トイ・プードルの耳のケア 耳掃除のポイントとかかりやすい病気

トイ・プードルを抱っこした時に、耳からちょっと酸っぱいニオイがする…こんな時は、耳の中で何かしらのトラブルが起こっている可能性があります。大切な愛犬の健康を守るためにも、しっかりと耳のケアをするようにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬の耳の構造

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まずは、犬の耳の構造について知っておきましょう。犬の耳は、「外耳」「中耳」「内耳」に分けられます。この中でもとくに耳のトラブルの原因となりやすいのが、外耳に属する「外耳道」と呼ばれる器官で、いわゆる「耳の穴」に相当する部分です。

犬の外耳道はL字型になっていて、その突き当たりに鼓膜があるので、直接鼓膜を見ることができません。また、耳の中にも毛が生えていて、異物の侵入を防いでいます。

このような特徴を持つ犬の耳ですが、トイ・プードルのような垂れ耳の犬はとくに耳掃除が重要になります。日本の高温多湿の気候では、垂れた犬の耳は蒸れやすく、L字型の外耳道に細菌感染などを起こしてしまうことがあるためです。

トイ・プードルの耳掃除について

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では、トイ・プードルの耳を掃除する時には、何が必要になるのでしょうか。まず用意するものは、イヤークリーナー(耳洗浄液)とコットンです。

イヤークリーナーはペットショップなどで販売されているほか、獣医師が推奨する製品を動物病院で購入することもできます。コットンは小さくカットされているやわらかいものを選びましょう。

具体的な耳掃除の仕方は、以下の通りです。

●イヤークリーナーを、トイ・プードルの耳の中に数滴垂らす
●耳の付け根をマッサージして、液をなじませる
●耳の中から出てきた汚れをコットンで拭き取る

イヤークリーナーは、耳の中で汚れを浮かせる役割を果たすので、耳の中で固まっている汚れもきれいに取り除くことができます。この時、イヤークリーナーがなじむ前に犬が頭を振ってしまうと、イヤークリーナーだけが出てきてしまうので、頭をしっかり押さえておきましょう。

耳掃除後には、ほとんどの犬が頭をブルブルと振って耳の中の液体(イヤークリーナー)を出そうとします。そうすることで耳の中に残ったイヤークリーナーと汚れが排出されるので止める必要はありませんが、部屋が汚れるため、耳掃除は風呂場で行うことをおすすめします。

また、飼い主の手で行うのが難しい場合は、無理をせずトリミングサロンなどに依頼しましょう。

トイ・プードルがかかりやすい耳の病気

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トイ・プードルの耳掃除を怠ると、耳のトラブルを起こすリスクが高まります。トイ・プードルの耳のトラブルで多いのは、細菌や真菌による外耳炎でしょう。

外耳炎を発症すると、トイ・プードルの耳の中にクサイ耳垢がたまり、トイ・プードルは痒みを感じてしきりに耳を引っ掻いたり、頭を振ったりするようになります。そのまま放っておくと悪化するおそれがあるので、早期発見・治療が重要です。

また、耳ダニの感染により外耳炎になることがあります。トイ・プードルが耳ダニに感染すると、耳の中に黒い耳垢が大量にたまり、強い痒みを伴う症状が現れます。この病気を治すには、耳の中の洗浄とダニの駆除を行います。

このような耳の病気を防ぐためにも、定期的に簡単な耳掃除を行い、清潔な状態を保ってあげてください。また、愛犬の耳から異臭がする、しきりに頭を振るなどの症状がみられた時は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

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