犬のトリミングに。犬用のバリカンの用途や種類、選び方、注意点について
じつはトリミングは犬のおしゃれのためだけではなく、健康に日々を過ごすためにも必要なもの。しかし、専門家にトリミングを頼むと、費用がかさんでしまうのが悩みどころです。そういう時は犬用バリカンを購入して、自分で愛犬のトリミングを行ってみてはいかがでしょうか。
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犬用バリカンの用途
犬は人間と違い、全身が毛で覆われています。とくにプードルなどの被毛が伸び続ける犬種にとって、トリミングはとても大切なことです。とはいえ、毎日きちんとブラッシングをし、清潔に保っていれば、多少毛が伸びても犬に悪影響はありません。
しかし、被毛があまりに伸びすぎると視界を塞いだり、目を傷つけたり、便や尿が付着したり、肉球が覆われて滑りやすくなったりという弊害が起こります。その場合は、顔の毛やお尻周りの被毛を短くカットしたり、足裏の毛をバリカンで刈ったりしてあげるとよいでしょう。
飼い主みずからトリミングをすることで費用を抑えられるというメリットもありますが、、大切な愛犬の被毛を自分の手でカットしてあげられるということが、飼い主にとっては何より嬉しいところです。犬にとっても、知らない場所で知らない人にカットされるより、家で飼い主にカットしてもらえた方が安心できるでしょう。
犬用バリカンの種類
犬用バリカンには、大きく分けて部分カット用と全身カット用の2種類があります。犬の被毛の状態や使用目的に合わせて、適切なものを選んであげましょう。
部分カット用
細かい部分をカットするのに適したバリカンです。全身をトリミングするほどではないけど、足裏や肛門周りなどちょっとした部分の毛が気になる場合におすすめです。音も大きくなく、力も入れずに済むので、初心者でも簡単に使えます。
全身カット用
定期的に全身のお手入れをするなら、全身カット用のバリカンを用意しておくとよいでしょう。商品によっては、トリミング方法が記載された説明書もついていています。ただし、いきなり犬の全身をカットするのは難しいため、まずは部分カットから始めた方が安心です。
犬用バリカンの選び方
犬用バリカンを選ぶにあたり、必ず確認したいポイントがいくつかあります。まずは、コードレスタイプであること。コード式だと、犬が暴れた時に絡んでしまう危険があります。扱いやすさや大きさ、バリカン本体のお手入れがしやすいかどうかも要チェックです。
そして、もう一つ重要なポイントは、カットの長さ調節機能がついていることです。カットする毛の長さは犬種によっても異なります。うっかり切りすぎてしまうことがないように、調節機能がついているバリカンを選びましょう。
犬用バリカンを使用する際の注意点
最近では、初心者でも簡単にトリミングできるバリカンが多く展開されていますが、使用方法を間違うと、愛犬にケガをさせてしまう可能性があります。とくに凹凸の多い足の裏や皮膚のやわらかい部分、たるんでいる部分は要注意。皮膚を傷つけてしまわないように、バリカンの刃を少し浮かせて使用しましょう。
本屋に行けば犬のトリミングに関する書籍も販売されていますし、ネット上にも様々な情報が掲載されています。しかし、それらを見ても不安が残る場合は、無理をせずトリミングサロンに連れて行ってください。
トリミングは犬にとっても大切なことです。プロに頼むか、飼い主自身で行うか。それを決めるのは飼い主であるあなたです。大切な愛犬のために、どんな方法が最適なのかしっかり考えてあげましょう。