【花梅トライ! トライ!!】人と犬の憩いの場、ドッグカフェへ。楽しい時間を過ごすためのマナーとは?

【花梅トライ! トライ!!】人と犬の憩いの場、ドッグカフェへ。楽しい時間を過ごすためのマナーとは?

「愛犬との暮らしをもっと楽しくするために、みんなはどんなことをしているの…?」。そんな飼い主さんに代わって、気になるスポットや注目のイベントを、パグの花&梅やお友だちが実際に体験してみるこの企画。第3回は「ドッグカフェ」での過ごし方、準備について、ドッグトレーナーの三輪さんに教えていただきました!(写真は左から花、梅)

  • サムネイル: 山本 はな
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ドッグカフェって何をするところ? メリット・デメリットとは?

「愛犬と一緒にカフェに行ってみたいけれど、初めてだから大丈夫かな?」と不安に思う飼い主さんもいるかと思います。

「そもそもドッグカフェとは、多くの犬や飼い主さんと触れ合って友だちを作るというよりも、『人間社会にはこんな場所もあるんだよ』と愛犬に教え、一緒の時間を楽しみながら新たな社会性を身につけるための空間です。飼い主さんとワンちゃんで一緒に食事を楽しめることは大きなメリットですが、反対に他のワンちゃんに吠えられたりして怖い思いをしたりというデメリットも」(ドッグトレーナー 三輪さん)

そのため、みんなが快適に過ごすためのマナーを身につけて、お出かけする必要があります。

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ちなみに、一般的に愛犬と一緒に行けるカフェには、大きく分けて2つのタイプがあります。

◆ドッグカフェ
犬と一緒に訪れることを目的としたカフェやレストラン。愛犬のためのリードフックが設置してあったり、犬用の食事メニューが用意されていたりします。
◆犬同伴OKのカフェ
あくまで一般のお客さんを対象としたカフェやレストラン。スペースを区切る形で、店内の一部やテラスなどに「犬と過ごせる席」が用意されています。

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ドッグカフェなのか、犬同伴OKのカフェなのか、またお店によってもルールが違うので、必ず確認しておきましょう。

カフェ店内デビュー前に、身につけておきたい3つのポイント

多くのドッグカフェのオーナーさんやスタッフの人たちは犬が好きで、ちょっとした失敗は広い心で許してくれます。でもデビューするためには、最低限守っておきたいことも。

1 トイレトレーニング

店内で粗相をしないようトレーニングしておくことが大切です。また、入店前にトイレを済ませておくことも忘れずに。

2 クールダウン

普段から人や犬に対して興奮しやすいワンちゃんの場合は、どうやったら落ち着けるか練習しておきましょう。マット練習やリードを踏むなど、愛犬に合った方法で飼い主さんがコントロールすることが大切です。

3 足元でのステイ

飼い主の足元で「フセ」の体勢をとってリラックスし、そのまま落ち着いているのが理想的です。

「いきなりカフェに訪れるのではなく、事前にトレーニングをしておくことが楽しい時間を過ごすコツです。例えば、足元でのステイなどは、公園のベンチに座ったとき、飼い主さんの足元でおとなしくしていられるか? 犬連れOKのカフェのテラス席で落ち着いていられるか? と徐々にステップを踏んで慣らしていきましょう」(三輪さん)

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「いっぱい練習したからステイはカンペキ!」

店内には、他のお客さんや犬も多くいます。トレーニングをしても心配な場合は、一度、飼い主さんだけでカフェに行ってどの時間が空いているのか? どんなお店の雰囲気なのか? など様子を確認しておくことをおすすめします。

準備もバッチリ! さぁ、カフェに行ってみよう!

入店前

扉を開ける前に「オスワリ」をして気持ちをクールダウン。店内には他の犬もいるので、興奮状態のまま入ると吠えたり飛びかかったりすることも。また、リードは短く持って入店しましょう。

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「ここはどこ!? 楽しいところかな?」

席の選び方

初めてドッグカフェに訪れた場合は、まず場所に慣れるために他の犬から離れた席を選びましょう。入口付近や、キッチンの近くは人や犬の出入りが多いので、できれば避けたいところです。

