犬の耳の状態から読み取るサイン。 チェックすべきポイントとお手入れ方法について
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犬の耳の状態から読み取るサイン。 チェックすべきポイントとお手入れ方法について

大切なワンちゃんの耳のトラブルは大丈夫? 汚れや耳垢など、チェックするポイントと読み取るべきサイン、お手入れ方法を紹介します。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬の耳は、人間の耳とは構造が異なります。外耳から中耳につながる外耳道がL字型に折れ曲がっていますし、犬種によっては耳が垂れ下がっていたり、耳の中に毛が生えていたり…。飼い主にとってはチェックやお手入れが大変かもしれませんが、犬の耳の健康を守るためにぜひやってみましょう。

耳の状態とサイン

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健康な状態はやわらかなピンク色で、余計な耳垢はありません。耳垢は奥の方に溜まったりせず、自然に外に向かって出ていくようになっています。通常の耳垢は量もさほど多くなく、ニオイもありません。いつもとは違うニオイがしたり、耳垢が大量に溜まって汚れていたり、耳の中が赤くなっている場合は、耳トラブルのサインです。獣医師に診てもらうことをおすすめします。

次に、耳のチェック方法を紹介します。

耳の臭いをチェック

顔を耳に近づけた時にニオイがしますか? 飼い主が気になるニオイなら、愛犬の耳に異変が起きているかもしれません。耳の病気で多いのは外耳炎ですが、外傷や細菌感染、真菌感染、耳疥癬(みみかいせん:ミミヒゼンダニの寄生)、アレルギー、腫瘍、虫や植物の種子などの異物混入などが原因になりえます。
外耳炎の症状は、原因によって若干異なりますが、ニオイが強くなることが多いです。

耳の見た目のチェック

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愛犬の耳の中を見て、赤くなっていないか、ただれていないかチェックします。湿疹やかさぶたができたり、掻き壊して出血させてしまうこともあります。また、耳垢の量や色にも注目してみましょう。大量の黒い耳垢が出ていて強い痒みがある時は、耳疥癬(みみかいせん:ミミヒゼンダニの寄生)、かもしれません。また、細菌感染を起こしている時は黄色っぽい耳垢になることが多いです。
外耳炎は放っておくと内耳炎を起こすこともあるので、悪化しないうちに病院へ連れて行きましょう。

耳を気にする仕草のチェック

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耳を掻いたりいじったりする仕草は、愛犬のクセなのかなと思ってしまいがちですが、じつは耳トラブルを起こしていることがあります。
とくに、耳の中や後ろを掻く、強く引っ掻く、耳を床にこすりつける、頭や首をしきりに振るなどの行動は耳の不調が疑われます。また、耳に触られるのを嫌がったりする時も、耳の異常が原因かもしれないので見過ごさないようにしましょう。

耳のお手入れ

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犬は基本的に自浄作用で耳垢が排出されるようになっていますが、耳が垂れた犬種は耳の中が蒸れやすいため、たまに簡単な耳掃除をしてあげましょう。

耳掃除のお手入れは、イヤークリーナー(耳洗浄液)を使用します。耳の中に直接垂らし、耳の根元をやさしく揉むようにして汚れを浮き上がらせます。汚れがさほど気にならない時は、コットンなどに染み込ませて、指が届く範囲を拭ってあげるだけもいいでしょう。
飼い主が行うお手入れには、綿棒は使わないようにしましょう。なぜなら、綿棒で耳の中を傷つけてしまうケースが多いからです。かえって汚れを奥に押し込んでしまう可能性もあります。犬の耳はとてもデリケートなので、お手入れは10日から2週間に一度くらい、耳を軽く拭くだけで十分です。なお、耳垢を取ってあげようと頑張ってしまい、耳の内部を傷つけてしまうケースが少なくないので、やりすぎにはくれぐれも気をつけてください。

耳のお手入れは慎重に、やさしく、やりすぎずに。愛犬がお手入れをどうしても嫌がるような場合は、獣医さんに相談してみてはいかがでしょうか。犬にとって大切な器官である耳を怖い病気から守るためにも、日頃のチェックを忘れずに行いましょう。

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