【獣医師監修】トイ・プードルに与えるご飯の基礎知識
トイ・プードルを家族に迎えた時に、飼い主が頭を悩ませることといえば、エサの与え方ではないでしょうか。そこで今回は、トイ・プードルの食事に関する基礎知識を解説していきます。
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長
トイ・プードルの食事に関する基本情報
最近のドッグフードは、「高たんぱく質」のものが多いのが特徴。パッケージに1日の推奨量が明記してあるので、その数字を目安に与えます。
生後3ヶ月くらいまでは、仔犬用のドッグフードを水やぬるま湯等でふやかして、1日3~4回に分けて与えます。それ以降は固いままのドライフードを食べることができるようになりますが、急にドライフードに切り替えるのではなく、ふやかす時間を少しずつ短縮させて、徐々に固いドライフードに慣れさせていくようにしましょう。
仔犬のトイ・プードルは、成犬に比べて運動量が多く、成長のためにたくさんのエネルギーを消費するので、エサの量も多くなります。
トイ・プードルのエサの種類
トイ・プードルの仔犬を家に迎え入れた際に大切なのは、環境に慣れるまでドッグフードを変えないことです。どのようなフードを与えていたのか、ブリーダーやペットショップに確認し、しばらくは同じフードを与えるようにしましょう。
トイ・プードルが環境に慣れてきたら、必要に応じてフードの種類を変更してもよいでしょう。
ドッグフードのタイプには「ドライ」「セミモイスト」「ウェット」の3つがあります。それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか。
ドライタイプ
カリカリとした触感を持つ、ドライタイプのドッグフードの総称です。栄養バランス、栄養価がともに高く、さらに保存性やコストパフォーマンスにも優れています。仔犬の頃はぬるま湯でふやかして与えると、消化が良くなるだけでなく、香りも立つので、トイ・プードルの食いつきが良くなります。
セミモイストタイプ
水分が10~30%程含まれているフードです。ふっくらして弾力のある食感が特徴で、おやつやしつけにも利用されます。水分がたくさん含まれているフードは腐りやすいので、ドライのように水分を抜くか、ウェットのように缶詰めにして対処します。そのため、このタイプのもので小分け密封されていない場合は、防腐剤などの添加物がドライフードよりも多く使われているケースもあります。
ウェットタイプ
水分含有量が70%以上のフードです。価格が高く、保存期間も短いため、コストパフォーマンスは低いですが、嗜好性が高く、水分が一緒に取れるメリットがあります。
パッケージに「総合栄養食」と記載されたフードであれば、基本的にはどのようなものを与えても構いませんが、年齢別に分かれているフードを与える場合は、必ず今の年齢に合ったものを与えるようにしてください。そのほか、市販されているドッグフードには、全年齢用やトイ・プードル用などの犬種別フードもあります。
また、アレルギー反応が出た時は、フードの変更を検討しましょう。
このように、ドッグフードの種類は多岐に渡ります。その中で、飼い主が選ぶべきフードは「栄養バランスが優れている」かつ「その犬にあったドッグフード」です。犬によって好みは異なり、原材料にアレルギー反応を示す可能性もあります。愛犬にぴったりのドッグフードを選んであげましょう。
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