猫の服の用途やメリット、選び方や注意点など
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猫の服の用途やメリット、選び方や注意点など

犬に服を着せているのはよく目にしますが、猫にも服を着せてよいのでしょうか? 猫用の服のメリットや種類、注意点などを紹介します。

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猫の服の用途

猫は本来、服を着る動物ではありません。しかし、用途や目的によっては着せたほうがよい場合もあります。猫用の服には、大きく以下の3つの用途があるといわれています。

1.手術跡や傷、薬などをなめるのを防ぐ
背中やお腹に傷や湿疹ができてしまって薬を塗っていたり、手術をした直後だったりする場合、その部位を猫がなめたり、傷つけたりしないよう、服を着せてガードする場合があります。術後はエリザベスカラーをつけるのがまだまだ一般的かもしれませんが、カラーを嫌がる猫は少なくありません。飲食にも支障をきたすことがあるため、カラーをつけるよりも、ウェアを着せることを推奨している獣医師もいます。

2.体温調節を助ける
高齢になると猫も老化し、体温調節がうまくいかなくなることがあります。猫が寒がっている場合は、体温調節補助のために、服を着せてあげるのもよいでしょう。伸縮、保温性にすぐれ、普段の行動を妨げないような材質の服が発売されています。

3.コスプレ・ファッション
かわいらしさや見た目を重視して、コスプレやファッション目的で着せる服も、もちろんあります。いつもと違うかわいらしい猫の姿は、私たちの癒やしにもなってくれます。ただし、コスプレやファッション目的で服を着せる場合は、猫が嫌がらず、安全性が確保されているときにしましょう。

猫の服の種類

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猫用の服は犬用ほど種類が多くないものの、たとえば、以下のような種類が用意されています。

1.実用性を重視したシンプルな服
エリザベスカラーの代替品や温度調節を目的として着せる服が、これに当たります。機敏かつ柔軟に動く猫の特性に合わせて、伸縮性の高い素材で作られていることが多いです。デザインも、猫の体を包むスーツのようなシンプルな作りになっています。

2.着ぐるみやフリル、パーカーなど、ファッション性を重視した服
ファッション性を重視した猫用の服は、フードがついていて、頭からすっぽりと被れる着ぐるみのようなデザインや、フリルのついたスカート、祭り用のはっぴなど、様々なものがあります。

3.ハーネスつきのベスト
逃走防止用のハーネスをベストのような服につけたものもあります。蝶ネクタイがついたオシャレなデザインもあり、病院へ行くときなど、ちょっとした外出の際に便利です。

猫の服の選び方

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猫の服を選ぶ際のポイントとして、以下の3点を重視しておきましょう。

1.アクセサリーやボタンなど、誤飲しそうなものがついていないか
服に装飾用のストーンやスタッズ、ボタンなどがついている場合、それをかじって取った挙げ句、誤って飲み込んでしまうことも考えられます。いくらかわいいデザインでも、誤飲するおそれのあるものは避けましょう。

2.引っ掛ける危険性の少ないもの
猫は狭いすき間に入るのが大好きです。ただし、服のデザインによってはすき間に入ったり出たりする際や、高いところに飛び移ったりする際に引っ掛けてしまうこともあるでしょう。その結果、猫がケガをするおそれもあるので、たとえばヒラヒラが多いといった、どこかに引っ掛けてしまいそうなデザインは避けたほうがよいでしょう。

3.サイズが合っているもの
あまりにブカブカだったり窮屈だったりすると、動きが妨げられるため、猫にとっては不快感が募ります。基本的なことではありますが、猫の体型や大きさに合ったサイズを選んであげてください。

注意すること

最後に、猫に服を着せる際の注意点を紹介します 。
まず注意したいのが、「猫が嫌がっている場合はやめる」こと。安全や健康のために服を着せるとしても、猫にとってそれ自体がストレスになってしまっては本末転倒です。猫にストレスを与えないよう、嫌がっている場合は服を着せるのを あきらめ、術後のガード目的であればカラーで代用する、体温調節目的であればエアコンの温度を工夫するなど、別の手段を取りましょう。

そして、もうひとつが猫の様子をこまめに確認すること。先ほども紹介したようにアクセサリーやボタンの誤飲のおそれもありますし、猫が暴れて首や顔に絡まってしまうおそれも否めません。デザイン性の高い服を着せたときはとくに、猫の様子をこまめに確認しておきましょう。

猫の性格や様子を見ながら、必要に応じて、服を着せるかどうか判断してください。

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