東京・高田馬場駅から徒歩数分の場所にある青果店「加藤商店」には、お客様にも人気の2匹の可愛い看板猫がいます。ちょっぴりシャイなブッコ君(9歳♂)と、元気いっぱいでいつも店の周りを闊歩しているシロ君(5歳♂)はもともと野良猫が産んだ子供で、いつの間にかお店に入り込んでそのまま居着いてしまったとか。代々猫を飼っているというお店には今もシロ君のお友達の黒猫と、さらに2匹の野良猫が店舗の奥の倉庫に住み着いており、合計5匹の猫の面倒を見ているというからすごいです。
貞子さんに抱かれてご機嫌のブッコ君
深夜までオープンしている80年以上続く明治創業の老舗の主要メンバーは店主の加藤守久さんと貞子さん夫妻、そして義理の姉の美智子さんの3人で、みんなで交代で店番をしているとのこと。「もう猫を飼うのはやめようなって言うんだけれど、勝手に入ってくるんだからしょうがないよな」と守久さんは笑います。
おもちゃがツボにハマったブッコ君
さすがに繁華街に近いだけあってお店の前の道は人通りも多く、狭い道には車も走っているので心配ですが、しっかり者のシロ君はきちんと左右を確認して道を渡って行くそうです。10kgの立派な体格のブッコ君はこの辺の元ボス猫だったそうで、今は年のせいもあってその座を譲り、お店の奥でのんびりと過ごしている様子。
自由気ままなシロ君の日課はお散歩
加藤商店
東京都新宿区高田馬場3-2-15
TEL 03-3361-5767
営業時間 9:00~翌2:00頃
定休日 日曜
取材・平野敦子