インコのしつけ、どうやって教える? しつけのポイントについて

人なつこくてとても賢いインコですが、噛み癖や鳴き癖がついてしまうと困りものです。インコの性格や特徴を理解しながら、飼い主とインコがストレスのない生活を送れるように、しっかりとしつけましょう。

  • サムネイル: 羊田ユウジ
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インコの性格と特徴

インコの種類

インコにはたくさんの種類があります。人気のセキセイインコやオカメインコなど、そのバリエーションは約330種類にも及びます。大きさも様々で、日本で飼育されているインコの中では最小のマメルリハで12~13cm、最大級のコンゴウインコは80~90cmにもなります。個体差はありますが、寿命はセキセイインコが平均5~10年程度、上手に飼育すれば12年くらい生きる場合もあります。大型の種類になるほど寿命も延び、80~100年以上生きるともいわれています。

インコの知能

知能も高く、鳥類ではカラスの次に賢いといわれています。インコ科のヨウムは5歳児の知能と2歳児の感情を持つといわれ、過去には簡単な足し算ができるヨウムもいました。インコは人の顔を識別し、人の言葉を真似できます。また、家族の中で誰が一番自分を可愛がってくれるのかを理解しています。賢いだけに、しつけも可能です。

インコの生態

インコは、昼間活動して夜眠るので、人の生活リズムと同じです。日没とともに眠り、日の出とともに起きるので、睡眠時間は約12時間。セキセイインコやオカメインコなどオーストラリア原産の小型インコは、寒さに弱く、日本の冬は苦手です。野生下では穀物や種子を中心に、時には昆虫なども食べる雑食性の食性を持ちます。

インコの性格

ペットとしてもっともポピュラーなセキセイインコを例にとると、性格はとても人懐こく、好奇心旺盛。遊ぶのが大好きで、インコ同士で、あるいは飼い主と遊ぶのを好み、おもちゃを与えれば一人遊びもします。一方で、飽きっぽく勝手気ままな面もあります。
オスとメスでは性格に差があり、オスは積極的で人の言葉もよくしゃべります。鳴き癖が多いのはオスです。メスはおとなしく、鳴き声も静かです。人の言葉を真似するメスもいますが、たいてい「バイバイ」などの片言の言葉です。やや内向的で我慢強く、一人遊びが得意です。
性格には個体差があるので、自分のペットのインコの性格を理解し、把握することがしつけの第一歩です。

有効なしつけ方

インコを飼育するうえで大切なしつけは、噛み癖と鳴き癖をやめさせることです。インコのクチバシは鋭く、噛み癖がつくと飼い主がケガをすることもあります。鳴き癖は人の言葉のおしゃべりではなく、「ピーピー! ピーヨ!」「キャーキャー」と「呼び鳴き」が長く続いてしまうことです。呼び鳴きは声も大きいので、近所迷惑にならないかと飼い主はヒヤヒヤします。とくに早朝の鳴き癖は、飼い主にとってつらいものです。

噛み癖

インコが人を噛むのには理由があります。警戒心の強いインコは「噛まれたらいやだな」と思いながら近づく人の心を感じ取って噛みます。飼い主が怒っている時、インコの要求を拒否した時も噛みます。

噛み癖のしつけでポイントなのは声を出して叱らない、ということです。噛まれた直後に声を出すことにより、インコは飼い主の気を惹くことができたと勘違いし、噛む行為を繰り返す可能性が高いです。
噛まれた場合は、インコの顔に息を短くかけたり、ケージに戻すなどしてやってはいけない行為だということを分からせることが大事です。
もちろん、クチバシを握ったりするなどの体罰は厳禁です。
たとえ噛まれても痛くない甘噛みでも、噛み癖に発展する可能性があります。人にケガをさせてしまう前に、噛み癖はしっかりしつけましょう。

鳴き癖

インコの呼び鳴きは、寂しがり屋のインコが飼い主を呼ぶ声です。寂しがり屋のインコは、早朝でも夜中でも、飼い主にかまってほしくて鳴いてしまいます。鳴き癖は「鳴けば飼い主がすぐ来てくれる」と学習してしまった結果かもしれません。

人の姿が見えない時の呼び鳴きの対策は、徹底して無視することです。鳴きやむまではインコに近寄らず、鳴きやんだら、インコに近寄って褒めてあげましょう。インコが好むおやつを与えるのも効果的です。このしつけを根気よく続けることで、インコは「静かにすると褒めてもらえる」と学習します。

早朝の呼び鳴きの対策は、夜にインコを寝かせる前にケージに厚めの布をかぶせることで、早朝になってもケージ内を暗い状態に保ちます。そうすることで、インコは朝日が昇っても、まだ夜が明けていないと勘違いして眠ったままでいるため、鳴くこともありません。飼い主が起きた時に、布を取って一緒に行動を開始します。眠る前に、ケージを朝日の当たらない場所に移動しておく方法もあります。

呼び鳴きは異常行動ではなく、飼い主への愛情の深さの裏返しでもあります。ある程度の呼び鳴きは受け止めてあげるくらいの余裕をもって、怒らず、叱らず、根気よくしつけましょう。

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