【獣医師監修】イタリアン・グレーハウンドと長く暮らすために知っておきたい病気のこと
細いカラダや四肢からくる優雅な雰囲気と、お手入れもしやすく飼いやすいことから人気の犬種、イタリアン・グレーハウンド。家に迎え入れて長く共に暮らしていくために、気をつけたい病気についてみていくことにしましょう。
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長
イタリアン・グレーハウンドのかかりやすい病気
イタリアン・グレーハウンドは、かかりやすい大きな病気が少ない犬種といえますが、皮膚疾患として「脱毛症」がみられることがあります。また、目の病気である「白内障」や「緑内障」に若い年齢で罹患することもあります。
病気以上に気をつけなくてはいけないのが「ケガ」です。とくに、ほかの犬種に比べて骨折してしまうことが多いのです。もともと脚が細いことに加えて、運動や遊びが大好きなので、室内で走り回ったり、高いところからジャンプした時に骨折する場合があります。
イタリアン・グレーハウンドと長く暮らすために
イタリアン・グレーハウンドは骨折しやすい犬種ですが、飼い主が日々注意を払ってあげさえすれば、ほとんどのケガは防ぐことができるでしょう。暑さ寒さに弱いイタリアン・グレーハウンドは室内犬として飼うことが望ましいので、部屋の中で倒れやすい家具の配置を変えたり、ぶつかりやすいものを取り除くなどの工夫をしましょう。フローリングの床は足腰への負担が大きいので、カーペットを敷いてあげてください。
ほかの犬種とも友好的に接することができるため、体格差のある相手とも構わずに遊びます。これもケガの原因になるので、注意深く見守る必要があります。
イタリアン・グレーハウンドは、カラダのサイズとその賢さから大変飼いやすく、病気も少ないのでしっかりとケアをしてあげれば、長い時間を共に過ごすことができます。日々の愛情深いスキンシップを怠ることなく、より良い環境づくりを心がけていきましょう。
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