豊橋駅から車で5分ほどの所に、黄色い看板が目印の「VISUAL ARTS(ビジュアルアーツ)」、通称「玉五郎の写真館」がある。小玉亘宏社長(55歳)は日本写真家協会(JPS)に所属する写真家で、人物や料理メニューの写真などさまざまなスタジオ撮影や建築撮影の他に、風景写真を得意分野とする。
小玉社長と半蔵さん(写真提供・ビジュアルアーツ)
そのスタジオの看板猫として会社HPのブログにも登場するのが半蔵さん(7歳♂)だ。県内の個人ボランティアさんから子猫の頃に引き取られ、兄弟猫の中でもおとなしい性格の猫。拾われた時から奥歯が無いけれど、マグロとちゅ~るが大好物で食欲旺盛な食いしん坊さんだ。ちょっぴり怖がりさんだが、スタッフさんに抱っこされるのはOK。
先輩看板猫・銀八さんの肖像写真の前で半蔵さんがポーズ
もう1匹の看板猫は同じボランティアさん経由でやってきた黒猫みかんちゃん(5歳♀)。オレンジ色の目を持ち、小柄なふっくらボディは女の子らしいが鼻筋が通っていて精悍な顔だち。お客さん大好きで、人が来ると飛んできては愛嬌を振りまく接客好きだ。やや気が強く、噛み癖があるので撫でる時はご用心。
日の当たる窓辺にいると時々小学生に囲まれる
先代の看板猫、銀八さんも同じサバ白で立派な看板猫だったそう。写真館の近所でやせ細った姿でスタッフさんに拾われ、動物病院で余命3ヶ月の白血病と診断されたが、大切に育てられ10年も長生きしてくれた。毎年のお節料理撮影の時、銀八ファンのお得意様が予備具材を多めに持ってきてくれて、伊勢海老やタラバカニを分けてもらうのが大好きだったそう。
みかん「アタシも撮影についていくのニャ」
小玉社長は「毎年の年賀状では猫たちがモデルもしてくれます。将来は猫の手を借りて半蔵さんがカメラのシャッターを押してくれるといいな」と笑う。
年賀状のモデルも務めています
有限会社ビジュアルアーツ
愛知県豊橋市花田町越水147-3
TEL 0532-34-1070
http://visualarts-inc.com(ブログ「半蔵日記」も読めます)
取材・原田佐登美