デグーの特徴や性格、飼い方について
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デグーの特徴や性格、飼い方について

デグーは南米原産のげっ歯目。かわいい上に賢く、コミュニケーションもしっかりとれることから、ペットとして人気が急上昇しています。

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デグーはどんな動物?

まずはデグーの基礎知識から。生物学的分類や生息地、特徴などをまとめました。

生物学的分類

デグーはリスやビーバーなどと同じ、げっ歯目の一種です。その中のテンジクネズミ亜目という分類に属していて、同じ分類にはモルモットやヌートリア、ハダカデバネズミなどがいます。ネズミの一種とカン違いされることがありますが、じつはちょっと違います。ネズミとデグーは同じげっ歯目ですし、見た目もよく似ていますが、雑食のネズミに対し、デグーは完全な草食です。デグー=ネズミと思って飼ってしまうと、食性に合わないエサを与えてしまう可能性があるので注意しましょう。

おもな生息地

おもな生息地は、南米のチリにあるアンデス山脈の、標高1,200mほどのところです。標高1,200mというと、群馬県の草津温泉や栃木県の中禅寺湖などと同じくらいの高さで、それほど高所ではありません。夏は乾燥し、冬は寒くて雨が多いという気候の土地で、地面に巣穴を掘って生活しています。

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食べ物

先ほど「生物学的分類」のところでも述べたように、デグーは草食動物です。野生のデグーの主食は、イネ科を中心とした植物の葉、種子、樹木の皮、サボテンの実など。乾季で周囲に十分な植物がない時には、牛のフンに含まれる草や繊維質を食べることもあるそうです。

生活

デグーには群れを作り、高度な社会生活を送るという特徴があります。1匹~2匹のオス+数匹のメスで構成される家族単位で群れを作り、なわばりを主張しながら生活をしています。基本的には昼に活動する昼行性動物ですが、暑い時期には気温の下がる夕方や夜に活動することもあります。野生の場合、繁殖は年1回で、90日ほどの妊娠期間を経た後、春先に平均6匹の子どもを出産します。寿命は平均7年~10年程度といわれていますが、中には犬や猫と同じくらい長生きする個体もいるようです。

デグーを家族に迎え入れるには

デグーを家族に迎え入れるために、気をつけておきたいポイントを挙げてみましょう。

どこから迎え入れるか

デグーはペットショップから迎え入れるのが一般的です。ウサギやリスなどの小動物を専門としたショップで取り扱っていることが多いです。中には、そのショップで繁殖させたデグーを扱っているところもあります。可能であれば、いくつかのショップを回り、様子を見てみるとよいでしょう。

個体の選び方

お気に入りのデグーを見つけたら、ショップのスタッフと一緒に、健康な個体かどうかのチェックをしましょう。

<デグーの健康チェック>

☐ 毛並みはつややかで脱け毛はないか
☐ 耳をかじられていないか
☐ 耳の中が汚れていないか
☐ 目に輝きがあり、目やになどは出ていないか
☐ くしゃみをしたり、鼻水を垂らしたりしていないか
☐ しっぽが切れていないか

健康であることがまずは何よりも大切です。デグーを迎える時は、健康チェックを必ず行いましょう。

一頭飼いか、多頭飼いか

ペットとしてデグーを飼う場合、1匹だけ飼うという選択肢もありますが、「群れで生活する」というデグー本来の生態を考慮すると、できれば多頭飼いをしてあげるのがよいでしょう。ただし、デグーの群れは家族で構成されているため、最初から多頭飼いをする場合、血縁関係のない個体を別々に迎え入れ、一緒に飼うことはおすすめできません。なお、1匹で飼う場合は、ストレスに強いメスを選ぶのがよいといわれています。

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診てもらえる動物病院を探しておこう

デグーはここ数年、人気が出てきたペットです。そのため、かかりつけ医を探すのに少々苦労するかもしれません。連れて行ける範囲内にデグーを診療してくれる動物病院があるかどうかを、迎え入れる前に確認しておきましょう。

デグーを迎えるために用意するもの

デグーを迎え入れる時には、以下のものを用意しておくとよいでしょう。

基本の飼育グッズリスト

☐ ケージ
☐ 巣箱
☐ ハンモック
☐ ステージや止まり木
☐ 食器
☐ 給水ボトル
☐ 砂浴び用容器・砂
☐ 回し車
☐ かじって遊べるおもちゃ
☐ 床材(マット、座布団、牧草など)
☐ 体重計(キッチンスケール)
☐ 温湿度計
☐ キャリーケース
☐ 爪切り
☐ 涼感グッズ
☐ 脱走防止用のナスカン

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デグーが快適に過ごせるように、巣箱やステージ、砂浴び用の容器などをうまく配置してあげてください。また、デグーは大変賢い動物なので、ケージの扉を開けて脱走してしまうことがしばしばあります。それを防ぐためにもナスカンは必須です。

食事

デグー専用のペレットが手に入るようであれば、それを与えるのがよいでしょう。専用ペレットをメインに、チモシーや乾燥野菜などをおやつとしてあげている人が多いようです。デグー専用のフードが手に入らない場合、モルモット用のフードで代用もできるようです。ただし、中にはデグーの食生活に合わない原材料が含まれているフードもあるため、草食のデグーに与えてもよいものか、購入時に確認しておくことをおすすめします。

デグーは、日本ではまだまだ詳しい人が少ないエキゾチックペットです。専用品なども少ないので、生態を調べながら、適切に準備を進めていきましょう。

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