犬を飼う際の心構え…ぜひ知っておいてほしいこと
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犬を飼う際の心構え…ぜひ知っておいてほしいこと

「可愛いから犬でも飼おうかな」…犬との暮らしを考えるきっかけは些細なものかもしれません。しかし、そこには「命を預かる」という大きな責任が伴います。せっかく家庭に迎え入れるのですから、犬にも快適な生活を送ってもらいたいもの。犬の飼い主になる前にどのような心構えが必要なのか、考えていきたいと思います。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬を飼う前に知っておくべきこと

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犬を飼うということ、それは家族が増えるということです。犬を飼う前には、いろいろな点をクリアにしておかなければなりません。

まず、犬を飼うための住環境・経済的余裕があるかということ。ペット禁止のマンションはもちろんのこと、一軒家でも隣との距離が近く、鳴き声が丸聞こえのような場所では、後にトラブルになってしまうこともありますので、ご近所の方と日頃からコミュニケーションをとっておくことも大切かもしれません。そして、ドッグフード、トイレシート代など日常的な出費もありますし、ケージやベッド、トイレトレー、食器などの初期費用、各種予防や健康診断、不妊手術、病気になったときの費用など、想像以上の出費が予想されます。そのような費用をしっかり負担できるのかも、重要なポイントです。

そして、犬を飼うにあたってもっとも大切なことは、家族みんなが同じ気持ちで犬と接することができるかどうかと、犬との時間が十分に取れるかどうかです。
一緒に暮らす家族それぞれがいろいろなしつけの仕方をすると、犬は混乱し、ルールを覚えることができません。また、犬にルールを教えたり、コミュニケーションをとったりするにはそれなりの時間が必要です。とくに、生後数ヶ月の仔犬などは基本的には目が離せない生き物です。

また、食事を適切な間隔で与え、散歩や遊びの時間をとり、トイレトレーニングやお世話(ブラッシング、シャンプー、爪切りなど)をすることも重要です。

このようなことすべてを全うできるという気持ちがあれば、犬を受け入れるための第一歩を踏み出したことになります。ちなみに犬の平均寿命は、個体差はありますが10年から15年ほどといわれています。犬の一生をともにし、辛くても最期のときまでそばで見守る覚悟も必要です。

心の準備と覚悟ができたなら

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犬を飼う覚悟ができたら、どんな犬が自分たちのライフスタイルに合うかを考えます。図書館で犬種図鑑などを借りてきて、家族で見るのもいいでしょう。
日中、家族みんなが留守でいないご家庭では、もしかしたら犬ではなく猫を検討したほうがいいかもしれませんし、小さなお子さんや高齢の方は、力が強い大型犬よりも中型犬や小型犬の方がいいかもしれません。
また、犬種によって運動量に違いがあったり、フレンドリーだったり、吠えやすかったりなど、性格の特徴もあります。
いろいろな方面からどの犬種が適しているか考えてみるといいですね。

次はいよいよ犬と出会う場所に出かけます。「行き場のない犬を保護したい」などの目的がある場合は、犬種での検討ではなく、どこで迎え入れるかが重要になってくるでしょう。
 
犬を迎え入れるには、ペットショップだけでなく、信頼できるブリーダーさん、飼い主のいない動物を保護している愛護センターやシェルターから迎える方法もあります。どこから迎えるかは、ご家族でよく検討してみてください。
仔犬・仔猫は愛らしくて人気ですが、シェルターなどできちんとしつけがされている成犬・成猫の中には扱いやすい子も多くいます。小さいお子さんがいる家庭では、仔犬のしつけが難しいので、成犬を選択肢のひとつに入れてもよいかもしれません。

迎え入れる犬が決まったら、その犬のサイズに適したケージ、トイレ、食器、ペットフードなど基本的なものから、首輪やハーネス、リードといった散歩用品、おもちゃなど犬が楽しめるものも用意します。
そして、家の中を歩き回ることを想定し、ぶつかると危ないものは養生し、誤飲してしまう可能性のあるものは片づけておきます。犬がやって来て、すぐに楽しめる環境を作っておく…これも、飼い主の大切な役目なのです。

細かいこともたくさん記載しましたが、「犬が好き」「犬と暮らしたい」「犬との暮らしは幸せだ」という強い気持ちがあれば、きっとステキな毎日が過ごせると信じています。

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