お部屋の環境は愛猫にとって最適ですか?猫の習性にあった部屋作りを考えよう

お部屋の環境は愛猫にとって最適ですか?猫の習性にあった部屋作りを考えよう

猫の性格は数あれど、高いところが好き、動くものが好き、眠ることが大好きといった習性は多くの猫に共通するところ。部屋の中で多くの時間を過ごす愛猫だからこそ、部屋の中の環境づくりはとっても大切です。

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猫の環境を守るためには、完全室内飼い

猫を飼養する環境として、まず守りたいことは、「完全屋内飼育」にすることです。昔は猫の放し飼いが普通でしたが、屋外に出すことで、交通事故やほかの猫からの感染症をうつされるリスクが高まるため、現代では室内飼いが推奨されています。また、猫が他人の敷地内で排泄する、車を傷つけるなどで迷惑をかけ、ご近所トラブルを招くことがあります。しかし、屋内飼いのデメリットは、刺激(特に他人、ほかの猫との接触)が少なく運動不足になりやすいことです。

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「自由がなくてかわいそう」と無責任に放し飼いするより、安全な室内でどれだけ満足して暮らせるべきかを追求すべきなのです。

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「猫が快適な環境」7つのポイントをチェック!

現在、猫を飼われているという猫オーナーさんは、ぜひ自宅内の環境を確認しながらチェックしてみてくださいね。

上下運動ができる

高い場所に駆け上がったり、ジャンプしたりする運動は猫には欠かせません。これは犬とは大きく異なる点です。キャットタワーやキャットウォーク、家具を階段状に配置するなどして、高い場所に上り下りできるようにしましょう。

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隠れる場所がある

身を隠せる薄暗い場所があると猫は安心できます。大きな音がしたり、不安を感じたときに逃げ込めるような場所を用意しておきましょう。

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好みの爪とぎ器がある

爪をとぐのは猫の本能的な行動のひとつ。壁や家具での爪とぎを防ぐため、爪とぎ器を用意してあげましょう。さらに、爪とぎはマーキングやストレス発散の意味もあります。好みの素材は猫によって異なるので、いろいろ試してみましょう。

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新鮮な飲み水がある

好きな時に飲めるよう、新鮮な水を用意してあげましょう。猫はあまり水を飲まないため、なるべく多く飲ませることで泌尿器の病気を防げます。猫によく通る場所などに複数用意するとよいでしょう。

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好みの寝床がある

自分の体がすっぽり収まるくらいの大きさの寝床を用意します。冬は暖かい素材、夏はひんやり冷たい素材が望ましく、多頭飼いの場合は猫の頭数分用意してあげましょう。

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日に当たれる場所がある

猫は日光浴が大好きです。日中は日に当たれる場所があると良いでしょう。ただし、暑くなった時に日陰に移動できるようにもしておきます。窓から外の景色を眺められると退屈しのぎになります。

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空調が整えられている

猫が快適な気温は18~26℃程度。冬は暖房がなくても布団などに潜り込み、暖をとることができますが、真夏にエアコンなしでは熱中症にかかる危険性があります。特に子猫や治療中の猫の場合は、快適な気温を保つことが大切ですが、エアコンの風が猫に直接当たらないように注意しましょう。

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猫にとってトイレ環境はとても大事

トイレ環境が不適切だと、猫がトイレ以外の場所で排泄したり、排泄そのものを我慢して膀胱炎などを引き起こすことがあります。猫はもともと泌尿器疾患にかかやすい体質のため、猫の健康を守るためにもトイレを快適な環境に整えてあげることが大切です。

猫は本来、食事場所や寝床で排泄しないため、トイレの設置場所は猫の食事場所や寝床からある程度、離れた場所に設置するのがベストです。
ただし、冬場に暖房が不十分で寒すぎたり、大きな音がする場所は落ち着いて排泄できません。
また、トイレの数は「猫の頭数+1」個以上、用意しましょう。猫の数に対してトイレの数が少ないと、立場の弱い猫が立場の強い猫に遠慮し、排泄を我慢してしまうこともあるため、離れた複数の場所にトイレを置くとよいでしょう。

トイレ内の衛生環境も重要です。最低でも1日2回以上は排泄物を始末し、こまめに砂を足したり、一定期間ごとに砂を全部入れ替えるようにしましょう。

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理想のトイレ環境 5ポイント!

■こまめに清掃し、綺麗な状態を保ってあげよう
■トイレ砂は鉱物製、紙製、ひのき製と種類があるので、猫の好みの砂を用意してあげよう
■しっかりとトイレ砂をかけられるように、砂の深さは5cm以上にしてあげよう
■きれい好きな猫のために、トイレは食事場所や寝床から2m以上離れた場所に置いてあげよう
■トイレの大きさは猫の体長の1.5倍以上のサイズを用意してあげよう

キャリーバッグやケージに慣れる練習もさせよう!

ここまで、おうちの中での環境についてお話をしてきましたが、動物病院に連れていくためのキャリーバッグや、災害時のためにはケージにも慣らしておきましょう。

猫を動物病院に連れていくため、キャリーバッグに入れる必要がありますが、通院時だけキャリーバッグを出し入れしていては「キャリーバッグ=嫌なもの」と覚えてしまいがちです。普段から寝床として出しておき、慣れさせておくと良いでしょう。キャリーバッグの中でオヤツや食事を与えるのも良い方法です。

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災害時の避難所などでは、猫はケージに入れて世話をしなければならない場合もあります。部屋にケージを置いて自由に出入りできるようにしておき、慣れさせておきましょう。

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万一のために迷子札やマイクロチップの装着を

毎年、多くの飼い猫が迷子になっています。首輪と迷子札、マイクロチップを装着しておけば、保護された時に飼い主探しをしてもらえる可能性が高くなります。いずれにしても飼い猫とわかるよう、首輪と迷子札は付けておきましょう。こうした身元表示物がないと飼い猫とわからず、保健所などに収容されたときに殺処分されてしまう可能性があります。愛猫と離れ離れにならないよう、必ず装着しましょう。

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愛猫が快適に生活をするための環境づくりやマナーは、家猫にとってとても重要なことです。

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