日本犬代表、柴犬! しつけと飼いやすさについて解説します
犬の中でも日本を代表する柴犬は、気難しい性格で他の犬種と比べしつけも難しいとよく言われています。でもそれは果たして本当なのでしょうか?? 今回はそんな柴犬についての解説です。あなたも純血種 柴犬の世界を見てみませんか?
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今では海外でも柴犬を飼う人が増えてきているほど、世界的に見ても認知度が高くなった「柴犬」。古来から日本人と共に生活をしてきた日本犬の代表とも言える犬種ではないでしょうか。
今回はそんな柴犬について解説します。
1.柴犬はどんな犬?
日本を代表する柴犬
柴犬の歴史はとても古く、なんと5000年以上にも遡ります。一時は絶滅の危機に遭いながらも、現在は日本で育てられている日本犬の8割を占めるほど。日本犬6種の中でも最も古い歴史を持っており、まさに「日本犬代表」の犬種です。
元々は小動物や鳥などの猟犬だった柴犬ですが、縄文時代の貝塚から柴犬の祖先と推察される犬の骨が発見され、当時からペットとして飼育されていたと考えられています。平安時代になった頃には鷹や鴨、近代ではうさぎやキツネを狩っていました。
しつけが大事
柴犬は非常に賢い犬種です。飼い主さんのしつけ次第で、とてもいい子になるか手に負えなくなってしまうか左右されます。
特に子犬の頃はコロコロとした体形と幼い顔が相まって、特に可愛らしい柴犬。どんな犬種にも言えることですが、この先の性格が左右される大切な時期にしっかりとしつけを行うことは、とても重要です。
柴犬の健康
比較的、身体は強いと言われている柴犬ですがかかりやすい病気はいくつかあるようです。
皮膚の病気としてアレルギー性皮膚炎、目の病気として白内障・角膜炎、骨・関節の病気として膝蓋骨脱臼や股関節形成不全を発症しやすい傾向が見られています。
もちろん、これら以外の病気にかかる可能性も考えられるわけですから、病気から守るためにしっかりと健康管理をおこなってあげたいですね。
2.しつけのしやすい子とは
犬が生まれてから生後3ヶ月までを社会化期といいます。この社会化期に母犬と共にすることは子犬にとって重要なことで、社会化期を親元から離れて過ごすと、しつけにくい子になってしまう可能性が高いそうです。
人間が生まれてから家族や友人などに囲まれて学校に通い育っていく中で、「社会」というものを知っていくと同じように、犬も母犬や兄弟犬と一緒に暮らすことで社会性を身につけます。
つまり生まれてすぐに親元から離れてしまうと、本来の犬の習性であったり「社会」が分からないため、しつけを行おうとしても飼い主さんをリーダーと認識できず、上手くしつけられない子になってしまうのです。
3.”しつけ”のポイント
過度な甘やかしは禁物!
可愛くて仕方ないのは、どの飼い主さんも同じでしょう。しかし、しつけにおいて甘やかし過ぎることは禁物です。
犬だって、何でも自分のいう事を聞いてもらえれば「自分が1番偉いんだ」と勘違いをします。そうなると、自分の要求が通らなかった場合吠えたり、咬んだりといった行動を起こしてしまうのです。
また、過度に構いすぎたり甘やかすことは、柴犬にとってストレスになっているのだとか。
決して甘やかすことはせず、いつも飼い主がリーダーであることを意識して暮らしていきましょうね。
「無視」と「褒める」の使い分け
失敗した時に怒ってしまうのは、あまりいい行為ではありません。叩くなんてことはもっての他です。失敗をしたら、とにかく無視することがポイントです。
犬は飼い主さんが喜ぶと、それを感じ取れる動物です。上手に出来たらたくさん褒めてあげましょう。それが、しつけの成功に繋がりますよ。
吠え癖
厳しいぐらいがちょうどいい!?
犬は「吠える」ことが当たり前の動物ですから、吠える事自体は仕方ありません。知らない人を見た時に警戒心から吠えてしまったりと、何らかの意味があって吠えているのです。
しかし、何かを飼い主に要求しようとする「わがまま」からくる要求吠えはきちんとしつける必要があります。要求に対しては、その要求を無視してしまうことが有効です。中途半端に叱ると反対に付け上がってしまうことがあるため、徹底的に無視して犬を「いないもの」として扱いましょう。根気強く繰り返すことで犬は吠えても要求が全く通らないことを学習し、やがて吠えなくなっていきます。
最後に
柴犬には古い歴史と、その純血種ならではの様々な特徴がありましたね!
そしてしつけは、可愛い愛犬でも時に厳しく接しなければなりません。ですがそれは、飼い主さんの為以上に愛犬の為でもあります。
甘やかすだけが愛情ではなく、特に柴犬の場合はそれがストレスの原因ともなりかねません。
最初は難しいかもしれませんが、そこをぐっと堪えることが事が出来れば、幸せなペットライフが待っていますので頑張ってください!