Shi-Ba
【キミがいてボクがいる】My Dog! My Style!

【キミがいてボクがいる】My Dog! My Style!

運命にも似た出会いから、世界でたった1匹の愛犬と過ごす悲喜こもごもの賑やかな毎日。そんな飼い主さんと愛犬のライフスタイルをご紹介します!(Shi-Ba 2017年7月号 Vol.95より)

  • サムネイル: Shi-Ba編集部
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Style 1 アッという間に家族が増えたハッピーな毎日!【細井謙治さん&はち、ナナ】

「柴犬のキリリとした顔が好きなんです」と、笑顔で話すのは、はち(オス・2歳)とナナ(メス・2歳)の飼い主、細井謙治さん。
細井さんご一家と一緒に、賑やかに暮らすはちとナナは笑いを取る迷(!?)コンビだとか。
「この子たちがいてくれるだけで家族みんなが和みます。はちもナナも本人たちはいたって真面目なんですが、行動や仕草が笑えるんですよね」と、謙治さん。

家族みんなの顔が揃う一家団欒が大好き。特別なことをしない穏やかで笑いに満ちた日常がイチバン幸せなはち&ナナなのです。

家族みんなの顔が揃う一家団欒が大好き。特別なことをしない穏やかで笑いに満ちた日常がイチバン幸せなはち&ナナなのです。

実は、細井家には17歳で天寿を全うした先住犬の柴犬なながいた。細井さんご夫婦はもちろん、2人の息子さんの一貴さんと大記さんにとっても、ななが亡くなったことは大きな打撃であり悲しみだった。埋めようのない寂しさから救ってくれたのは、ななが亡くなって半年後に迎えた生後2ヶ月のはちと1ヶ月後に迎えたナナであった。

「はちが来てから、2頭飼いってどうなんだろうね、と家族で話していた矢先に、仕事から家に帰ってきたら、箱の中にナナがいてびっくりしました」と、長男の一貴さん。
ナナのあまりのかわいさにそのまま連れて帰ってきてしまったと話してくれたのは、奥様の幸代さん。こうして、細井さんご一家には再び、犬と過ごすハッピーな時間が流れ始めたのだ。

一貴さんが見せているヨーグルトに夢中。テーブルの上をほふく前進するはち。手に入れるためなら集中力が倍増しちゃう!?

一貴さんが見せているヨーグルトに夢中。テーブルの上をほふく前進するはち。手に入れるためなら集中力が倍増しちゃう!?

はちは、ちょっとビビりだがヤンチャで人懐っこい。ナナは慎重で警戒心が強いが、大丈夫と判断したら怖いもの知らずになるとか。たまにケンカになることもあるが、大抵ナナがはちにケンカを売るらしい。
あっという間にケンカは終わり、何事もなかったように2匹は仲睦まじいのだとか。ケンカするほど仲がいいってことなんですね!

意気投合するはちとナナだが、散歩時にリズムが合わないのが玉に瑕。
「一緒に散歩するとリードが絡んでしまうんです。しかも歩く速度も違うので別々に散歩をしています」と、謙治さんは苦笑する。

いつもは歩くリズムが違うから散歩は別々。やっぱり一緒に散歩すると楽しいね!

いつもは歩くリズムが違うから散歩は別々。やっぱり一緒に散歩すると楽しいね!

家族みんなといつも同じ空間で過ごしたいはちとナナの居場所はリビング。家族の会話に耳を傾け、ここぞと言う時には肩をトントン叩いたり、テーブルにアゴを載せたりして家族の輪に入ってくるのだとか。

「はちとナナがいてくれることで家族の会話に花が咲き、盛り上がりますね。病気で精神的に落ち込んでいた時期もはちとナナに救われました」と幸代さんは微笑んだ。

はちとナナのマイペースで屈託のない行動に振り回されながらも、愛しさはますます募るばかり。いつか、家族みんなで旅行に行きたい。そんな願いが実現する日もそう、遠くないに違いない。

海に飛び込むほど水遊びが大好きなはち。庭で水撒きが始まると大興奮。水をかけてもらいたくて、ウロウロソワソワ。

海に飛び込むほど水遊びが大好きなはち。庭で水撒きが始まると大興奮。水をかけてもらいたくて、ウロウロソワソワ。

はち、お得意のポーズ。ケージの中で、2本足で待機するはちだが、たまにこのポーズのまま居眠りしてしまうこともあるとか。疲れないのかな……。

はち、お得意のポーズ。ケージの中で、2本足で待機するはちだが、たまにこのポーズのまま居眠りしてしまうこともあるとか。疲れないのかな……。

How to keep はち&ナナの場合

■シャンプーはプロのトリマーさんにお任せ

シャンプーもドライヤーも嫌がらないはちとナナ。1歳までは家で行っていたが2匹分のお手入れは重労働。乾かすのに相当な時間を費やすため、現在は1ヶ月に1回トリミングサロンで清潔と美容をキープ。

■甘噛み癖をやめさせた~い!!

