ペットが育む子供の心と体の健康を考える「ペットとの共生推進シンポジウム」開催

ペットを家族の一員として迎え共に生活をすることで、子供の豊かな心を育み命の大切さを教えることができます。そんな、子供とペットの関わり方について、専門家の意見が聞けるシンポジウムが開催されます。

  • サムネイル: 秋月 落葉
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「家族」として届けてくれる癒しと安らぎ

ペットは今、飼い主さんやその家族にとって、"動物"ではなく"同じ家族の一員”という関係に変化しています。毎日たくさんの癒しや楽しみをもらっている、という飼い主さんも多いのではないでしょうか。ペットとの生活は「癒しによる精神的な安定」をもたらすだけでなく、二次的に医学的な効用をもたらすことを立証する研究結果も発表されるなど、その効果の解明が進んでいます。

このような変化から、家庭内のペットは「コンパニオンアニマル(伴侶動物)」と呼ばれることも多くなっているようです。ペットと飼い主という関係ではなく、お互いにとって大切なパートナーである、という考えが広まっているんですね。そんな大切な家族との生活をより良いものにしていくための考察を、専門家から聴けるシンポジウムが開催されます。

ペットとの「共生」を考える。注目のシンポジウム

2018年10月8日に東京大学 弥生講堂 一条ホールにて開催される「第7回 ペットとの共生推進シンポジウム」


2018年10月8日に東京大学 弥生講堂 一条ホールにて開催される「第7回 ペットとの共生推進シンポジウム」

ペットとの共生推進協議会は、人とペットが共により豊かな社会で暮らしていけるように活動をしています。今回で第7回になるこのシンポジウムでは、ペットに関わる様々な専門知識を持った方々がテーマについて講演を行ったり、パネルディスカッションで意見を交換し、人と動物のより良い社会について話し合います。

近年注目されている子供への「動物介在教育」

第7回 ペットとの共生推進シンポジウムのテーマは「ペットが育む心と体の健康-子供の動物介在教育-」です。ペットを家族の一員として迎え育てることで、子供の共感性や自律性などの発達を促進すると考えられるようになり、「動物介在教育」という考え方が注目されはじめました。


第7回のテーマは「ペットが育む心と体の健康-子供の動物介在教育-」です。ペットを家族の一員として迎え育てることで、子供の共感性や自律性などの発達を促進すると考えられるようになり、「動物介在教育」という考え方が注目されはじめました。

ペットフード協会が2016年に調査した結果によると、ペットと一緒に暮らす子供を持つ家庭のほとんどが「心豊かに育っている」「生命の大切さを理解するようになった」と回答しています。家族と同じように、共に生活するペットの存在は子供たちの心の成長を大きくサポートしているようです。

第7回ペットとの共生推進シンポジウム実行委員長の赤津功一氏は、テレビやゲームの普及によって子供達が生命に触れる機会は減っており、幼稚園や小学校で動物を育てることは、豊かな心を育むために必要と、今回のシンポジウムで活発な議論が行われることに期待を寄せています

数値:5段階評価で「非常にそう思う」または「ややそう思う」と回答した人の割合(複数回答)
対象:16歳未満の子どもと同居する家族
※2016年 ペットフード協会調べ

第7回シンポジウム実行委員長の赤津功一氏は、テレビやゲームの普及によって子供達が生命に触れる機会は減っており、幼稚園や小学校で動物を育てることは、豊かな心を育むために必要と、今回のシンポジウムで活発な議論が行われることに期待を寄せています。

各分野で活躍する方々の講演やパネルディスカッション

第7回 ペットとの共生推進シンポジウムのプログラムは基調講演と各分野で活躍する方々のパネルディスカッション


シンポジウムの前半となる基調講演は、帝京科学大学で生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授を務める濱野佐代子氏が行う予定です。

帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 濱野佐代子氏

帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 濱野佐代子氏

濱野佐代子准教授は獣医師や臨床心理学士の資格を持ち、動物の飼育による子供への影響、人とペットの関係、などを研究テーマとしています。教育現場の第一線で様々な事例を研究している濱野佐代子准教授の貴重なお話に注目です。また、後半にはパネリストとしても参加される予定です。

さらに、ペット研究会「互」主宰を務め、アニマルセラピーに関する書籍なども出版されている山崎恵子氏、立教女学院小学校の教頭であり、子供達の教育に犬を介在させるプログラムをスタートした吉田太郎氏が参加されます。他にも、東京都医学総合研究所で思春期の発達疫学などを専門とされている西田 淳志氏、一般社団法人 ナチュラルドッグスタイルにて動物介在学習プログラム開発主務の須﨑大氏がパネリストとして参加されます。

司会進行とコーディネーターは第7回シンポジウム実行委員長であり、公益社団法人 日本聴導犬推進協会理事や一般社団法人 日本ペット用品工業会会長などを務める赤津功一氏が担当されます。

パネリストの方々も、普段から動物介在教育やアニマルセラピーなどに関わる仕事で活躍されています。専門家の方々の様々な視点からの意見は、学べることが多そうです。

前回のシンポジウム参加者の声

前回のシンポジウムでは、英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)ポール・リトルフェアー国際部長が特別講師として登壇されました。
海外からの講師は初だったため、貴重な意見が聞けたという意見が多く寄せられています。

●英国の事例、共生社会について、飼ってない人へのアプローチ、パネルディスカッション、全て勉強になりました。

●他の国の動物愛護について知ることが出来た。知らないことがあったのを知ることが出来てよかった。共生の条件が広がると良いと思いました。殺処分などなくなると思います。

●犬好きが犬嫌いを作る。人とペットが共生する社会を作るためには、飼い主一人一人の責任が非常に大切であると再認識しました。普段、拝聴するのがなかなか出来ないような先生方からのお話、ペットとの生活に生かしていきたいと思います。

会場にはペット業界の人だけでなく一般の飼い主さんも多く来場されており、このシンポジウムを経て、改めて動物との関わり合い方を見直した、という人も多いようです。動物のことをもっとよく知ることで、お互いにより良い生活になると良いですね。

開催情報

開催日時:2018年10月8日(月・祝) 13:00~16:30
開催場所:東京大学 弥生講堂 一条ホール
参加費:無料(定員:300名)

定員になり次第募集は締め切りますので、参加希望の方はお早めにお申し込みください。

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