もし出会ったらどうする? 世界にいる危険な動物たち

もし出会ったらどうする? 世界にいる危険な動物たち

様々な理由で危険と言われている動物がたくさんいます。そんな動物と出会ってしまったときの対処法と合わせ紹介していきます。(メイン画像:Martin Prochazkacz/Shutterstock.com)

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ゾウ

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動物園などで可愛いイメージのあるゾウですが、野生のゾウは大変危険な生き物です。
鋭い牙と大きな体での踏みつけにより、年間500人以上の死傷者を出しており、復讐心が強く、一度怒りを買うとしつこく攻撃をしかけてくるといいます。

過去に、ゾウの怒りを買ったアフリカの村人が、住む村ごとゾウに滅ぼされたという話もあります。たとえ武装していたとしても、この巨体が本気で大暴れすれば、深刻な被害となります。

対処方法

■近づかない
■建物に逃げ込む
■狭い場所に逃げ込む

一番良いのは、不用意にゾウに近づかないことです。野生のゾウは保護区などに生息しているため、まず出会うことはありませんが、もし見かけた場合は近づかないようにしましょう。
特に、ゾウが耳を開くのは「怒り」や「緊張のサインなので、そのような行動が見られたら急いでその場を離れましょう。

もし標的にされてしまった場合、逃げ切ることは難しいでしょう。
近くに建物があれば建物に逃げ込む、またゾウが入れないような穴に逃げ込むくらいしか方法はありません。

【日本でも注意!】クマ

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日本に住む肉食動物の中で最も恐ろしいのがクマです。
特に北海道に住むヒグマは過去に恐ろしい事件を起こした記録があります。子グマの生まれる季節にはより凶暴性が増すため注意が必要です。

日本にはヒグマとツキノワグマ、2種類のクマが生息しています。ヒグマはエゾヒグマとも呼ばれ、主に北海道に生息しています。ツキノワグマは本州の山奥を中心に生活しており、この2種類のクマの生息地域を合わせると、日本の国土の半分にはクマが生息していることになります。

普段は山奥や人里離れた地域で暮らしていますが、山に狩りに入った人間を襲ったり、食料不足で人里に降りてきて被害を出しています。ヒグマは約200~230センチ、体重150~250キロ、ツキノワグマは110~130センチ、80キロとどちらの種類も巨大で、人間が襲われたらひとたまりもありません。

■対処方法

■クマ避けの鈴をつける

クマは基本的に人間との遭遇を避けるため、山に入るときは鈴を付けるなどしてこちらの存在を知らせるようにしましょう。

もしもクマに出会ってしまったら、走ったりせずにクマの様子をうかがいつつ、背中を向けずにゆっくりと離れましょう。大きく反応してしまうと、クマがかえって興奮し、襲われる可能性があります。

ホホジロザメ

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映画「ジョーズ」で有名になったホホジロザメ。
「食べられるものかどうか試す」ために、泳いでいる人間やサーファーに噛みつきます。一度噛みつかれてしまうと致命傷に至ることも少なくありません。

凶暴なイメージがありますが、本来は人を好んで襲うような動物ではありません。しかし、人間が足ひれを付けて泳ぐ姿や、サーフボードの上にいる様子が、ホホジロザメの主食であるアザラシやオットセイに似ているため、誤認して襲うことがあります。日本では、1992年~1995年に2件、ホホジロザメによる死亡事故が起きています。

対処方法

■危険海域に近づかない
■明暗があるものを身に着ける
■出血している場合は海に入らない

まず、危険海域とされている場所で泳いだり漁をすることは控えましょう。ホホジロザメ以外にも、危険な生き物がいる可能性があるからです。

サメは色の明暗を見分ける能力があると言われているため、明暗があるウェットスーツや水着を着ることでアザラシと勘違いされることを避けることができます。しかし、海中の視界が悪かったり、暗い場合は認知しない場合もあるので、油断は禁物です。

