと取り扱いやすさ
○大きすぎてもよくない

また各メーカーは飼い主さんのニーズに合うように、エサ入れ同様バリエーション豊かな水入れを販売しています。例えば、

・半月カップ型
・バナナ型(網の外に引っ掛けて飲み口がケージ内に出るタイプ)
・タンク型
・おちょこ型

などなど。材質もたくさんあり、ステンレス製から陶器、プラスチック製まで揃っています。水入れは衛生状態が大切になるので、「洗いやすさ」と「取り扱いやすさ」を念頭に選びたいですね。

青菜入れ

インコに不足しがちなビタミンAの供給源となる"青菜"

"青菜入れ"というワードにピンとこない方もいらっしゃると思います。犬や猫では、ペットフードだけで栄養が補われますが、インコでは少し事情が変わってきます。インコの主食となるご飯「シード」はビタミンAを少量しか含有しません。このビタミンAはインコにとっての必須栄養素であり、不足すると病気になってしまいます。そのため、ビタミンA豊富でインコが食べられる青菜が必要になってきます。

・青菜入れ選びのポイント

インコは時に青菜で遊びます。食べずに引きちぎって散らかしたり、青菜入れから引っ張り出して捨ててしまったりと、とても自由です。ちぎり対策はできませんが、引っ張り出し対策なら可能です。「青菜入れに水を少量注ぎ、根本をティッシュでくるんだ青菜を深く入れる」これをすることによってティッシュが水で膨らみ、青菜が容器に固定されるので抜けにくくなります。青菜入れがなくとも洗濯バサミで青菜を網に固定しておけば、インコが食べてくれる場合もあります。青菜入れは容器選びよりも、どう青菜を固定していくかがポイントになってくると思います。

おもちゃ

インコはおもちゃが大好きで、よく遊んでストレス発散をします。逆におもちゃがないと攻撃的になり、飼い主さんになつかなくなったり、エサなどを散らかしたり、ケージを破壊するほど暴れるなどしてしまいます。おもちゃを選ぶポイントは、インコの性格に合わせるということです。

・動くの大好きな子→止まり木やハシゴ、ブランコ
・おしゃべり大好きな子→人形や鏡
・ストレス発散遊びが好きな子→かじり木
・音を出すのが好きな子→タンバリン、鈴、ベルなど音の出るもの

また、それぞれのおもちゃを合わせたものも販売されています。例えば、シーソー型のブランコに鏡がついたもの(スイングミラー)や、ぬいぐるみに鈴が入っていて、動かすと音がなるものまで本当に多種多様です。アスレチック系のおもちゃは100均などで材料を買い集め、自作することも可能です。ただ素材には注意が必要です。鈴などは鳥専用のものを買うようにしましょう。重ねて注意したいのはインコにも内気な子がいるという点です。そういったインコは新しいぬいぐるみや鏡などのおもちゃに怯え、ストレスを感じてしまう場合があります。新しいおもちゃをケージに入れてから、八つ当たりするようにエサをぶちまけるようになった……そんな異変が起きたら、おもちゃとの相性を疑いましょう。

塩土(必要に応じて)

塩を含んだ土、塩土(えんど)。鳥は歯がない生き物です。歯の代わりとなるのが、胃の一部にある砂嚢(さのう)です。この砂嚢には砂や小さな石が貯められています。鳥は歯の代わりにその石・砂を使い、胃の中で食べ物をすりつぶします。その石・砂の補充をさせるために、この塩土が必要だと考えられていましたが、注意すべき点も多いため獣医師さんに相談の上必要と判断したときのみ使用しましょう。

・石や砂を取りすぎると「グリッドインパクション」という砂嚢の病気にかかる
・塩分取りすぎにより病気になりやすくなる

グリッドインパクションにかかったインコは、吐き気や嘔吐の症状に襲われ、エサを食べられなくなってしまいます。また、塩分取りすぎも腎不全などの病気を誘発しやすくなる為、注意が必要です。腎不全は一度かかってしまうと一生ものの病気になってしまうので、獣医さんのなかには「塩土は絶対与えないで」と指導する方もいらっしゃいます。

・塩土を与える際に注意する点

塩土を与える際は以下の点に注意しましょう。

・フンに小石、砂が混ざっているか→混ざっている=小石、砂を取りすぎている
・与えた際、塩土が急激に減っているか→減るペースが速い=塩分取りすぎになる

これらのサインがあれば、塩土を与えるのをやめましょう。塩土を与える頻度は月に1度で十分だと考えられています。健康面を考えれば、ケージに常備せずごくまれに短時間だけ入れておく程度で十分です。

カットルボーン(必要に応じて)

イカの甲羅の骨をカットルボーンと呼びます。これを入れておくことで、インコが勝手に齧り、ストレス発散とカルシウムなどのミネラル補充に役立ちます。ネズミの前歯同様、インコのクチバシは伸びつづけます。このカットルボーンを齧ることによってクチバシが削られる効果もあります。ただ、このカットルボーンも塩土と同様に、獣医さんによっては「あげなくてもいい」と指導される場合があります。カットルボーンはミネラル、カルシウム、ヨウ素の補給に優れるものとして考えられていますが、摂取しすぎは体に毒となります。その為、量を調整しやすいボレー粉でミネラル類の摂取量をコントロールしつつ、かじり木などでクチバシの伸びに対応するなど、飼い主さんも臨機応変に動く必要があります。以上のことからも、カットルボーンは必須品ではなく、週に1~2回ほどケージに入れてあげる程度で十分です。

まとめ

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

犬や猫とは違った魅力をもつインコ、言葉を覚えさせてみたり、水浴びをさせたり、臭いを嗅いでみたり……。家族に迎える際には、種類ごとの性格や性質を理解し、選択しましょう。インコの魅力を追求してみてくださいね。

内容について報告する