犬の下痢が止まらない。原因や考えられる病気、治療法、予防法について

人間がお腹の調子を悪くする時はどのような時でしょうか? 単純に食べ過ぎてしまった時、ストレスがたまっている時、風邪など病気を患っている時…このことは、犬にも当てはまります。犬が下痢をした時は心配になりますが、冷静に「便」という「便り(たより)」を観察する必要があります。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬が下痢をする原因

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犬が下痢をするのは食べ物によるもの、冷え、病気、ストレスなどが考えられます。

食べ物による下痢

食べなれないものを食べたり、食べ過ぎたりすることで消化がうまく行われず下痢になることがあります。また、油分を多く含んだものも下痢の原因になります。

冷え

クーラーなどで冷えすぎたり、冷たい食べ物や氷などを与えることによって胃腸が冷え、消化管の運動が悪くなり下痢を起こすことがあります。

病気による下痢

特に、水様性の下痢や激しい痛みや出血を伴うものは注意が必要です。早期に適切な治療をしないと生命に関わるおそれがあります。

具体的には、腸炎(細菌性、ウイルス性、中毒性、アレルギー性、寄生虫性など)、腸リンパ管拡張症、炎症性腸疾患、腸の腫瘍などの可能性が考えられます。

●ウイルス・細菌感染…嘔吐・発熱を伴うことが多く、放置しておくと死に至る危険も。
●寄生虫…胃や腸の中に寄生虫がいると、栄養状態が悪くなりやせ細ります。
●毒物・薬物…誤飲によって中毒性のあるものを体内に入れてしまうと、下痢とともに嘔吐したりぐったりしたりするので、すぐに病院に連れていきましょう。
●アレルギー…かゆみや咳など、アレルギー反応とともに下痢をしている場合は、アレルギーが下痢を引き起こしていると考えられます。

ストレスによる下痢

ストレスにより自律神経に乱れが生じ、下痢を引き起こすことがあります。とくに環境の変化は影響を受けることが多いため、ホテルに預けた際や遠出した時などは注意が必要です。

このように、犬の下痢は体調不良を示すサインとなります。

犬の下痢の治療方法

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下痢の原因によって治療法も違います。

まず、食べ物や冷え、ストレスによる下痢の場合は、思い当たるものがあればそれを避けるようにします。食べ過ぎの時は一食抜いてお腹を休めた方がいい場合もありますが、定期的な食事が必要な幼齢犬では避けてください。下痢がなかなかよくならないようであれば、整腸剤などを処方してもらったほうがいいでしょう。

病気による下痢の場合では、慢性的な下痢であれば内服薬などで治療をしていくことが多いですが、急性の激しい下痢では点滴や入院が必要になることもあります。便検査の他、画像診断や血液検査を行うことも多いです。

犬の下痢を予防する方法

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まずは食べ物に気をつけることが必要です。いろいろな種類のフードやおやつ、冷たい食べ物や飲み物はあまり積極的に与えない方がいいでしょう。特に、ホテルに預けていたり、遠出をした後などは、いつも食べなれているもの以外は避けたほうがいいでしょう。
また、健康のために野菜を与える方も多いかもしれませんが、食物繊維の与えすぎは下痢や便秘の原因になることがあるため注意しましょう。

また、予防接種で予防できる病気に関してはしっかり予防しておきましょう。

これらに気をつけていても便の調子が悪い時は、病気のおそれがないか獣医さんに相談しましょう。

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