材料費200円以下で簡単にできる! 身近なアイテムで犬・猫のおもちゃを作ってみよう
出典 : Ermolaev Alexander/Shutterstock.com

材料費200円以下で簡単にできる! 身近なアイテムで犬・猫のおもちゃを作ってみよう

ショップには可愛いおもちゃがたくさん並んでいますが、たまには手作りしてみませんか?今回は、犬・猫用のおもちゃを手作りして動画を公開している飼い主さんにお話をお聞きしました。100円ショップで手に入るひもや毛糸、木の削りかす、紙など使って、愛犬・愛猫用にカスタマイズして世界に一つしかないおもちゃを作りましょう。

  • サムネイル: 山本 はな
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【犬・猫用】詰めて縫うだけ! 引っ張っても丈夫なヒノキの香りのおもちゃ

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やんちゃなオスの子犬2頭の飼い主・みこぽんさん。愛犬の歯が生え始めて気持ち悪そうにしていたので「安全に噛めて、ストレス発散にもなるようなもの」と考えたおもちゃです。

材料は100円ショップで調達し、合計200円!香りのリラックス効果があるとされ、ドッグランなどでも使われているヒノキを使用。バスミトンを使ったのは「しっかりとした生地で見た目も可愛く、お風呂用なので水洗い可能で衛生的だったから」(みこぽんさん)だそう。

子犬同士が引っ張り合いをしても破れなかったそうです。猫はキッカーとして、噛んだり抱え込んでケリケリしたりして遊んでくれます。

◆材料
木の削りかす
バスミトン

◆作り方
1.木の削りかす(100円ショップで購入したヒノキの素材を使用)をバスミトンの中に入れます。
2.開口部をミシンで縫うか、手縫いで縫い合わせます。

ハッピーとたチャンネル みこぽんさん

◆アレンジ方法
「バスミトンだけでなく100円ショップにあるペットボトルカバーでも作れます。中に鈴を入れてもいいですね」(みこぽんさん)

縫うのが面倒であれば、少し長めの靴下にヒノキを詰めて、開口部をぎゅっと結んでもいいかもしれません。猫は、抱え込みやすい大きさで作ればキッカーとして遊んでくれます。あごのせマクラにもなりますね。長めのひもをつけて持ち手用の棒につなげば、じゃらしおもちゃにもなります。

◆注意点
犬猫には、ヒノキのアレルギーがあったり、香りが苦手だったりする子もいます。遊ばせる時は飼い主さんがよく様子を見てあげましょう。なお、100円ショップの品揃えは店舗ごとに異なるので、紹介している材料が手に入らないこともあるかもしれません。

【犬・猫用】三つ編みして、結ぶだけ! 噛んだりじゃらしたりできる“ひも”のおもちゃ

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手が傷だらけになるくらい本気でかじってくる子猫のために、思いっきり噛めるおもちゃを作ってあげようとRinさんが考え出したこのおもちゃ。材料も作り方もシンプルですが、3本のひもの色遣いや素材を工夫するのも楽しいですね。

「犬には固いひもや太めのロープで作るといいと思います。きつく固めに結ぶほど、ほどけにくく、思いっきりかじれます」(Rinさん)

◆材料
ひも3本

◆作り方
1.適当な長さのひも(動画で紹介している目安は40cm)3本を三つ編みにし、三つ編みの両端は止め結びをしてほどけないようにします。
2.三つ編みしたひもの中央から止め結びを繰り返します。
3.止め結びをした部分を輪にし、最初の止め結びの結び目に三つ編みの一方を通して、2つの三つ編みを結んで固定します。

りんちゃん Rinさん

◆アレンジ方法
ペットの好みによって太いひもやロープを使ったり、着古したTシャツなどを切ってひも代わりにしたりするなど、材料を一工夫するだけで簡単にアレンジすることも。3本のひもの色の組み合わせを変えるだけでもアレンジが楽しめます。

「止め結びを繰り返しただけの棒状のままにしたり、それを1mくらいの長さにして作ったりしてもいいですね。うちでは、それを床を這う生き物のように動かすと、捕まえてカジカジしていました」(Rinさん)

割りばしなどの棒と組み合わせ、棒を持ってじゃらしても楽しく遊んでくれそうですね。

◆注意点
「うちの猫は糸を食べてしまうため、ほつれない素材を使いました。絶対に飲み込めない太さのひもを選んでいます」(Rinさん)

手作りでも市販でも飲み込めるサイズのおもちゃは誤飲をする可能性があるので、安全性に気をつけて素材や太さ、大きさを選びましょう。

【犬・猫用】丸めるだけ! 夢中で追いかけちゃう紙のボール

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moshinukoさんは、洋服についた猫の毛を取るために、頻繁に粘着ローラーを使っていたそうです。「くしゃくしゃに丸めた使用済みの紙で、かりんちゃん(茶白猫)が両手でドリブルを始めたんです。そして、その紙を投げてみたら、追いかけて持ってきたんです」(moshinukoさん)

紙をくるくるっと丸めてボールにし、ポイっと投げると、犬も猫もダッシュで追いかけていきますよね。まさに猫あるある・犬あるある。「粘着ローラーの紙が良いらしく、A4の紙とか、ちらしとかじゃあまり興味を持ってくれないんです。しかも粘着ローラーひと巻き分の分量がお気に入り」(moshinukoさん)

今回はもう少し範囲を広げて、新聞紙や、やわらかめの紙も使って作ってみました。

◆材料
使用済みの粘着ローラーの紙や新聞紙(やわらかめの紙)
※作りたいボールの大きさによって紙の枚数や量を調整

◆作り方
1.紙を丸める

moshinukoさん

◆アレンジ方法
「転がり方によっては興味をしめさなくなって持ってこない時があるので、おすすめのアレンジとしては、くしゃくしゃに丸めた粘着ローラーの紙にひもをつけることです」(moshinukoさん)

これは猫が夢中になりそうですし、飼い主が拾いに行く手間が省けますね。紙のボールは微妙な大きさの調整がしやすいので、愛犬・愛猫の体型や好みに合わせて大きくしたり小さめにしたり工夫してみましょう。

紙の中に鈴を入れ、音が鳴るようにしてもいいですね。その場合、遊んでいる間に鈴が出てこないように、紙を丸めてからセロハンテープやビニールテープ等できちんと止めましょう。お気に入りのマスキングテープを巻くと、見た目の可愛さプラス強度も高くなって、犬が噛んでも崩れにくくなります(下写真の左)。ボール全体に両面テープを隙間なく貼り、毛糸を巡らせても可愛いですね(下写真の右)。

moshinukoさんから「投げるふりをして、投げない」という駆け引き遊びのアイデアも。ぜひ、お試しください!

◆注意点
大きさの調整がしやすいのはこのおもちゃのメリットですが、小さくし過ぎると誤飲の危険があります。安全に遊べる大きさで作り、遊んでいる間は飼い主さんが愛犬・愛猫から目を離さないようにしましょう。中に鈴を入れる場合は、しっかりとテープで巻いて、鈴が出てこないようにしましょう。

愛犬・愛猫が気に入りそうなアレンジをしたり、飼い主さんが好きな色や、お部屋に合う色で作ったり。手作りすればおもちゃのバリエーションは無限大ですね。遊ばせる時は必ず飼い主さんがそばについて見守り、誤飲や事故のないように大きさや素材に十分な配慮をしましょう。

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