デグーは感情豊かな動物。鳴き声で気持ちを理解するには

「アンデスの歌うネズミ」ともいわれるデグーは、鳴き声で感情を表します。同族だけでなく、人間の飼い主にも話しかけることがあるそうです。一体、何を伝えようとしているのでしょう。今回はデグーとのコミュニケーションについて紹介していきます。

  • サムネイル: PECO編集部
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デグーになついてもらうための心得

小動物の中でも賢く、コミュニケーション能力が高いといわれるデグー。人になつきやすいものの、当然ながらデグーが嫌がることをしてしまうと、なつくのに時間がかかってしまいます。
それでは、どんなことに注意してデグーとコミュニケーションをとればいいのでしょうか。

デグーの抱き方

デグーを抱く時は、カラダの下から両手で包むようにして持ちましょう。上から鷲掴みにすると、天敵である猛禽類に襲われている状態に近くなるため、激しく嫌がります。
また、しっぽはケガをしやすい部分なので、触らないようにしましょう。

スキンシップ

デグーはスキンシップやマッサージを好みますが、やはり最初は警戒します。飼い主の存在に慣れるまでは、そっとしておいてあげましょう。
飼い主の姿を見ても逃げたり隠れたりしなくなってから、人間の手に慣れさせます。この時、名前を呼ぶなど、声をかけるのもおすすめです。
慣れてからは、やさしく接することを心がけましょう。デグーはストレスに弱いので、大きな物音をたてたり、乱暴な扱い方をしてストレスを与えないよう、慎重に扱うことが大切です。

デグーの鳴き声やボディランゲージ

喜びや悲しみ、怒りを様々な鳴き声で伝えてきます。しかし、デグーが自分の感情を伝えようとしていても、飼い主が鳴き声の意味を理解していなければコミュニケーションがとれません。
次は、デグーのコミュニケーション方法についてみてみましょう。

デグーのコミュニケーション手段

デグーの鳴き声は、感情によって様々な種類があります。おもな鳴き声をいくつか紹介します。
ただし、鳴き声の表記は一例です。人によって聞こえ方が異なるので、あくまで参考にしてください。

「キィキィ」という鳴き声

警戒していたり、威嚇したりしている時の声です。この鳴き声を出している時は、無理にかまうのは控えた方が無難です。

「ピロピロ」という鳴き声

甘えている時や嬉しい時、機嫌がいい時の声です。

「ピッ」という鳴き声

何かに気付いたり、かまってほしいなど自分の要求を主張したりする時の声です。
遊ぶ時間が足りていないようなら、一緒に遊んであげるといいでしょう。

また、ボディランゲージで感情を表現することもあります。

毛を逆立てる

警戒している状態です。むやみに手を出さないようにしましょう。

おしりを見せる

相手におしりを見せる仕草は、攻撃回避行動や防衛の姿勢を表しているといわれています。この場合も無理に触れることはせず、落ち着くのを待ちましょう。

しっぽを振る

デグーは興奮した状態をしっぽで表すことがあります。オスの場合、メスへの求愛をするときにしっぽを振ります。しっぽを振る仕草以外にも、相手への服従を示すときは、しっぽを高く上げたりして、さまざまな感情を表現しています。

上記の例を参考に、デグーが何を伝えたいのか考えながらコミュニケーションをとっていきましょう。

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