猫に首輪をつける必要性と、首輪を嫌がる時の対処法について

あなたは飼っている猫に首輪をつけていますか? 「猫に首輪をするなんてかわいそう…」という意見もありますが、猫に首輪は必要なものという意見もあります。その理由についてみていきましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ヴァンケット動物病院 松原且季院長

猫に首輪をつけたほうがよい理由

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猫が自由気ままな動物であることは、猫を飼っている人なら、もちろん知っているでしょう。ふと目を離した隙に、思いがけない行動をとることも。たとえばもし、家の窓の鍵が開いていて、愛猫がそこから脱走してしまったら…。

猫が家から脱走したり、迷子になったりするというのはよく聞く話です。「わが家は完全に室内飼いで、気をつけているから大丈夫」という人もいるかもしれませんが、猫を脱走させたり、迷子にさせたいと思う飼い主はいません。防ぎきれないから脱走してしまうのです。そして脱走してしまうと、猫が自分で帰ってくるまで待つか、自力で見つけるしか方法はありません。

また、突然の災害などで、急いで避難しなければならなくなった時も、猫と一時的に離ればなれになってしまうこともありえるでしょう。災害がおさまり、家に迎えに行ったらいなくなっていた、ということもよくあるようです。

そうなってしまった時に役立つのが首輪です。まず、首輪をしていると、その猫が野良猫ではないということが一目でわかります。さらに、愛猫の首輪に飼い主の連絡先や名前などを書いた迷子札をつけておくと、それを手がかりにして、猫が飼い主の元に戻ってくる可能性が格段に高くなるのです。

もし、首輪も迷子札もつけていない猫が家に帰れなくなってしまったら、そのまま野良猫になってしまう可能性が高く、万が一、保健所などに収容されてしまった場合、期限を過ぎて殺処分されてしまうことも考えられます。そんな時に、首輪をしている、していないでは、大きな差となってしまうのです。

猫が首輪を嫌がる時は?

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とはいえ、猫は首輪をストレスに感じる場合が多いのも事実です。猫はとてもデリケートな動物なので、様子を見ながら、少しずつ首輪に慣らしていきましょう。

まずは、1日に数分つけることから始めて、徐々につける時間を伸ばしていきます。できるだけ仔猫の時期からつけさせることで、首輪に慣れやすくなるでしょう。首輪をつける時は、人間の指二本分くらいの余裕を見て、サイズ調整してください。きつすぎると苦しく感じますし、逆にゆるすぎると、何かに引っかかって首が締まってしまうことがあるので危険です。

また、猫が前足で首輪を外そうとして首が締まり、窒息死してしまうという悲しい事故も起きています。猫が首輪を嫌がる場合は、一定の力がかかると外れる仕組みの安全首輪を用意してあげましょう。安全首輪を用いると、万が一の事故も起こりにくいので安心です。

これらの工夫を施しても猫が首輪をつけさせてくれない時は、無理をせずあきらめてください。首輪がつけられない場合の迷子対策としては、動物病院でマイクロチップを入れるのがおすすめです。

猫にやさしい首輪ってどんなもの?

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猫が少しでも嫌がらないように、首輪の選び方にも気をつけたいところです。先程紹介した安全首輪もその一つです。そして、できるだけ猫のカラダに負担がかからないよう、素材がやわらかいものや、軽いものを選ぶようにしましょう。ナイロンやコットンでできた首輪は、比較的猫が嫌がりにくいのでおすすめです。

猫にとって、首輪をつけることは、違和感のあることです。しかし、愛猫と離ればなれになってしまっても、再会できる可能性が高まることから、必要なものでもあるのです。万が一に備えて、愛猫にピッタリの首輪を選んであげてください。

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