知っておきたい、犬のおもちゃの種類と選び方
おもちゃは犬にとって体や心の成長を促す大切なアイテムの一つ。しかし、たくさんの種類があるのでどのおもちゃが良いのか迷ってしまいます。素材や形によって、どんなおもちゃがどんなコに適しているか変わってくるので、おもちゃの種類と選び方を理解しておきましょう。上手な使い方アドバイスもご紹介します。
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目次
タイプは大きく分けて4種類! 犬のおもちゃ
布製のおもちゃ
布でできたぬいぐるみは柔らかく、犬にとって噛みごこちが良いのが特徴です。振り回したり、投げたりして遊ぶだけでなく、犬によっては一緒に添い寝をしたりしてすることも。
動物やケーキなどの可愛らしいモチーフのものが多く、ペットショップなどでも手に入りやすいです。
種類によっては中に「ピーピー」と音がなる笛などが入っています。この音が狩りをする時の獲物の鳴き声と似ているため犬の狩猟本能を刺激すると言われていて、犬の気をひきやすい作りになっています。
ただし、出しっぱなしで遊ばせていると、犬が飽きてしまったり、興奮して壊すことが目的になったりしてしまいます。「まだ遊びたい!」と思っているうちに取り上げるのがコツです。これはすべてのおもちゃにいえることなので、飼い主さんはほどほどで中断させるようにしましょう。
ラバータイプのおもちゃ
ある程度弾力があり、噛みごこちが良いのがラバータイプのおもちゃです。ボールなどの形に加え、中におやつやペーストを詰めて遊ぶことができる知育おもちゃなど、形状も様々です。
また、噛むことにより遊びながらデンタルケアできるおもちゃもあります。汚れたら丸洗いできるものが多いので、お外遊びにも最適です。
木製のおもちゃ
天然の木を樹脂などで固めたり、木を整形して犬が噛みやすい形にしたもので、犬がかじって遊ぶのに適しています。丈夫な作りでいつまでも噛むことができるので、犬のストレス解消におすすめです。
ロープタイプのおもちゃ
糸や布などを束ねて、犬がくわえやすいようしたオモチャです。ロープ状のものや、ぬいぐるみとセットになったタイプもあります。
このおもちゃで遊ぶと、細い繊維が歯の間に入り込むため歯磨きと似たような効果を得ることができるのが特徴です。
また、飼い主さんと引っ張りあいっこをして遊ぶこともできるので、コミュニケーションのツールとしても優秀です。
年齢に合ったおもちゃを選ぼう!
子犬の歯の生え変わり時期には噛めるタイプがオススメ
子犬の場合は噛みやすい布製のおもちゃがおすすめです。歯の生え変わりの時期なので、何かを噛みたい気持ちをぬいぐるみで発散させてあげると良いでしょう。軽い引っ張りあいっこなども、飼い主さんと遊ぶ上で、力加減や力関係などの必要なしつけを覚えさせるのに役立ちます。
こうした遊びでは、必ず飼い主さんがおもちゃを取り上げて終わらせるようにしましょう。犬を勝たせてしまうと、「おもちゃ=自分の物」という認識が強くなり、取り上げようとするとうなるなどの問題行動につながる場合があります。飼い主さんが主導権をにぎることで、遊びの終わりのタイミングもコントロールもしやすくなります。
歯の生え変わりのタイミングで、口のむず痒さから家具などをかじってしまう子犬もいます。その場合は木製のおもちゃなどをかじらせることで、ストレスを発散させましょう。
ただし、犬にとっては木製のおもちゃと家具などそれ以外の物の区別が難しいため、飼い主がおもちゃを与えることで始め、取り上げることで終わりにするなど、犬がいつでも好き勝手におもちゃで遊べる状況を作らないようにし、飼い主が与えるもの以外で遊ばせないようにする方が良いでしょう。
成犬はお気に入りを見つけよう
子犬の頃のものと大きく変える必要はありませんが、犬によっては古いおもちゃはサイズが小さくなって誤って飲み込む危険が生じている場合があるので注意しましょう。
絆を深める為にも、飼い主さんが投げたり隠したりして遊べるラバータイプのおもちゃや、引っ張りあいができるロープ状のおもちゃなどがおすすめです。
