秋のおでかけにぴったり。愛犬とシェアできる行楽弁当レシピ
暑さも和らいで、愛犬とのおでかけに最適な季節がやってきました。お天気が良い日は、お弁当を作って、愛犬と一緒に屋外で食べるのもおすすめです。今回は、愛犬と一緒に参加できる大人気の料理教室「Wanbino」を主催する料理研究家の水野雪絵先生に、「秋の行楽OBENTO」のレシピを教えていただきました。
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目次
調味料不使用。素材そのものの味を楽しめるヘルシーなお弁当
「秋の行楽OBENTO」は、①栗ご飯、②鶏団子、③揚げないカボチャコロッケ、④大学芋風デザートの全4品(+いろどり用の枝豆)。
愛犬とシェアすることが前提のお弁当なので、原則として塩や砂糖、お醤油などの調味料は使用しません。
そのままでも美味しいですが、物足りないな…と感じる飼い主さんは、自分用に取り分けたものに、適宜、調味料をつけていただきましょう。
なお、②鶏団子と③揚げないカボチャコロッケに使う「ぶぶあられ」は、もち米でできている小さな丸いあられのこと。
スーパーやネットショップなどで購入できますが、塩や砂糖で味付けされていないものを選ぶようにしてください。
<材料>
①栗ご飯
栗8~10個(市販の水煮を使うと便利です)
五分づき玄米・黒米合わせて2合
昆布1枚
②鶏団子
鶏むね肉1枚(約250gで7個分)
すりおろし生姜1かけ分
ぶぶあられ適量
③揚げないカボチャコロッケ
カボチャ適量
ぶぶあられ適量
④大学芋風デザート
サツマイモ適量
いりごま(白・黒)
ハチミツ
栄養たっぷり。毎日の食事にもおすすめの簡単レシピ
材料を揃えたら、いよいよ調理をはじめましょう。
水野先生のレシピは、食材そのものの味や色合い、栄養を最大限に引き出す、シンプルな調理法が特徴。
難しいテクニックは不要なので、お料理経験が浅い方も、気負わずに作ることができます。
1 栗ご飯の作り方
1.黒米を加えた五分づき玄米2合分のお米を洗い、水気を切って炊飯器に入れる
2.水を分量分のメモリまで入れて、昆布を加える
3.むき栗8~10個ほどを炊飯器に加えて、普通に炊く
4.炊き上がったら昆布を取ってさっくり混ぜ、食べやすい大きさのおにぎりにすれば完成
※ 栗は水煮を使うと便利。飼い主さんは食べる直前にお塩をふっても、美味しくいただけます。
2 鶏団子の作り方
1.鶏むね肉の皮を取り除き、細かく切ってフードプロセッサーにかける
2.そこにすり下ろした生姜1かけ分を加え、よく混ぜる
3.6~7等分して丸く団子状にまとめる
4.ぶぶあられを衣にして、まぶしたら油でからりと揚げる
※塩ゆでしたニンジンを紅葉型でくりぬき飾ると秋らしい雰囲気に仕上がります。
3 揚げないカボチャコロッケの作り方
1.柔らかく蒸したカボチャをつぶしてマッシュ状にする
2.食べ易いお好みの大きさに丸めたら、ぶぶあられを表面にまぶして出来上がり
※ 油で揚げる必要がないので、時間がないときにぴったりの一品。
色のついたぶぶあられを使うと、華やいだ雰囲気に。
ほんのり甘いカボチャマッシュは愛犬のおやつにもぴったりです。
4 大学芋風デザートの作り方
1.サツマイモをホイルで包み、170℃のオーブンで40分焼く
2.サツマイモが焼けたら食べやすい大きさに輪切りにし、水で軽く溶いたハチミツを塗る
3.いりごま(白・黒)をふって出来上がり
※水飴ではなく、殺菌作用のあるはちみつで作るのがポイント。
はちみつは水で溶くことで愛犬の歯にくっつきにくくなり、食べやすい仕上がりに。
無添加で不純物が含まれない、上質なはちみつを選んであげましょう。
水野先生おすすめの「レザーウッドハニー」(オーストラリア産)
彩りを添える枝豆は、茹でて串にさすだけで可愛いアクセントに。
愛犬が串ごと飲み込んでしまわないよう、十分に注意し、1粒ずつ、串から外して与えるようにしてください。
おわりに
華やかな見た目とはうらはらに、意外と簡単に作れてしまう栄養たっぷりの「秋の行楽OBENTO」。
材料も手に入りやすいものばかりなので、思い立ったらすぐに作ることができるだけでなく、人間用・愛犬用と分けて作らずに済むのも嬉しいところです。
お弁当用にはもちろん、食事用のメニューにも最適。
栗ごはんや鶏団子は、一度にたくさん作って冷凍しておくと、時間のないときにササッと使えて便利です。
監修者情報
水野 雪絵
料理研究家。飼い主さんと愛犬のための料理教室「Wanbino」を主宰。
ペット食育指導士、食育アドバイザー、ファームマエストロ、薬膳インストラクター、フードアナリストとしても活躍中。
Wanbino公式サイト:https://wanbino.jimdo.com/
ライタープロフィール
相山 華子 Hanako Aiyama
報道記者を経てフリーのライターに。雑誌、企業広報誌、Webなどで主にインタビュー記事を手がけている。仕事でもプライベートでも「いろんなところに行って、いろんな人に会う」のが信条。好きな旅のスタイルは鉄道旅。最近は家族で秘境駅巡りを楽しんでいる。大型犬好きで、これまでに飼った犬種はドーベルマンとラブラドール・レトリバー。
コンテンツ提供元:愛犬と行きたい上質なおでかけを紹介するWEBマガジン Pally