ミニハスキーとも呼ばれるアラスカン・クリー・カイの特徴や性格、飼い方について
アラスカン・クリー・カイは、まるでシベリアンハスキーの仔犬ようなルックスをした犬種です。最近になって日本に入ってきたばかりの犬種なので、知らない人も多いかもしれません。アラスカン・クリー・カイの性格や飼い方のコツについて紹介します。
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アラスカン・クリー・カイの歴史
アラスカン・クリー・カイは、その名の通りアメリカのアラスカ州がふるさとで、アラスカの人々が昔からソリ引きに利用していたアラスカン・マラミュートという犬を原型とした犬種です。大型犬であるアラスカン・マラミュートとシベリアンハスキーを掛け合わせた犬に、アメリカン・エスキモードッグ、スキッパーキなどの小型犬品種を掛け合わせることで愛玩用に小型化し、アラスカン・クリー・カイが誕生しました。
原産国であるアメリカのブリーダーたちの方針で、1988年にアラスカン・クリー・カイという犬種が誕生して以来、ほとんどアメリカ国内に限って飼育されてきたため、長らく日本には持ち込むことができませんでした。最近になって、日本国内のブリーダーも少しずつ増えてきてはいますが、まだまだ希少品種といってよい存在です。
アラスカン・クリー・カイの特徴
クリー・カイとはイヌイット語で「小さな犬」という意味です。アラスカン・クリー・カイは、その名の通り小さな犬種で、成犬でも体高43センチを越えることはありません。アラスカン・クリー・カイの中でも、ひときわ小さい個体を「ミニチュア」、さらに小さい個体を「トイ」と呼んで区分することもあります。体高60センチにもなるシベリアンハスキーのおよそ半分から2/3程度のサイズと考えれば、まさに「ミニハスキー」と呼ぶにふさわしい犬種といえるでしょう。
アラスカン・クリー・カイの性格と上手な付き合い方
アラスカン・クリー・カイは利口な犬種で、狩猟犬の血を引いているため活発な性格をしています。ただし、神経質で警戒心の強い一面も持っているため、無駄吠え癖がつかないように幼い頃からしっかりとしつけを行う必要があります。もともとはソリ引き犬や狩猟犬をルーツに持つため、主従関係をしっかり築いておくことで従順になり、ずっと飼いやすくなります。
アラスカン・クリー・カイと長く快適に暮らすためのヒント
アラスカン・クリー・カイは被毛が厚く、抜け毛も多いため、グルーミングを欠かさず行って清潔な状態を保ってあげるようにしましょう。
寒さの厳しい地域で生まれた犬種であるため、アラスカン・クリー・カイの毛皮は保温性にすぐれています。寒さには強い半面、暑さには非常に弱いので、熱中症や脱水症状に注意してください。夏季は日が落ちてから散歩をする、クーラーで温度管理した室内で過ごさせるなどの工夫が必要です。
小型ながらハスキー犬のようなクールな雰囲気のあるアラスカン・クリー・カイは、きちんとしたしつけによって飼い主への信頼感を強く持つ魅力的な犬種です。アラスカン・クリー・カイを家族に迎える際には、カラダや性格の特徴をしっかりと理解し、快適に過ごせる環境を整えてあげてください。
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