ビーグルってどんな犬? 歴史やカラダの特徴について

やさしい性格で、家族以外の人や、他の犬とも仲良くできるビーグル。大きな垂れ耳が可愛らしく、「スヌーピー」のモデルとしても有名です。 ビーグルが辿ってきた歴史と特徴についてみていくことにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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ビーグルの歴史

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ビーグルの起源については、はっきりしたことはわかっていません。しかし、その歴史は大変古く、紀元前からギリシアでウサギ狩りのために用いられていたハウンド犬の末裔であるといわれています。その後1800年代中頃に、パーソン・ハニーウッドという人物が、ウサギ狩りに用いられていた「ノースカントリービーグル」という犬を洗練していったことで、現在のビーグルの原型が出来上がったと考えられています。

ビーグルの狩猟スタイルは、他の猟犬と異なっており、パック(集団)でフィールドに展開し、お互いに鳴き合うことで獲物の居場所を知らせて追い詰めていく、というものでした。このことから、ビーグルのことを「シンキング・ビーグル」や「フィールドの音楽家」と呼んでいたそうです。ハウンド系の犬としては、サイズがもっとも小さく、小さな動物を追いかけることに長けていました。

ビーグルという名前の由来には諸説あり、フランス古語の「大きく口を開けた」という意味の「begueule」が訛ったという説や、大声で鳴くという意味の「beugler」、小さいという意味の「beag」などの言葉から名づけられたという説があります。どの説も真実味がありそうですが、はっきりとしたことはわかっていないのが現状です。

原産国のイギリスでは、女王エリザベス1世が、ビーグルを飼っていたとされており、所有していた小型の猟犬たちを「歌うビーグルたち」と呼んでいたようです。またジェームス1世は、彼の妻に宛てて「親愛なる小さなビーグルたちへ」という書き出しの手紙を送っていたともいわれています。

アメリカにおいても、南北戦争以前から、南部の地域でビーグルらしき犬が、狩りなどに用いられていたという記述が残っていますが、現在のビーグルよりもカラダが大きく、見た目はダックスフントやバセットハウンドに近かった、といわれています。南北戦争が終わると、イギリスからビーグルの純血種が頻繁に輸入されるようになり、現在アメリカにいるビーグルたちの基礎犬となりました。1800年代には、ショードッグとして人気が上昇し、1885年に、アメリカンケネルクラブにおいて正式な犬種として認定されました。それ以降、アメリカンケネルクラブの登録数ランキングのベスト10入りが続き、人気犬種として、多くの人々に愛されています。

ビーグルのカラダの特徴

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ビーグルは、33~40㎝が理想体高として定められています。体重は9~11㎏程度になります。もとが狩猟犬だったこともあり、ハウンド犬としては小柄ながら、頑丈なカラダつきをしています。根元からピンと立って、ややカーブしている尻尾も特徴のひとつで、尻尾の先だけ、毛が白くなります。

被毛は、ダブルコートになっており上毛はつやがあり、しっかりしています。下毛は短くふわふわした毛が密生しています。毛色はトライカラー(白・黒・茶)が圧倒的に多く、ハウンド対応の犬種にこの色が多いことから、ハウンドカラーとも呼ばれています。他にも、レッド&ホワイトやレモンカラー(明るく淡い茶色)の個体もいます。レバー色のハウンドカラーは、ミスカラーとして繁殖には使われません。

ビーグルの顔の特徴

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長い垂れ耳と、大きな目が、ビーグルらしさの大きな特徴です。目の色はブラウンかヘーゼルです。口吻の先は角ばり、鼻孔が大きく、鼻筋は真っすぐです。

ビーグルは協調性が高く、穏やかな性格なので、とても飼いやすい犬種として人気があります。ルーツと特徴をよく理解して、しっかり向き合えば暮らしのパートナーとして、楽しく生活していくことができるでしょう。

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