猫がご飯を食べない。原因や考えられる病気と対策について

猫が、ある日突然ご飯を食べなくなった…このようなことになると、飼い主はとても心配になってしまいます。何か大きな病気にかかってしまったのでは、と考えてしまいがちです。しかし、猫がご飯を食べなくなる原因は、病気だけとは限りません。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

猫がご飯を食べない原因

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猫は、病気以外でも食欲不振になってしまうナイーブな動物です。病気ではないとはいえ、食事をとらないと栄養が不足してしまうので、飼い主としては心配が絶えません。具体的には、以下のような理由でご飯を食べなくなることがあります。

●毎日同じエサに飽きてしまった
●新しいエサが苦手だ
●騒音・環境の変化などのストレス
●夏バテ・急な寒さなど季節的な要因
●どこかでたくさん食べてきてしまった
●食器の衛生状態が悪い

体調が悪そうに見えないのに、なぜかエサを食べない…そんな時は、まず食事の内容を見直しましょう。同じエサが続いていたり、エサを変えたタイミングだったりすると、このパターンが考えられます。エサに変化をつけたり、エサを前のものに戻したりすると、(矛盾しているように思われるかもしれませんが、その猫によりパターンが変わります)、いつも通り食べるようになることがあります。また、缶詰めなどの場合は温めることで食欲が増します。

また、近隣で工事が始まった、引越しをした、家族が増えた、などの環境要因のストレスで食欲が低下することもあります。

そして、気をつけたいのは季節の変わり目です。とくに夏は涼しくしてあげようとクーラーをつけたり、飲み水に氷を入れたりすることがあるかと思いますが、猫のカラダが冷えすぎてしまって胃腸の動きが悪くなり、食欲が低下することもあります。水は常温にし、猫が自由にクーラーが効いていない部屋に移動できるようにしてあげることも大切です。

では、病気でエサを食べない時はどのようなパターンがあるのでしょうか? 痛かったり、辛かったり、気持ち悪かったりすれば食欲が低下するのはあたりまえのことですので、じつは、ほとんどの病気で、症状として食欲不振が現れます。胃腸炎などの消化器疾患ではもちろんのこと、腎臓や肝臓などを悪くしても食欲は低下します。また、口の中に痛みがある場合は、食べたそうな素振りは見せるのに食べないといった症状が現れます。

ですので、食欲不振の場合、あまり様子をみずに動物病院を受診したほうが安心です。

猫がご飯を食べない時の対処法

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上記の病気以外の理由で食べない時には、少量ずつ与えてみたり、食器を変えてみたりするのもいいでしょう。猫は本来一度に満腹になるまで食べる動物ではないので、ちょこちょこ食べる状況を作ってあげるのはおすすめです。また、冷たいものよりも温かいものを好むので、温めた缶詰めなどを与えてみるのもいいでしょう。

病気の場合は、その病気の治療をすることで食欲不振は解消していきます。食欲不振が進むと、体力・免疫力が低下し病気が悪化してしまう可能性(病気でない猫が病気になる可能性も)が高くなりますので、食欲不振に対する早期の対策が、猫の健康を守ることにつながります。

このように、食欲不振には様々な理由があるので、日頃から猫がどのような生活を送っているか、しっかり観察するようにしましょう。

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