快適な住まいのために!ハリネズミのケージを選ぶポイントについて
カラダの小さなハリネズミは、脱走防止のためにケージの中で飼うのがマスト。せっかくですから、機能性とデザイン性を兼ね備えたケージを用意したいですね。今回はおしゃれでかわいいハリネズミハウスの作り方を紹介します。
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ケージの種類
ハリネズミを飼うときに使用するケージは、小動物用のケージやプラケースを使うのがおすすめです。以下に例を挙げてみました。
金網ケージ
ハムスターやモルモット、リスなどの小動物を飼育するための金網ケージはハリネズミの飼育にも、もちろん適しています。ただし、金網の幅が広すぎると、そこから脱走してしまうので注意が必要です。
プラケース
プラスチック製のケースは金網ケージよりもハリネズミの脱走のリスクが少なくなり、ケースごと丸洗いできるというメリットがある反面、爪でケースを引っ掻くことにより、ケースが傷ついて見た目が悪くなるというデメリットもあります。
衣装ケース
コンテナ型の衣装ケースでも飼育が可能です。フタを外すと上部が大きく開くのでエサや水、トイレなどの取り替えがラクにできます。安価で、ハリネズミの暮らしに合わせたDIYもしやすいものの、見た目的にはややオシャレと言い難いかもしれません。また、フタをした状態で使用する場合は、必ず空気穴をあけておきましょう。
ガラスケージ
保温性に優れており、見た目もキレイで、ケージの丸洗いも可能です。ただし、ケージ自体がとても重く、給水ボトルや回し車を取り付けにくい上、万が一ガラスが割れてしまったら大変なことになります。設置場所などを十分に考慮する必要があるでしょう。
そのほか、ハリネズミ用の飼育キットがセットになって売られているアクリルケージもあります。まずはプラケースで飼い始め、その後、十分に準備を整えてから金網やガラス、アクリルのケージに変えるという人も多いようです。予算や飼育場所などの事情を踏まえつつ、ハリネズミが快適に過ごせるものを選んであげましょう。
おすすめのケージ
見た目の点からいうと、アクリルもしくはガラスのケージがおすすめです。透明度が高く、傷つきにくいのでケージをキレイな状態で保つことができます。写真が趣味で、ハリネズミのかわいい姿を写真に収めたいという人は、アクリルやガラスのケージを選ぶのがよいでしょう。
ただし、アクリルケージは5万円以上するものがほとんどで、お値段がはるのがやや難点でもあります。ガラスケージは1万円強で購入できるのでアクリルよりは安価ですが、10kg以上の重さがあり、女性の飼い主さんにはあまりおすすめできません。
なお、ケージは以下の条件を満たしているものを選びましょう。
扉がきちんと閉まる
脱走を防止するためにも、扉がきちんと閉まることはハリネズミ用ケージの大切な条件です。脱走したハリネズミが家具のすき間に挟まったり、電気コードをかじって感電したりする事例は少なくありません。扉がしっかりと閉まる仕様になっているのはもちろんのこと、閉め忘れることもないように気を付けましょう。
十分な大きさがある
回し車や寝床、トイレなどがしっかりと入るくらい十分な大きさがあることも重要です。底面の大きさが60cm×90cm、高さが40cm以上あるのが理想ですが、60cm×40cm程度あれば大体の設備が収まるでしょう。
ケージのレイアウト
ハリネズミのケージ内部には以下のものをバランスよく配置してあげましょう。
● 回し車
● 寝床
● トイレ
● エサ皿
● 給水器もしくは水入れ
● 温湿度計
寝床とトイレはそれぞれケージの隅に設置し、エサや水の入れ物はトイレと離れた場所に置くのがおすすめです。トイレを設置しても、トイレと離れた場所に繰り返し排泄をする場合は、トイレの場所をそこに変え、それに合わせて全体のレイアウトを変更するのがよいでしょう。温湿度計は普段ハリネズミがいる場所の近くに設置してあげてください。
ケージを選ぶ際にはハリネズミの過ごしやすさを重視するのはもちろん、毎日掃除をする飼い主にとって世話のしやすさも重要な条件となります。見た目を含め、そうした条件をなるべく満たすケージを選びましょう。