犬の歯のトラブル 症状や考えられる原因、治療法と予防法

最近、犬の口から変なニオイがする…そんな時は、犬の歯にトラブルが起こっているかもしれません。今回は、犬の歯のトラブルについて解説していきます。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬の歯にトラブルが起こったら

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犬の歯は白く、歯茎はピンク色をしているのが普通です。しかし、歯が茶色く汚れていたり、歯茎が赤く腫れていたりする時は、歯のトラブルが起こっていると考えられます。

歯にトラブルが起こっても、犬は気にするそぶりを見せないことが多いため、飼い主がしっかりと口の中を観察してあげることが大切です。

歯が汚れる

犬の歯についた歯垢は、数日で固い歯石へと変わってしまいます。歯に黄色~茶色いものがついていて触っても取れない時は、歯石の可能性が高いでしょう。

歯茎が赤く腫れる

歯茎が赤く腫れている時は、歯肉炎の可能性があります。とくに、歯と歯茎の境目に顕著にみられます。放っておくと、歯肉炎から歯周病へと進行します。

歯が抜けてしまう

歯周病が進行し、歯茎が痩せてきたり、歯を支える靭帯が弱くなることで、歯が抜けてしまうことがあります。ちなみに生後4~7ヶ月の仔犬の歯が抜けるのは、乳歯から永久歯への生え変わりなので心配ありません。

口臭

歯周病を患うと口臭が強くなります。

涎が出る・口を気にする

歯肉炎や歯周病の炎症や、歯石がぶつかることで口腔内に痛みが生じ、涎が出たり、口を気にする仕草をすることがあります。

食べたそうにするのに食べない

やはりこれも口の痛みが原因です。食べたそうに食器の前にいるのに食べなかったり、やわらかいものだけを食べたりします。

犬の歯の治療・予防方法

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では、犬の歯のトラブルを回避するにはどうすればよいのでしょうか。まずは、定期的な歯磨きが基本になります。歯磨きガムのようなおやつは、歯と歯の隙間や根本までは磨けないので、歯磨きが一番の予防法です。しかし、成犬になってから突然歯磨きをしようとすると嫌がる場合が多いので、仔犬の頃から歯磨きの習慣をつけておくようにしましょう。

また、歯石になった汚れは歯磨きでは取れないので、動物病院で除去してもらうことになります。施術には全身麻酔が必要になるため、実施するかどうかは慎重に決めましょう。

歯磨きをしながら口の中を観察することは、犬の歯のトラブルだけでなく、全身の病気の予防にもつながるので、飼い主としてしっかりしておきたいところです。

歯のトラブルを起こしやすい犬種

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歯のトラブルは全ての犬で起こりますが、やはり歯並びが悪い犬の方が歯垢が溜まりやすいため、トラブルは起こりやすくなります。短頭種は顎の奥行きが狭いため、奥歯が密着してしまいます。また、顎が小さいトイ種では、乳歯が抜ける前に永久歯が重なるように生えてくる(乳歯遺残)ことがあり、これにより歯垢が溜まりやすくなります。

定期的な歯磨きと、動物病院での歯科検診を習慣にすることで、犬の歯の健康を守りましょう。

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