一人遊びができるプラスチック製のおもちゃなども役立ちます。しかし、破壊して誤飲を招く可能性があるため、飼い主さんの目の届く範囲で遊ばせるように注意が必要です。
シニア犬には体力が落ちても遊べるおもちゃを
足腰の力や顎の力などが低下してくるシニア犬は、選ぶおもちゃにも注意が必要です。
固すぎるものは選ばず、布製のおもちゃなどの柔らかさがあるものを与え、噛む力が弱まらないようにしてあげましょう。ラバータイプのおもちゃの中には、シニア犬用に開発されたものもあります。中におやつを入れられるおもちゃも、おやつを取り出そうと頭を使うのでよい刺激になります。
体格に合ったおもちゃ選び
体格が大きい犬に小さいおもちゃを与えると遊んでいるうちに破壊してしまい、飲み込んでしまう危険が高まります。反対に、小型犬に大きすぎるおもちゃを与えても満足に遊べないことがあります。誤飲は犬の命に関わる可能性があります。口の大きさや噛む力の強さなどを考慮しておもちゃを選びましょう。
「大型犬用」や「小型犬用」などの表記があるので、参考にするのも良いですね。
シーン別で使い分けて楽しい時間に
お留守番のとき
遊び相手がいないお留守番では、一人で遊べるようなおもちゃが良いでしょう。丈夫で壊れにくいラバータイプの知育おもちゃにおやつを入れれば、それを取り出すことに夢中になって遊んでくれます。取り出すのに頭を使うため、犬にとっても刺激的なおもちゃです。最初から難易度を高くすると取り出すことを諦めてしまうので、初めて与える場合は簡単に取り出せるようにすると良いですね。
布製のおもちゃは壊れやすく、綿や布などを飲み込む可能性があるため飼い主さんの目が届かない時に遊ばせるのは控えましょう。
飼い主さんと遊ぶとき
犬にとって飼い主さんと遊ぶことは楽しみの一つ。せっかくなら一緒に遊べるようなおもちゃを選びましょう。
投げて遊べるボールや引っ張り合いができるロープやぬいぐるみのおもちゃがおすすめです。同じおもちゃに飽きてきたらおもちゃを隠して探させてみたりするなど、少し工夫を加えて犬の興味を引きましょう。
外遊びをするとき
外で思い切り遊ぶ時は、汚れにくいラバーボールやフリスビーなどが最適です。遠くまで取りに行くことで犬にとっては良い運動になり、おもちゃを持ってきた際によく褒めてあげれば良いコミュニケーションになります。
水に浮くおもちゃなどもあるので、水遊びの時には用意してあげると喜んでくれそうですね。
ごほうびに
特別な記念日や、日頃の感謝の気持ちを伝えたいときには、いつもと少し違ったおもちゃをあげると犬も喜んでくれるでしょう。
普段見ない形や香り、噛みごこちなどのおもちゃを与えると、犬にとっても刺激になります。おもちゃによっては使い続けると香りが落ちてきたり、誤飲を招きやすくなるので、ある程度使ったら新しいものをプレゼントしてあげたいですね。
紹介してきたように、犬のおもちゃには様々な種類があります。しかし、喜んでくれるおもちゃを選ぶのは難しいですよね。そんなときは愛犬へのギフトを選んでくれるサービスを使うのも方法の一つです。
犬に合わせておもちゃを選んでくれるギフトサービスも
「PECOBOX」は「何気ない日を記念日に」をコンセプトに、専門のスタッフが上質なおもちゃやおやつを選んでお届けする「ギフトBOX」サービスです。
事前に犬種や年齢などを聞き取りしてからおもちゃやおやつを選んでいきます。
販売場所が限られているものや有名メーカーのものなど、厳選されたものを詰め合わせて送ってもらえます。犬にあわせて手作りでギフトBOXを作ってもらえるのは嬉しいですね。
おもちゃを使ってより絆を深めよう
犬と飼い主さんにとって大切なコミュニケーションツールであるおもちゃ。ストレス解消やしつけなど、役立つ場面は多いですが、誤飲などを起こすと犬の命に関わることもあります。楽しく安全に遊ぶ為にも、犬の体格や性格、使うシーンなどに合わせて気を使ってあげましょう。
数多くあるおもちゃの中から、お気に入りのものを見つけてあげたいですね。