細井さんご一家の目下の悩みの種ははちとナナの甘噛み癖。試行錯誤を繰り返すもなかなか直らない。何と、ボールペンは10本以上噛んでしまったとか。最近のお気に入りはペットボトルをガリガリ噛むことらしい。

■食事はゆっくり時間をかけていただきます!

1日2回、朝と夕方にドッグフードのみを与えているが、最近は一気に全部食べずに、ちょっと残して、しばらくしてまた食べるという繰り返し。結局、きれいに食べるのだけど、できたら一気に食べて!

■鉄板ポーズで家族はメロメロ♪

おねだりする時は、そっとそばに来て肩をポンポンと前足で叩いて催促するはち。その姿があまりにかわいくて、つい、目尻が下がっちゃう。で、つい、言うことを聞いてしまう…。

■お気に入りはボールとぬいぐるみ

お気に入りはボールとぬいぐるみ

好き

家族の誰かとボールやぬいぐるみで遊ぶことが大好きなはちとナナ。ちょっとやそっとではお遊びタイムは終わらない。飽きることなくひたすら続く遊びに家族が根負け。参りました~。ダメ~、まだまだ終わらないよ!

■ユラユラ動くそいつは一体、何者だ!!

ユラユラ動くそいつは一体、何者だ!!

嫌い

1歳頃まではミキサーや雷の音が嫌いだったはち。最近は、傘のように広がる洗濯ハンガーを怖がる。広げた洗濯ハンガーを発見すると慌てて自分のクレートに逃げ込んでしまう。梅雨時は室内で目撃する機会が増えると思うよ。

■はち&ナナが考える細井家の序列

はち&ナナが考える細井家の序列


忠犬のはちは長男の一貴さんをボスだと思い、家臣のように絶対服従。最下位のナナは実は密かに、はちより自分が上だと思っているとか。

Style 2 波瀾万丈な日々を前向きに生きる!【山田英穂さん&ここあ】

山田さんご一家は、愛犬のここあ(メス・9歳)と穏やかな毎日を送っている。

まったり~、くつろぎのひと時。声をかけてもらうと安心してzzz…。

まったり~、くつろぎのひと時。声をかけてもらうと安心してzzz…。

実はここあを家に迎えるまでに涙ぐましい努力をしたというご主人の英穂さん。と言うのも、奥様の直美さんは動物が苦手で犬を飼うことには断固反対だった。しかし、英穂さんの犬を飼いたい思いは募るばかり。そこで当時小学校3年生だった息子の裕貴さんを味方につけた。さらに直美さんには一切迷惑をかけないよう、英穂さんと裕貴さんが協力して犬の世話をすること、犬にかかるさまざまな費用は自分たちが負担すること等々の誓約書を直美さんに差し出したそう。

そうして、ここあは生後2ヶ月で山田さんご一家に迎えられたのである。1ヶ月ほど経つと、渋々承諾したはずの直美さんに何やら変化が……。

「ここあのすべてがかわいくて、気が付いたら夢中になっていました」と、直美さんはニッコリ。
マイペースで臆病な反面、好奇心旺盛でおてんば娘だった子犬時代のここあは、いたずらをいっぱいして家族みんなを大いに笑わせてくれたそう。山田さんご夫婦は、そんなここあに惜しみない愛情を注ぎ、そのあまりのかわいがりように裕貴さんがやきもちを焼くほどだったとか。

行け、行けダッシュ!! スイッチが入ったら軽やかに走り回るのさ。

行け、行けダッシュ!! スイッチが入ったら軽やかに走り回るのさ。

幸せで平穏な日々が続いていたある日、予期せぬ出来事が起こった。ここあが5歳の時だった。目を閉じて何やら様子がいつもと違っていたそう。緑内障だった。片方の目の眼球を摘出し義眼を装着した2ヶ月後、もう片方の目に異変が起きた。目を閉じていることに加え、目ヤニがひどかったと言う。

「1年2ヶ月、毎日、眼圧を抑える点眼薬を投与しました。ここあは点眼が嫌いで、大騒ぎして噛みついてきますのでグローブのように鍋つかみを使って目薬を差しました」と、英穂さんは当時を振り返った。