また、サメは嗅覚が非常に優れており、血の匂いを嗅ぎつけて獲物を探します。怪我などで出血している状態で、海に入るとホホジロザメに狙われる確率が上がるので、周囲の人の安全を確保するためにも海に入らないようにしましょう。もし接近されてしまったら、敏感な器官がある鼻先を強打して、追い払いましょう。

【日本でも注意!】イノシシ

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時折うりぼうが可愛いニュースになるイノシシですが、実際にはかなり危険度の高い動物だと言ってもいいでしょう。

日本にはニホンイノシシとリュウキュウイノシシと呼ばれる2種類が生息しており、本州で見られるのはニホンイノシシで、大人になると体長は100cm~170cm、体重は80kg~180kgまで成長し、かなりの体格になります。走る速度は時速40kmにもなり、突進されれば人間は大怪我を負います。

雑食性で、近年では餌を求めて人里に降りて来ることが問題となっています。積極的に人間を襲うようなことはしませんが、興奮すると人間を敵とみなし襲ってくることがあります。

対処方法

■鈴などを付ける
■物音を立てずに静かに離れる
■高い場所に上る

クマと同じで、鈴などをつけて音が出るようにしておけば向こうから近づいてくることはまずありません。
もし出くわしてしまった場合には、背中を見せずにゆっくりと後ずさるようにして距離をとりましょう。

小さい個体でも棒で追い払うようなことはせずに、できるだけ刺激しないように立ち去りましょう。もし、イノシシが興奮状態にあるようなら、できるだけ高いところへ上り、イノシシが去るのを待つようにします。

ワニ

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世界中でワニに襲われる事件は耐えることを知りません。
獲物を水の中に引きずり込み、溺れるのを待ってから捕食するワニ。顎が強く、噛む力は1~2トンにもなると言います。

ワニの種類の中でも特に危険と言われているのが、ナイルワニやイリエワニです。食物連鎖の頂点に言われる動物とも言われ、食べられるものであれば大きな水牛でも引きずりこんで食べてしまいます。一度噛みついたものは決して離さず、水中で振り回し、バラバラにしてから捕食します。

人間を襲うことで恐れられているワニですが、現在では皮目的の乱獲が多くなったため、保護動物として指定されている地域もあります。

■対処方法

■水辺には近寄らない
■ジグサグに走って逃げる

ワニがいると思われる地域では水辺に近寄らないようにしましょう。ワニは、泳ぐときは基本的に頭を水面に出していますが、その気になれば一時間も水中に潜ることができます。特に濁った水はワニが潜んでいることがあります。

もしもワニに狙われていることに気が付いたら、陸上に向かってできるだけジグザグに逃げましょう。ワニは、陸上では足はあまり早くなく、無理がある狩りはしない動物です。一度逃がした獲物はしつこく追いかけることはないので、できるだけ早くその場を離れることが大切です。

【日本でも注意!】ヒョウモンダコ

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美しい見た目に騙されがちですが、ヒョウモンダコはフグと同じ猛毒、テトロドトキシンを持っています。毒性は青酸カリの800倍以上と言われており、咬まれると神経麻痺や呼吸困難を起こし、短時間で死亡する可能性があります。

暖かい海域に生息するため、主な生息地は小笠原諸島や沖縄などが中心です。しかし、近年では温暖化のため九州や東京湾でも目撃情報があるようです。泳ぎは不得意で、大抵は海底をゆっくりと這って移動しています。

■対処方法

■ヒョウモンダコに触れない

ヒョウモンダコは人を積極に襲うようなことはなく、基本的にはとても臆病な生き物です。身に危険を感じると、鮮やかな青に縁どられたヒョウ柄へと体色が変化します。この色は警告色と言って、「自分は毒を持っているぞ」という威嚇なので、この色のヒョウモンダコを見かけたら、すぐにその場を離れましょう。

特に小さな子供などは、捕まえようとすることが多いので、海での磯遊びでは目を離さないようにしましょう。

【日本でも注意!】スズメバチ

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日本で一番身近で一番危険な生物がこのオオスズメバチ。
年間で10~20人もの死亡者を出すことから、国内で最も危険な動物といっても過言ではありません。
様々な種類のスズメバチがいますが、最も危険なのはオオスズメバチとキイロスズメバチだと言われています。

