犬がいびきをかくのは当たり前? 原因や考えられる病気と対策について

犬がすやすや眠っている時に、「ぐう」「があ」といびきをすることがあります。音が小さかったりすぐ止む時は寝息のようで可愛いですが、いびきが大きかったり、ずっとしていたりするとちょっと心配になります。そこで今回は、犬のいびきについて解説していきます。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬がいびきをかく原因

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犬のいびきのメカニズムはどうなっているのでしょうか。犬が呼吸をする時、通常は鼻呼吸です。鼻から吸い込んだ空気は気道を通って肺に送り込まれます。興奮時や暑い時などは口呼吸で同様に空気を取り込みます。いびきは気道がなんらかの原因で圧迫されている時に起こります。

では、気道が圧迫される原因には何があるでしょうか。

まず、ひとつめは体型によるものです。人間同様、太っている犬は喉の周りの脂肪のせいで空気の通り道が圧迫されやすいので、いびきをかきやすくなります。
ふたつめは犬種による解剖学的な問題です。
口呼吸をしている時の方が気道は細くなるといわれているため、パグやフレンチ・ブルドッグ、ボストン・テリア、シーズーなど、鼻がつぶれていて鼻呼吸が苦手な犬種で、いびきは起こりやすいです。

犬のいびきから考えられる病気

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そして、最後は何かしらの病気を患っている時です。就寝時にスムーズな鼻呼吸ができず、口呼吸になるといびきをかきやすくなります。また、口呼吸の際に気道が塞がれると大きないびきをします。そのため、鼻呼吸ができない疾患(鼻炎、鼻腔内腫瘍など)や、気道が塞がれる疾患(軟口蓋過長症、喉頭虚脱など)が挙げられます。
たかがいびきと思っていると、生命に関わる事態になることもあります。就寝時の様子をよく観察することで、早期発見につながります。

犬のいびきの対策

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では、犬のいびきの対策としてはどのような方法があるのでしょうか。まず、最初にやっておきたいのは、体型の見直しです。標準体型より太っていても、毎日見慣れていると気が付けないことが多いです。かかりつけの先生にダイエットの必要がないか確認するとよいでしょう。喉周りの脂肪が落ちるだけで呼吸がスムーズになり、いびきが軽減することもあります。

また、短頭種だからいびきは仕方がない、とは思わずに、いびきや荒い呼吸をしている時は積極的に受診しましょう。短頭種気道症候群といって、鼻呼吸がしにくいだけではなく、軟口蓋過長症や喉頭虚脱などを併発し慢性的に悪化していく疾患のおそれがあるからです。

いびきにより熟睡できず疲れが溜まったり、酸素をうまく取り込めないことでパニックになった結果、さらに呼吸が浅くなりチアノーゼを起こすこともありますので、少しでもいびきが気になったら動物病院に相談に行かれることをおすすめします。

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