猫びより
たくさんの猫雑貨と保護猫がいる石垣島の「にゃんこのしっぽ♪」【from Japan】

たくさんの猫雑貨と保護猫がいる石垣島の「にゃんこのしっぽ♪」【from Japan】

(猫びより 2019年9月号 Vol.107より)

  • サムネイル: 猫びより編集部
  • 更新日:

石垣島の市街地から北へ車で20分程の町はずれにある「ギャラリー&猫雑貨 にゃんこのしっぽ♪」。
2016年にオープンした古民家の一角を改装したショップには、箸置きやポーチ、Tシャツなどの猫雑貨やアート作品がズラリと並ぶ。保護猫の写真を使ったオリジナルのポストカードもあり、その売上は猫たちの医療費となる。

栃木県出身の栗原真弓さんは、美しい自然に惹かれて石垣島に移り住み、樹脂粘土の猫フィギュアや肉球ストラップを作りつつ、怪我をした猫や病気で弱った猫の保護をしている。

栗原さんお手製猫フィギュアと肉球ストラップ。オーダーも可

栗原さんお手製猫フィギュアと肉球ストラップ。オーダーも可

捨てられた猫は、さまよい歩くうちに不運な事故に巻き込まれることも多い。栗原さんはそんな猫たちを保護し、動物病院に通いながら懸命に世話をしている。保護したときに弱ってガリガリだった猫が回復して、ふっくら元気に可愛くなると里親募集をする。

大怪我をした元公園猫のみいこも、今や抱っこ大好きな看板猫に

大怪我をした元公園猫のみいこも、今や抱っこ大好きな看板猫に

現在35匹の保護猫がいて医療費もかさむため、2017年より『石垣島の捨てられた猫たちに治療を受けさせたい』というプロジェクト名で、クラウドファンディングにも挑戦。訪れてくれたお客様や、インスタグラムなどの効果もあり、5回とも目標達成。多くの人の支援を受け、たくさんの猫たちに駆虫薬を投与し、治療を受けさせることができた。

治療してもらい庭を自由に散歩するケンタロウ

治療してもらい庭を自由に散歩するケンタロウ

看板猫のみいこちゃんも元はサザンゲートブリッジの公園猫だった。交通事故に遭い、骨盤骨折とひどい全身痙攣で助かる見込みはなく、看取るつもりで保護したが、驚異の回復力で奇跡の生還! 後遺症で少し足にマヒが残るものの、今はお客さんに愛嬌を振りまいている。

茶白猫のソランも車にはねられて路上に倒れていた。もう息絶えているのかと思って抱き上げると、心臓が動いていた。骨盤骨折と脳震盪を起こしていたが治療を受け、今ではとても元気だ。

ソラン(左)&コナンも事故や瀕死の状態から奇跡の回復

ソラン(左)&コナンも事故や瀕死の状態から奇跡の回復

キジ白のコナンは、小さな子猫の時に捨てられて台風の風雨に打たれ、ずぶ濡れで冷え切って意識もなかった。それを栗原さんが見つけ、温めてやると息を吹き返したそうで、「生きててくれて本当に嬉しかった」と語る。

手術後や怪我治療中の猫たちのケージが並ぶ

手術後や怪我治療中の猫たちのケージが並ぶ

猫たちの遊ぶ店内では、肉球ストラップ作り体験もでき、雨の日でも楽しめる。栗原さんの温かな人柄と愛らしい猫たちに触れ、時間を忘れて過ごせる、猫好きさんなら要チェックな場所だ。

ギャラリー&猫雑貨 にゃんこのしっぽ♪

ギャラリー&猫雑貨 にゃんこのしっぽ♪


沖縄県石垣市桴海247
TEL 090-7586-6838
営業時間:10:00〜18:30
定休日:不定休
https://myaaa-ishigakijima.jimdo.com/
Instagram:@ishigakijimanyanconoshippo

Harada Satomi
愛知県在住で保護猫3匹と暮らす。
著書に、世界の猫写真と紀行漫画で綴る単行本『猫にまたタビ』(辰巳出版)。
日本写真家協会会員。

(写真・文 原田佐登美)

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