毒性が非常に強く、刺されると激しい痛みやショック状態など、様々な症状を引き起こします。特に、ハチ毒に対してアレルギーを持っている場合は、重篤な症状を発症します。

特に自然が豊かな地域での被害が多く、住宅の周辺に巣が作られると被害が拡大することが多いようです。餌が豊富にある春~夏にかけて活動が活発になり、それと同時に被害件数も多くなります。攻撃性が高く、巣に近づいただけで攻撃されるため、注意が必要です。

■対処方法

■巣に近づかない
■山に入る際は黒い服や香水を控える
■大声を出したり暴れたりしない

近くに巣がある場合はむやみに近づいたりせず、専門家に相談して駆除してもらうようにしましょう。スズメバチの巣は放置していると巨大化し、さらにハチの数が増える可能性があります。規模が小さいうちに巣を撤去してもらいましょう。

また、香水のような匂いの強いものや黒い色もスズメバチを興奮させる原因となるので注意が必要です。特に香水は、スズメバチを興奮させるフェロモン成分が含まれていることが多く、危険です。春~夏にかけて山の中に入るときは、香水や黒い服は控え、長袖の服を着て対策をしましょう。

屋内に一匹だけ入り込んだ場合は、大声を出したり暴れたりしないことが重要です。大振りな反応はスズメバチをさらに興奮させ、刺される可能性があります。上下の動きに弱いため、できるだけ身をかがめてその場から離れましょう。

カバ

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絵本などのキャラクターとして出てくることも多いカバですが、野生のカバは非常に危険な動物です。
縄張り意識が非常に強く、どんな動物であれ自分のテリトリーに入ってきた動物に攻撃をしかけます。

特に出産前や子供がいる場合は凶暴になり、より攻撃的な行動を取ることが多く、アフリカでは1年で2000人もの人が命を落としているとされています。

■対処方法

■カバに近づかない

日本にはカバが生息していないため、襲われることはありません。しかし、海外でカバが生息している場所に行った場合は、不用意に近づかないようにしましょう。

カバの走る速度は約時速40kmと言われており、人間が逃げ切るのは困難です。しかし、小回りがきかないので、カバの周りを旋回するように走れば逃げ切れる可能性があります。高所に避難するのも良いと言われています。

【日本でも注意!】オニダルマオコゼ

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オニダルマオコゼの背びれには非常な強力な毒があり、ハブの30~40倍と言われています。刺された場合は激痛が走り、しびれや麻痺、呼吸困難など重篤な症状を引き起こし、死に至る可能性があります。

泳ぎはあまり得意ではなく、岩に擬態して餌を捕食しています。プロのダイバーですら見分けることが難しいとされ、間違って踏みつけてしまったり、触れてしまったことで刺されます。

サンゴ礁のある暖かい海に生息し、日本では小笠原諸島、沖縄周辺で被害が報告されています。沖縄では、殺人魚と恐れられると同時に、漁などで捕獲された場合は食用魚として食べられています。

対処方法

■不用意に岩場や海底に足や手をつかない
■刺されたらすぐに患部を水で洗う

プロのダイバーですら見分けることが難しいと言われている魚なので、一般の人々がオニダルマオコゼに気が付くことは困難です。沖縄や小笠原諸島の海に入った際には、不用意に岩場や海底に足を付けることを避け、安全を確認してから岩場に触れるようにしましょう。

もし刺されてしまった場合は、急いで周りの人に助けを求め、水から上がりましょう。症状が現れる前にできるだけ、患部を水で洗い、心臓よりの箇所を縛り、毒の周りを抑えて病院で処置をうけることが大切です。

最後に

ここでご紹介した以外にも、世界には危険生物が色々います。
全てに共通して言えることは「むやみに近寄らないこと」。普段テレビの中で見ている姿は可愛らしいものですが、野生動物は何をしてくるか分かりません。不用意に近づくことは絶対にしてはいけないことです。

いくら動物が好きといっても、出会わないことを祈りたいですね。

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