【チワワスタイル】健活のススメ【お宅のチワワさんの元気の理由を教えて】(その2)
人の健康寿命について関心が高まる今、本誌ではチワワの健康的な生活「健活」について真面目に考えてみた。読者宅での食、運動、環境、心のケアなど、愛犬がすくすく育つ工夫が満載。ぜひご参考に!(チワワスタイル Vol.28より)
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実家に作ったドッグランで、ボーダー・コリーとも互角に遊ぶよ!
人間に対してまったく警戒心がないんだろうな~、と思ってしまうほどめちゃめちゃ懐っこいこたろう。
「宅配便の人にもシッポを振るくらいですから」と飼い主さんは笑う。
「今日もたくさん走るぞ~♪」
とにかくアクティブ。公園の芝生の上を走ったり、ご機嫌になって仰向けでゴロゴロしたり。
奥様は犬が大好き。でも、「長女が犬が苦手でしたので、迎えるならば小さい犬、という選択肢でした。でも、チワワはよく鳴いたり、臆病な印象があって、ファースト犬としては我が家には不向きかな、と思っていたんですが……」
ペットショップに行っていろいろ見た結果、ご主人と息子さんが「このコがいい!」と気に入り、次男としてやってきた。
「お店で見た時に、全く吠えず、震えもしていなかったのが決め手です」
もちろん、ぬいぐるみのようなかわいさも魅力の一つだったと思うが。
来客用のスリッパを持ち逃げちう。家の中をカモシカのようにビュンビュン駆け回るこたろう。
「まずボクが味わってからね」
さて、1歳のこたろう。基本、とても元気。ただ、一つだけ心配なことがあるそう。それは、アレルギー体質であること。検査の結果、パンやクッキーがNG。現在は食事療法で様子を見ている段階なのだ。
大好きな公園で。休日はみんないるから嬉しいな。
「胃腸が弱く、前に嘔吐した時に血が混ざっていたので、動物病院へ連れて行きました。もし、また吐いて血が混ざっていたら、その時は胃カメラを飲むかもしれません」
なので、動物病院へは月に一回行き、健康診断を受けている。
現在食べている療法食のドライフードはあまり好きではなく、オヤツなども食べられるものが制限されるので、獣医師と相談して出てきたレシピが「シラスごはん」。取材当日はおにぎりにしてもらって食べていたよ。
さすが、静岡。シラスは名産だから新鮮だしね。
ん? 何か面白いもの、見つけた? 動きの一つ一つが実に楽しそう。
「あの犬、おいしそうなオヤツ食べてるぅ~」
目下、ヤンチャ盛りのお年頃なので、テーブルの上に飛び乗ってチョコレートを食べそうになるなど、誤食の心配も絶えない。そこで、食べられて困るものはこたろうの届かない場所に置いたり、「マンションの高層階で、万が一窓から落下したら怖いので、近づけないように窓近辺にも登れるような物は置かないようにしています」と家族でいろいろな「こたろう」ルールを決めている。
大好きなパパとオモチャ遊び。普段は全く吠えないが、
遊んで! という時にだけ「ワン!」と吠える。
「パパ、ボクが遊んであげるよ」
それにしても、ドライフードを一粒ずつ「あ~ん」して食べさせてもらっているチワワさん、初めて見ましたよ(笑)。
「ママ~、次ちょうだ~い♥」
ドッグフードはイマイチ好きではないご様子!?
そんなわけで、奥様の文子さんが、ご覧のようにこたろうを抱っこして、なんと一粒一粒あげているの!
角田家の健活対策
ドライフードの食いつきが悪いので獣医師と相談しながらいろいろトッピングしている。
誤食予防のため、床には物を置かず、観葉植物なども高い場所へ避難。
アレルギーがあるので、ドッグフードは動物病院で勧められた療法食を食べている。
胃が弱いこたろう。「以前嘔吐した時に血が混ざっていたので、こまめに検査します」
オヤツはごく少量。療法食のドライフードに飽きた時や、しつけの時などに使う。
静岡県/角田こたろう(オス・1歳)体重3.7kg
人が大好きで、宅配の人にもシッポを振ってしまうほど。「番犬にはなりません」と飼い主さん。家に来た時、半年間鳴き声を聞かなかったので病気かと思ったほど吠えないチワさん。
「誰でもウェルカム~♥」
Text:Mari Kusumoto
Photos:Minako Okuyama
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