メス猫がしきりにお尻のあたりを舐める。膣炎の症状や原因、治療法

メス猫が自分のお尻のあたりを気にしてしきりに舐めている。そんな時は、もしかしたら膣炎(ちつえん)にかかっているのかもしれません。メス特有の病気、膣炎の症状や原因、治療法などについてみていくことにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

猫の膣炎とは?

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猫の膣炎とは、メス猫の生殖器である膣内部に炎症が起きている状態のことをいいます。ちなみに、犬では発症率の高い病気ですが、猫が発症することはまれといわれています。

猫が膣炎にかかった場合、以下のような症状が現れます。

●しきりに陰部を舐める
●おりものが分泌されている

膣炎の症状は、膣内部に起きた炎症の度合いによっても異なりますが、飼い主の目からは「陰部をよく舐める」程度にしかわからないことも多いです。

猫の膣炎の原因

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猫が膣炎にかかる原因としては、以下のようなものが考えられます。

●ウイルス感染
●細菌感染
●腫瘍
●外傷や異物
●先天的な要因

膣炎は、猫ではほとんどみられませんが、まれに発症する場合は、感染や損傷、先天異常に伴う尿や便による汚染などの原因が考えられます。

猫の膣炎の予防法

猫の膣炎を引き起こす原因は、細菌やウイルスなど目に見えないものが多いため、的確に予防することは難しいかもしれません。

ただ、猫の膣炎は陰部をよく舐めるなど、飼い主の目から見てわかる症状が出るため、毎日猫の様子を観察し、早期発見に努めることが大切です。そしてもし、膣炎の可能性が疑われるような症状がみられた場合には、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

猫に子どもを産ませる予定がないのであれば、避妊手術を行うことで膣炎になるリスクを軽減することができます。避妊手術は膣炎だけでなく、生殖器にかかわる様々な病気の予防にもつながるので、繁殖の予定がない場合は早めに検討することをおすすめします。

また、生殖器の奇形など先天的要因が発症の原因となる場合は、たとえ仔猫であっても膣炎を発症する可能性があるので、注意しておきましょう。

そのほか、飼い主ができる予防としては、猫が過ごす場所を清潔に保つことがあります。

猫の膣炎の治療法

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猫の膣炎の治療法としては、以下のようなものが挙げられます。

細菌性膣炎では、抗生物質の投与を行い、それに合わせて膣洗浄を行います。また、化学的刺激や膣内の腫瘍、異物の挿入が原因の場合は、それらを除去するための治療を行います。

猫が膣炎を発症するケースはまれですが、もちろん100%かかる可能性がないというわけではありません。愛猫の健康を守るためにも、生活環境を清潔にする、日頃から猫の様子をしっかりと観察するなど、飼い主としてできることをしっかり行っていきましょう。

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