日中誰もいない家・・・犬が室内で快適に過ごせる方法とは
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日中誰もいない家・・・犬が室内で快適に過ごせる方法とは

共働きがの家庭が多くなった昨今、愛犬が誰もいない家で長時間の留守番をするのは、珍しいことではありません。犬は確かに寂しがりですが、コツと心構えさえ知っていれば、ストレスなく上手に留守番をさせることができるのです。

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メリハリをつければ、犬は上手に留守番ができる

Josep Suria/Shutterstock.com

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犬を室内で飼うにあたって、留守番ができるかどうかは、とても重要な問題です。留守番のしつけができていないまま長時間出掛けた場合、いたずらをして辺りをめちゃくちゃにしたり、極度の不安に陥って、分離不安症になってしまうこともあります。

まずは、留守番は日常でよくある、“普通のこと”だと認識させましょう。日頃から四六時中ずっと一緒にいるということはせず、10分、30分と違う部屋で過ごす時間をつくり、犬が一匹だけでいる状況に慣れさせます。

そうすることで、犬は“飼い主はいなくなっても、また戻ってくる”と認識するようになり、安心して待つことを覚えます。この時に、寂しがって吠えても、すぐに戻ってはいけません。“吠えると戻ってくる”と勘違いして、留守番中にも吠えるようになってしまうためです。

次に、犬と一緒にいられる時間は、できるだけたくさん遊ぶように心がけましょう。ボール遊びや散歩など、飼い主とめいっぱい遊んだ犬は満足して、留守番中の時間の多くを、寝て過ごせるようになります。

このように、飼い主のいる時は“遊ぶ時間”、いない時は“休む時間”として、メリハリをつけて覚えさせることが肝心です。朝あまり時間がない場合は、ゴミ出しに一緒に連れて行くだけでもOK。外の風を感じたり、地面を歩くだけでも犬にとっては刺激となり、リフレッシュできます。

室内環境を整えて、ストレスを軽減

Parilov/Shutterstock.com

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日中目が届かないからこそ、室内の環境づくりには細心の注意が必要です。犬が自由に動きまわれる状況では、思わぬ誤飲や誤食、ケガの危険性が。留守番の間、安全を確保するためにも、犬はケージに入れておくことをおすすめします。

その際、ケージの中に多めの水と、トイレを準備することを忘れずに。中におやつを入れる、犬用の知育玩具を与えておくのも、長時間遊ぶことができるのでおすすめです。くれぐれも危険なものを近くに置かないよう、気をつけましょう。

また、夏場や冬場は、室内の温度管理にも気を配りましょう。とくに、夏場は、朝は涼しくても、日中閉めきった室内はどんどん気温が上がります。エアコンを有効に使って、室内の温度を快適に保つようにしましょう。この時、エアコンの風が犬に直接当たらないようにすることも大切です。

出掛けに「行ってきます」はNGワード!

takayuki/Shutterstock.com

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留守番が“普通のこと”だと思わせるためにも、出掛けに「行ってきます」と声をかけるのはやめましょう。別れを惜しむような素振りを見せると、賢い犬はすぐにそのパターンを覚えてしまい、飼い主を引き留めようと慌てて騒ぎ出すようになります。

また、帰ってきてからの「ただいま」も、同様です。「ごめんね、寂しかったね」というように過剰な愛情表現をすると、犬も過敏になり、次の留守番が怖くなってしまいます。帰ってからもすぐに声はかけず、手洗いや着替えなどすべて済ませてから、犬の相手をするようにしましょう。

最新アイテムで、留守中の様子をチェック

Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com

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留守番中の犬の様子が気になるなら、ペット用の見守りカメラを利用する方法もあります。室内に設置しておけば、外出先からタブレットやスマートフォンで確認できるのでとても便利。給仕器が付いているものなど、機能もさまざまで、帰宅時間が遅くなる場合にも役立ちます。

飼い主がいない時は、寝ているに限る・・・犬にそう思ってもらえるよう、普段からメリハリのある接し方を心がけてみましょう。それが、犬にも人にもストレスのない、理想的な留守番のかたちへとつながるはずです。

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