【血の繋がりをこえた母性愛】オオカミ犬の子犬へ母乳を与え・育てたワンコの奇跡のようなお話。
同じブリーダーさんの元で暮らすロットワイラーとウルフドッグ。ある日、出産を終えたばかりのウルフドックにおこったトラブルをきっかけに、ロットワイラーの体調にも変化が。それは…
- 大橋 ぺっち
- 更新日：
Twitterユーザー@wild_bulletさんは「ロットワイラー」と「ハイブリッドウルフドッグ」という特殊な犬種の専門ブリーダーさん。
ハイブリッドウルフドッグとは、狼犬の中でも特に狼の血を色濃く引き継ぐ犬種のこと。
こちらで暮らす数匹のウルフドッグたちは狼に近いその匂いを利用し、害獣被害に苦しむ農家の周りをリードをつけてパトロールなどもしているのだそうです。
そんなウルフドッグとロットワイラーが暮らす犬舎でおきた、ひとつの奇跡のようなお話をご紹介します。
狼犬の母に代わって…
4年前のある日、ウルフドッグの赤ちゃんたちが誕生しました。
ところが、生まれてすぐに母犬の母乳にトラブルが発生。そのため、子犬たちは人口哺乳で育てられることになったのです。
そんなとき、メスのロットワイラー「イヴ」ちゃんにある変化がおこります。
ご飯を急にモリモリ食べるようになり、その結果…
なんとイヴちゃんから母乳が。
そして母犬の代わりに与えるようになったのです！
イヴちゃんは出産経験があるというだけで、当時妊娠していたわけではありません。
小さな赤ちゃんたちを見て、母性本能がわき上がったのでしょうか。
ロットワイラーのイヴちゃんから母乳をもらうウルフドッグの赤ちゃんたち。
もしも彼女がいなかったら、母乳に含まれる免疫物質などは摂れなかったかもしれません。
イヴちゃんのおかげで、子犬たちはスクスクと大きくなりました。
そして、この時育てられた子が、
こちらの神威（カムイ）くん。
こんなに大きくなりました！
体格もイヴちゃんと同じくらいで、一緒にじゃれ合う姿は迫力満点！
神威くんがイヴちゃんに甘える様子は、まるで本物の“親子”。
血は繋がっていなくても、母親の愛情には変わりありませんね。
イヴちゃんの母性愛に、感動する出来事でした。
wild-bullet @wild_bullet2017-11-112年前 オオカミ犬の母乳トラブルにより人工哺乳に切り替えようとしたら出産経験のあるロットワイラーのイヴ♀が「私が育てる！」と急にバクバクご飯を食べて母乳を出した。 おかげで人工哺乳せずみんなスクスク育った。 #狼犬… https://t.co/BmrC1OihhY
ウルフドッグは、狼の血を引く野性味の強い犬種です。
一般的な家庭犬とは、飼育環境、しつけ、食事等様々な点で異なります。飼育には専門的な知識や経験が必要不可欠ということは忘れてはいけません。
出典：wild-bullet（@wild_bullet）| Twitter
ご紹介したTwitterアカウントはこちら！