やがて、もう片方の目も義眼になってしまう。山田さんご一家の大きな落胆、悲しみは想像に難くない。

「1回目より2回目の手術後の方が怯えていましたね。地面に足を着けることをひどく怖がった姿を忘れることができません」と、直美さん。

しかし、ここあは両目を失ってしまったものの前向きだった。部屋のあちこちにぶつかったり、散歩を怖がったりしていたものの、少しずつ見えない環境に慣れ、生活のリズムを取り戻していったのだ。

テヘッ♪ 田んぼに入っちゃった〜

テヘッ♪ 田んぼに入っちゃった〜

「犬ってすごいですよね。記憶の中で散歩コースを覚えていて、曲がり角や交差点、田んぼなどもわかり、まるで見えているみたいに普通に歩くんで す」と、英穂さんは感心する。

嘆いていても仕方がない、と逆にここあから元気づけられたそう。今では山田さんご一家は、ここあの目が見えないことを、つい忘れてしまうほど。
「お腹を出して悠々と寝ている姿を見ると幸せを感じます」と、英穂さん。
「ここあの弟か妹が欲しいなあと思っています」と直美さん。ここあは山田さんご一家にとって、かけがえのない大切な愛すべき家族の一員に間違いなしなのだ!

大量の空の目薬は眼圧を抑えるために点眼した1年2ヶ月に及ぶ闘病の証し。ここあ、頑張ったね!

大量の空の目薬は眼圧を抑えるために点眼した1年2ヶ月に及ぶ闘病の証し。ここあ、頑張ったね!

美しい毛並みをキープするのは毎日の散歩後のブラッシングが大切。お父さんはお手入れ上手なんだよ。

美しい毛並みをキープするのは毎日の散歩後のブラッシングが大切。お父さんはお手入れ上手なんだよ。

山田家とは家族ぐるみのお付き合いの伊藤さんご夫婦。ここあは三度の飯より伊藤のおじちゃんが好きなんだって! 大好きな人達に囲まれて幸せそうなここあなのです。

山田家とは家族ぐるみのお付き合いの伊藤さんご夫婦。ここあは三度の飯より伊藤のおじちゃんが好きなんだって!
大好きな人達に囲まれて幸せそうなここあなのです。

How to keep ここあの場合

■1ヶ月に1回のシャンプーは大騒ぎ

シャンプーの準備を始めるとブルブル震えだすほど苦手なここあ。お湯を溜めたクリアケースにここあを入れたら、山田さんご夫婦のどちらかが押さえて、どちらかが洗うという2人体制。ドライヤーも大嫌い!!

■ここあの食事タイムは家族の夕食後が基本

食事は1日1回、夜にドッグフードのみを与える。一心不乱に完食する。家族が食事をしていると絶対そばに寄って来るので、英穂さんはヨーグルト、直美さんは白米をちょっとだけおすそわけしちゃう。

■行きたくな〜い! できたら散歩はご勘弁。

朝と夕方の散歩前はケージの中に居座って動かないここあ。オヤツで釣って、どうにか玄関まで来るが、またまた座り込み作戦で動かない。抱っこをして連れ出すこと度々。でも歩き始めるとリーダーに変身しちゃう。

■ピアノに合わせて美声を披露します!

ここあは大好きな裕貴さんがピアノを弾くと、ご機嫌で歌い始めるらしい。でも必ず歌ってくれるわけではなく、ちょっと気まぐれなところが残念だとか。ステキな美声に家族はもちろん、友人たちも大喜び。

ヨーグルトで今日も元気な1日を!

好き

■ヨーグルトで今日も元気な1日を!

どんなオヤツよりもヨーグルトが大好物のここあ。朝食時にスプーン3杯分のヨーグルトをいただくのが日課だがオヤツタイムに食べる時もある。美味しいし、健康維持のためにもヨーグルトは欠かせないここあの必需品なのだ。

いきなり捕まえるって驚くでしょ!!

嫌い

■いきなり捕まえるって驚くでしょ!!

しつこくされたり、無理矢理、捕まえられたりするのは許せない! おとなしいここあもさすがに怒ります。特に失明してからは触られたりするのは敏感になっている。見えない目を補うように感覚が鋭くなっているに違いない。

■ここあが考える山田家の序列

ここあが考える山田家の序列


お世話係の英穂さんが一番。その次にエライのはここあ。甘い直美さんと、いっぱい遊んでくれる裕貴さんは自分より下!?

Text:Masako Komuro Photos:Minako Okuyama

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