【チワワスタイル】【キミがいてボクがいる】My Dog! My Style!(その2)
君たちと暮らしていると、喜びは2倍以上、悲しみは半分以下になるみたい。小さい体でたくさんの幸せと笑顔をくれる君たちにたくさんのありがとうと大好きを込めて!(チワワスタイル Vol.27より)
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【Style 2/川村 正さん、きよみさん+こはる】グランプリ優勝経験もある芸達者さん お店では看板犬として活躍中!
こはる目当てでお客も増えた? 福を呼ぶ、招きチワワさん
宮城県で川村正さん、きよみさん夫妻と暮らす、こはる(メス・6歳)はとても芸達者なチワワさんだ。オスワリ、フセなどの基本コマンドはもちろん、なんとフラフープをジャンプで飛び越えたり、バランスボールに乗ったりできるのだ。さらにすごいのは、バランスボールに乗って自分で転がせること。まるでサーカスの曲芸みたいっす。
こはるの特技のバランスボール乗り。このままコロコロ転がってくるのだから、おかしいやらかわいいやら。もちろんごほうびはもらいます。
「もともとこはるは、足に軽度のパテラを持っていました。足の筋肉を鍛えるといいと聞いたので、バランスボールを始めたんです。最初はちょっとだけ乗せてごほうびをあげることから始めたのですが、どんどん上達していきました。こはるが食いしん坊なのがよかったみたいですね(笑)」ときよみさん。
こはるは賢いので、モッテコイするオモチャの名前を覚えている。これは「ボール」
物覚えのいいこはるに楽しくなり、いろいろ教えた結果が、今の芸達者の姿というわけ。
さて、こはるが川村家に来たのは、きよみさんのひと目ぼれがきっかけだった。それまで川村家では犬3匹、猫6匹がいる大所帯。その子たちが虹の橋を渡り、若干のペットロスに陥ってたところで、ペットショップでふと目があってしまったのがこはるだった。
取材日がとても寒い日だったのでダウンで防寒。ライオンみたい?
「それまでいた、白いMIX犬に似ているなと思ったんですよね。でも主人は、チワワは小さくて怖いと、反対していました」
きよみさんは「チワワかっちゃったー」と正さんを驚かせたうえで「実はチワワの本でしたー」とばらすお茶目などを入れつつ、だんだん正さんをその気にさせていったそう。今では正さんもすっかりこはるにメロメロで一緒にドライブもツーリングも行く仲だ。
「こはる連れではあまり遠くには行きませんが、暖かい季節に数回、バイクで出かけますね。気持ちよさそうですよ」と正さん。
これが川村家のツーリングスタイル。サングラス、決まってます!
もうひとつ、こはるの特技、というか大切なお役目がある。川村家はカラオケスナックを営業しているので、そのお店の看板犬としてのお仕事があるのだ。毎日一緒にお店に行き、お客さんとふれ合っている。
家族のティータイムは、もちろんこはるも参加。
こはるを飼い始めてしばらくした頃、正さん不在の夜があった。こはる1匹だけで留守番させるのが不安で、きよみさんがお店に連れて行ったところ、まったく動じずにお店で普段通りに振る舞っていたそう。
このベッド、実は猫用。小柄なこはるにぴったりサイズなのです。にょきっと出ている姿がかわいいなー。
「あ、大丈夫なんだと思って、それからは一緒に連れて行っています。おとなしく客席に座っているだけなのですが、こはる目当てのお客さんもいて、ありがたいですね」
招き猫ならぬ、招きチワワさん? しっかりと看板犬のお役目を果たすこはるだった。
How to Keep
特技で生活必需品を稼ぐ?
某ショッピングモールで開催されていた「芸ーわんグランプリ」の常連だったこはる。毎年、上位に入っていて、賞品でトイレシーツやフードなどをもらっていた。「1~3歳までは買ったことがありませんでした」なんて飼い主孝行さん!
ごほうびのために頭を使う
「ごほうびをGETする方法を、いつも考えています」家族にスルーされていると自主的にバランスボールを転がしてきたり、正さんの顔を見ておしゃべりし続けたりと、一生懸命気を引いている。でもカメラを向けると、すぐにやめてしまうのだ。
ママの手編みもあるよ!
ピンクのワンピースなど、女の子らしいデザイン、色合いを好む。きよみさん手編みのニットも多い。
ぬいぐるみ系オモチャがスキ
スキ:オモチャはぬいぐるみ系が好きで、自分の頭以上の大きさのものを振り回すことも。今のブームは鯛焼き。
音の鳴るオモチャは苦手
キライ:実はこはる、大きな音が嫌い。なので、いわゆる鳴きオモチャも嫌い。プラスチックも苦手だそう。
動じないこはるの苦手なこと
とても落ち着いた性格のこはるだが、お風呂は苦手。湯沸かし器の「お風呂が沸きました」という音声が流れると、そそくさと自分のベッドに逃げ込むそう。「主人がいる時は無理に入れさせないとわかっているので、平気な顔をしています」
椅子と保護色になっています
お店の椅子とこはるの毛色が似ていて、椅子にこはるがいると気づきにくいそう。「そのまま座ってしまって、こはるに驚かれたことが……」今までのところ、何事もなく過ぎているが、これからは本当に気をつけようと思っている。
パパと一緒に起きるよ♪
日常の世話の中心はきよみさんだけど、こはるはパパっこ。「パパが起きると、こはるも起きてきます。私だけだと起きてこない(笑)」ときよみさん。きよみさんは「大好きなママだけど、ちょっとうるさいと思っているかも」だそう。
Text:Eriko Itoh
Photos:Teruhisa Tajiri、Miharu Saitoh