チワワの理想体重と、肥満が原因で引き起こされる病気について

チワワは、小さいですがもともと活発な犬種です。運動不足や食べすぎで太ってしまうと、様々な病気のリスクが高まるので、愛犬の理想体重を知っておくことが、チワワの健康を守るために大切になります。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

チワワの理想体重

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チワワは“世界最小の純血犬”で、成犬になっても体重は1~3kgです。ですが、チワワとしての理想体重ではなく、自分の犬の理想体重を考える必要があります。というのも、体格が異なれば当然理想体重も異なるからです。非常に小柄であれば2kgでも肥満体型のこともありますし、カラダが大きければ4kgでも痩せすぎということもあります。

大切なのは、単純な体重ではなく、自分の愛犬の理想体型時の体重を知ることです。

チワワの餌の与え方

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それでは、チワワにはどれくらいの餌を与えれば良いのでしょうか。犬の1日に必要なカロリーは『(体重×30+70)×係数』で求められます。係数は以下の通りです。
※脂肪の量、身体活動の程度、繁殖周期、年齢、健康状態、被毛の厚さ、気候などによってエネルギー要求量は大きく変化します。また、体格や環境、活動状況がほぼ同じでも消費するエネルギー量には個体によって差異があります。計算式はあくまでも平均的な概算を求めるものに過ぎないため、常に動物の様子を観察して調整していく必要があります。

●生後0~4ヶ月 3.0
●生後4ヵ月~1年 2.0
●1歳以上の成犬・老犬 1.4
●妊娠・授乳中の雌犬 2.0
●避妊・去勢手術を受けていない犬 1.8
●避妊・去勢手術を受けた犬 1.6
●体重制限がかかっている犬 1.0

たとえば、体重が2kgで生後5ヶ月のチワワがいるとしたら、1日に必要なカロリーは『(2×30+70)×2.0=260kcal』となります。このカロリー摂取量を目安として、餌を与えますが、通常はフードの袋に参考量が記載していますので、それを基準に与えてもいいでしょう。

チワワだから小さくしたい、と成長期に餌を減らしたりすることは絶対にやめましょう。
充分な栄養をとり、骨格、筋肉ともにたくましく健康に育てましょう。

また、年齢別のフードを取り入れて、その年齢に必要な栄養バランスを簡単にとれるようにするのもいいですね。

チワワが肥満になってしまうと

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このように、カロリー量を計算しながらチワワの成長に合わせて餌を与えていくわけですが主に食事やおやつの与えすぎにより肥満になることがあります。人が思う「ちょっとの量」でもカラダの小さなチワワにとっては結構なカロリー摂取になるのです。また、ほんの100gや200gの体重増加でも、カラダの小さなチワワには負担が大きくかかります。

具体的には、以下のような症状が見られることがあります。

●膝や腰などの関節への負担
●呼吸器や循環器疾患のリスクが高くなる
●全身麻酔の際のリスクが高くなる
●熱中症などのリスクが高くなる
●糖尿病などの内分泌疾患のリスクが高くなる
など

このように見ると、百害あって一利なしなのが肥満です。チワワも人間同様、理想体重を超えたまま生活していると、様々なリスクが生じますので「ちょっと太って来たな」と感じた時は、ダイエットをするようにしましょう。

とはいえ、無理なダイエットは逆に健康を害することもあります。まずは、チワワの食生活を振り返ってみましょう。1日のカロリー数は適正か、おやつを与え過ぎていないかをチェックします。そして、運動量の変化にも注目しましょう。

餌を低カロリーのものに変えたり、おやつを減らしたり、散歩の量を増やしたりして、チワワの体重をコントロールしましょう。くれぐれも、変化は少しずつ。長い目で見てダイエットを行い、チワワの健康を守ってあげましょう。

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