アフガン・ハウンドと長く暮らすために知っておきたい病気のこと

山岳地帯の狩猟犬としてのルーツを持つ長毛の大型犬、アフガン・ハウンド。近年は他犬種との交配など改良を加えられ、飼育するためのハードルも下がってきています。ともに元気に過ごせるよう、飼い主として知っておくべき病気についてみていきましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

アフガン・ハウンドのかかりやすい病気

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感覚器の疾患

垂れ耳のアフガン・ハウンドは耳の通気性があまりよくないため、「外耳炎」に注意する必要があります。定期的に耳のチェックを行いましょう。目に関しては、それほど多くはないものの、遺伝素因により若くして白内障になるケースも報告されています。

消化器の疾患

アフガン・ハウンドのように胸が深い大型犬では、「胃拡張」や「胃捻転」などの病気が多くみられます。胃が拡張したりねじれたりすることによって、低血圧性ショックや敗血症性ショックを起こすため、ただちに胃を減圧される処置が必要になります。

胃捻転・胃拡張を防ぐためには、食事や水の大量摂取に気をつけなければなりません。食事を1日2回に分け、1回の摂取量を調整する、浅めの大皿を使ってゆっくりしか食べられなくするなどの対策をとりましょう。また、食後の激しい運動も禁物です。散歩は食事の前に行くようにしましょう。

循環器の疾患

アフガン・ハウンドは「拡張型心筋症」に患いやすいといわれています。この疾患により、呼吸器症状、食欲低下、元気消失などがみられます。治療法としては、心臓の負担を減らすための内服薬を使用したり、強心剤、うっ血を取るための利尿剤などを使用します。

皮膚の疾患

アフガン・ハウンドは全身が長い被毛に覆われているため、高温多湿な日本の環境では皮膚が蒸れてしまい、皮膚病を患う場合も多くみられます。長い被毛をケアするのは大変ですが、毎日のブラッシングを欠かさず、また、シャンプー後にはドライヤーでしっかり乾かしましょう。

アフガン・ハウンドと長く暮らすために

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仔犬の頃にワクチンを接種するのは当然ですが、病気を未然に防いだり、早期に発見するためにも、定期検診を受けることが大切です。血液検査や検尿、検便、超音波審査などは、最低でも年に一度は受けさせたいものです。もちろん高齢犬の場合は、その間隔を縮めてあげた方がよいでしょう。

愛情をもって接することで、愛犬の体調の変化にも気づきやすくなります。食欲や排泄物のチェックはもちろんのこと、毎日のスキンシップを欠かさないようにしましょう。

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