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「ルンルン♪ いいニオイがするなー」

席に着いたら

リードフックにリードを引っかける、またはリードを短く持ち、「オスワリ」や「フセ」の状態で落ち着かせましょう。カフェマットがあれば抜け毛の対策にもなります。

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「アタシタチ、いい子にして待ってるよ」

食事や飲み物を注文したら

オーダーした料理やドリンクがサービスされる少し前に、おやつを入れたコングやガムをあげましょう。夢中になってかじってくれれば、飼い主さんがご飯を食べている間の暇つぶしにもなります。

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「まだかな。早くかじりたい…」

カフェタイムが終わったら

お店を出るときに、他の犬と接することも。もしご挨拶をする場合は、相手の飼い主さんに確認するとともに常に愛犬の様子を見ておきましょう。ご挨拶も上手にできるようになったら、カフェに行くのがより楽しみになりますね。

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「アタシ、梅。今日、カフェデビューしたの。よろしくね♪」

<思わずやりがち! NG例を改めて解説>

◆犬の粗相が心配なのでトイレシーツを敷く
店内でトイレをさせる行為はマナー違反。シートを敷くとここで排泄をしていいと認識してしまいます。もし粗相をしてしまった場合は、飼い主が掃除を行い店員に伝えましょう。

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「オシッコしていいの?」

◆人用の食事を与えたり、食器を使わせたりする
人用のご飯は塩分が多く、ワンちゃんにとっては体に良くありません。また、人が使う食器から食べ物やお水を与えるようなことはしてはいけません。他のお客さんが不快に感じ、衛生的にも問題があります。

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「いただきまーす!」

◆カフェに入って席に着いたのでリードを外す
多くのドッグカフェではリードは必須です。なかにはノーリードOKのところもありますが、犬同士のトラブルも多いので、リードは外さず飼い主さんがコントロールできる状態にしておきましょう。普段見慣れない人や犬がいるため、興奮してしまうことがよくあります。

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「遊び回っちゃおーっと」

あると便利! ドッグカフェにお出かけするための持ち物一覧

「何を持っていけばいいの?」という飼い主さんのために、犬が店内で落ち着いているためのグッズや、マナーを守って寛げるものなど、カフェでの時間を快適なものにするためのアイテムを改めて紹介します。

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◆カフェマット
カフェマットの上でステイすることをしつけておけば、ドッグカフェでもここが居場所だと認識します。

◆バックル付きリード
リードを持ったまま飼い主さんが飲食するのは大変。そんなときにはバックル付きのリードが便利です。犬が隣の席まで行かないように、長さを調節しておきましょう。

◆おやつ(2〜3種類)
食事の良いニオイに興奮してしまう犬も多くいます。そのため、お気に入りのおやつを持参しましょう。気分によって好みが代わることもあるので何種類かあると安心です。

◆犬用の水&水飲み容器
多くのドッグカフェでは水や容器を提供してもらえますが、念のため持参しておくといいでしょう。

◆ガムまたはコング
長時間かじれるガムや、おやつを詰めたコングを用意しておけば、楽しんでいる間にゆったり過ごせます。

◆マナーポーチ
基本的にゴミは持ち帰ります。そのため、排泄物を入れるポーチは用意しておきましょう。

◆キャリーバッグまたはカート
初めての場所に緊張する犬は多いもの。落ち着ける場所としてキャリーバッグやカートを持ち込むという方法もあります。

◆マナーベルト
特に男の子はマーキングの習性があるため、マナーベルトを着用しておくと安心できます。女の子でも心配な場合は、マナーパンツを着用させましょう。

いかがでしたか? 「マナーやルールがいっぱいあって大変そう…」と思う飼い主さんもいるかも知れません。でも、一度デビューをしてみれば徐々に慣れて当たり前のことと思うようになるはずです。

嬉しいことに最近では、ワンちゃん用のプレートやおやつなどの犬用カフェメニューに加え、バースデーケーキなども充実!誕生日やお迎えした日など、大切な記念日を一緒にお祝いできれば、愛犬との生活ももっと豊かになりますよね。次回は、犬の社交場「ドッグラン」からレポートします!

Special thanks!

park side cafe Retrieve(パーク サイド カフェ レトリーブ)
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田園都市線「たまプラーザ」駅より徒歩10分、美しが丘公園の目の前。店内の全席で、家族である愛犬と一緒に楽しめるカフェです。シアトル仕込みのコーヒーとイタリアンベースの手作り料理を味わうことができます。散歩ついでにコーヒータイムを過ごしたり、犬友だちと一緒にワンちゃんのお誕生日会をしたりするなど、ゆったりと自由にお楽しみいただけます。
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