ブル・テリアってどんな犬? 歴史やカラダの特徴について

がっしりとしたカラダに、可愛らしくひょうきんな表情が魅力のブル・テリア。飼い主を喜ばせることが大好きで、人間らしい行動を見せることもあるこの犬に、心を奪われる人も多いはず。ここでは、ブル・テリアの歴史と特徴についてみていくことにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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ブル・テリアの歴史

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ブル・テリアは、1700年代中頃に作出されました。当時は「ブル・アンド・テリア」と呼ばれていたそうです。その頃のイギリスは、「ブル・ベイティング」という、牛と犬を戦わせる娯楽競技が大変盛んで、最高の闘犬を目指して交配が続けられるなか、ブル・ドッグとオールド・イングリッシュ・テリアとの交配により生まれた、と記録されています。

1835年、イギリスで、そのような見世物を含めた闘犬が禁止され、愛好家たちは犬を戦わせることをやめ、番犬や家庭犬としての資質を持つように改良を加え始めます。1860年頃、バーミンガムの畜犬商であったジェームス・ヒンクスが、ホワイト・イングリッシュ・テリアとダルメシアンを掛け合わせて真っ白な品種を作り出し、その犬は改めてブル・テリアと名付けられました。このホワイト種は「白い騎士」(White Cavarier)と呼ばれて大人気となり、現在のブル・テリアの基礎を固めるのに大きく貢献することになります。

改良と繁殖は続き、ブル・テリア独特の卵型の頭やとがった鼻先などの外観が標準化されていきました。1900年代にはスタッフォードシャーブルテリアの血統が入ったことで、ホワイト以外のカラーの個体も登場するようになりました。そして、1936年にアメリカンケネルクラブにおいて、正式犬種として認定されます。

現在でも、アメリカやイギリスを中心に根強い人気を誇る犬種です。その独特の容姿は、映画や広告に頻繁に用いられています。日本では、1990年代にブル・テリアとその飼い主を主人公にしたアニメが放映され、一気に知名度が上がりました。

ブル・テリアのカラダの特徴

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ブル・テリアは、標準的な体高がオス・メスともに50㎝程度、体重が20㎏程度となります。もとは闘犬だったこともあって、骨太で肩幅は広く、筋肉質でがっしりとしたカラダつきをしています。

被毛は、短い短毛で、やや硬く光沢があります。毛色は、主流となるホワイトの他に、ブラック、フォーン、レッド&ホワイト、またはブリンドルなど、バリエーションが豊富です。

ブル・テリアの顔の特徴

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ブル・テリア最大の特徴は、その独特な顔の形です。のっぺりとした頭の形は「卵型」と形容され、流線型の頭蓋骨をしています。さらにマズルと額の接触部分である、「ストップ」というくびれ部分がほとんどありません。

口が大きく、顎の力が強いのも特徴です。闘犬の頃のブル・テリアは、反撃はするが、自らは仕掛けない「防衛本能」が強く、それがフェアプレーの精神として人気犬種となったそうです。現在、性格は穏やかに改良されているので、自ら攻撃することはほとんどありません。ただし、一度噛みつくとその威力は凄まじく、なかなか離そうとしないので、咬まれたほうは相当なダメージを負うことになり、注意が必要です。

ブル・テリアは、頑固な一面も併せ持ち、狩猟本能が強く、他のペットと同居させることは難しいといわれています。パートナーとして生活を共にするためにも、小さな頃から、しつけをしっかりしなければなりません。歴史や特徴、正しい知識を持って、接するように心掛けましょう。

一方で、活発で遊び好き、飼い主を喜ばせようとする愛情深い性格も持ち合わせています。こちらも愛情を持って接すれば、しっかりとした信頼関係を築くことができ、素敵な家族の一員となってくれるでしょう。

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