未来のペット医療への支援 日米共同の 『獣医学専門医育成プロジェクト』

未来のペット医療への支援 日米共同の 『獣医学専門医育成プロジェクト』

多くのペットが飼い主さんと過ごしている日本では、ペットの医療もその分充実しています。しかし、ペット医療の先進国であるアメリカは、もっと進んでいることをご存知でしょうか。より良い医療をペットが受けられるよう、支援できるプログラムがあります。

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    秋月 落葉
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近年は動物病院の数も増えてきて、様々なサポートが受けられるようになりました。
しかし、まだまだ日本のペット医療は他国よりも遅れていることをご存知でしょうか?

こんなに違う! アメリカと日本の獣医療の格差

日本では、獣医学部がある大学で学んで国家試験に合格すれば、獣医師になることができます。そして、一人の獣医師がワンちゃんや猫ちゃんのすべての病気や怪我を担当することが多いです。しかし、近年ではより専門的な治療が必要とされることが多く、一人の獣医師がすべての治療を行うのは難しくなりました。

その専門的な治療を行うために、「腫瘍専門」や「循環器専門」といった専門分野を持つ「獣医学専門医」という獣医師が活躍を始めています。一般の獣医師と連携し、治療が難しい病気にも高度な治療ができるように活動しているのです。

ペット医療が進んでいるアメリカでは、1972年から「獣医内科学専門医」の育成が始まっています。
日本の獣医内科学専門医の数を比べると、その差は750倍にもなります。アメリカには、3,000人近くいるのに対して、日本にはたった4人しか、獣医内科学専門医がいません。

日本には、専門の教育機関がないため、アメリカに留学するしか資格を取る方法がないからです。

今までは、本人が優秀であることはもちろん、経済力と運を持ち合わせた、ほんの一握りの獣医師だけが、アメリカの大学で獣医学専門医になるための勉強をすることができました。しかし、たとえ留学を終えても、日本に戻らずに海外で就職してしまうことも多く、日本に獣医学専門医がなかなか増えないのが現状です。

このままでは、獣医学専門医による専門的な治療が日本のペット達に行きわたるのには、何十年もかかってしまいます。そんな現状を変えるため、日本とアメリカによる共同プロジェクトが始動しています

より良い治療を日本で受けるために出来る事ってなんだろう?

日本に獣医学専門医を増やすため、JFVSS(日本獣医学専門医奨学基金)は、アメリカのコロラド州立大学と協力し、獣医学専門医を育成するプログラムをスタートしました!

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このプログラムでは、やる気に満ちあふれた若手日本人獣医師を5年間かけて育成し、専門医認定試験合格後は日本に帰国し「獣医学専門医」としてペット医療に役立ってもらえるように支援をしています

留学には高い学力だけでなく、多額の資金が必要になります。その資金をJFVSSが支援することによって、優秀な若い獣医師が最後までしっかりと学べるようにサポートをしています。

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2012年から続いているこのプログラムは、多くの個人や企業に支援され、 第1期生・第2期生と現在までに2名の獣医学専門医を養成中です。個人や企業などがこのプログラムを支援していますが、より多くの留学生を支援するためには、もっと多くの資金が必要です。

獣医学専門医が増えれば、難病を診断・治療できる獣医師が増えるだけでなく、講習会などを介して獣医療のレベルを上げることができます。そして、ペットたちにより良い獣医療を受けさせる手助けを、私たち飼い主も応援することができます。

小さな金額からでも、未来の獣医師さんを支援してみませんか?

JFVSSが支援するこのプログラムは「クラウンドファンディング」によって支援することができます。

クラウドファンディングは、 特定の目的のためにインターネットなどを介して、多くの人に資金を募る
システムです。出資する金額はいくつかのコースを選ぶことができ、最少額は1,000円から支援が可能です。

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一定の金額を支援してくださった方には、Tシャツや獣医師が選ぶペット用グッズなどのプレゼントも行っています!
小さな金額からでも、獣医師さんの夢を支援できるのは良いですね。

日本に獣医学専門医が増えることで、ペットの医療の技術が向上し、難病に苦しむペット達の治療が行えるようになれば、より飼い主さんと過ごせる時間が増えます。小さな支援が、ペットのことを真剣に考える獣医師さんへの応援となり、ペット医療を充実させる手助けになるんですね。

毎日の治療だけでなく、ペットのことを考える獣医師さんや、これからのペットの医療のことを考えて、支援してみてはいかがでしょうか。

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