スフィンクスの性格や気質としつけについて
産毛のみで毛のない姿が特徴的なスフィンクス。小さな顔に大きな耳、映画「ET」のモデルになったともいわれています。また、他の猫にはない独特な容姿を持っている猫です。
- 更新日:
概要
まず、その見た目が圧倒的に個性的で、目を引くスフィンクス。一般的に猫は、全身を毛に覆われていますが、スフィンクスには、被毛、ヒゲがないのが特徴です。(正確にはごく短い産毛が生えています。)これは劣勢遺伝子の影響による突然変異でしたが、交配を重ね現在の安定した猫種となりました。その性格は見た目とは裏腹に陽気で人懐こく、遊び好き。家庭で飼育する際には他の猫とは違った点に注意が必要です。
性格・気質
陽気で遊び好き、好奇心旺盛
スフィンクスは、その眉間のしわのせいでしょうか、一見、神経質で物静かに思われますが、実はそんな印象とは異なり「陽気で、遊び好き」。明るい性格で、いたずら好きなお茶目な一面もあります。運動量も多いので沢山遊んであげるといいでしょう。
愛情深く、人見知りもしない
飼い主さんへの愛情はもちろん、人見知りをしないので、子どもがいる家庭や、来客が多い家庭、多頭飼いなどの場合にも向いています。ただ、多頭飼いの場合は、毛がないため猫同士の喧嘩による外傷に注意が必要です。
賢く、初心者にも飼いやすい
利口でしつけがしやすく、スフィンクス特有の飼育上の注意点や、お手入れ方法を理解しておけば、初心者にも飼いやすい猫種です。鳴き声も小さいため、マンションなどの住宅環境にも向いています。
しつけ
運動
スフィンクスは運動量の多い方の猫種で、飼い主さんに遊んでもらいたい人懐こい性格です。時間がある時に積極的に遊んであげることはもちろん、一人でいる時にもストレスが溜まらないよう、いつでも運動が出来る環境を整えておいてあげる必要があります。
キャットタワー等を用意し、飛び上がったり飛び降りたりの上下運動ができるようにしてあげるといいでしょう。また、被毛のクッションのない猫種ですので、触れるもの材質や、肌を傷付けそうな植物などには、他の猫以上に注意し、生活環境を整えてあげる必要があります。
トイレ
猫のトイレのしつけは、犬と比べても簡単で、トイレに適した環境を整えてあげれば、自然とトイレを覚えてくれます。猫は元々、砂漠地帯で生活していたため、乾燥した砂の上で排泄することを好みます。
そのため、猫砂(トイレ)を用意し、部屋の隅の人通りの少ない、落ち着く場所に設置してあげることで、自然とそこをトイレとして使用するようになります。また、予め排泄物をそこに置いて、臭いを付けておくのも有用です。
爪とぎ
爪を研ぐということは、猫にとってトイレと同じくらい重要な生理現象であり、止めることは出来ません。飼い主さんは猫の好きなタイプの爪とぎ器を用意し『ここを使って爪を研いでね』と教える必要があります。猫の爪の近くには臭腺があるので、新しい爪とぎ器を購入した際には、その爪とぎ器で爪を研ぐような様子で前足をこすりつけ、予め臭いを付けておくのもいいでしょう。
噛み癖
猫の噛み癖は、飼い主さんの手を遊び道具だと思ってしまう所から始まります。猫同士のじゃれ合いであれば、噛みついたら噛み返され、強く噛んではいけないと学びますが、飼い主さんの手は噛み返すことは出来ません。
猫と遊ぶ際にはおもちゃを使い、手にじゃれつかせないことを徹底しましょう。また、スフィンクスは利口な猫種です、間違ったことをしたときには「イケナイ! 」と言葉で叱りましょう。体罰などは行わず、その場で叱る子とが基本です。
おわりに
スフィンクスは頭がよく、初心者の方にもオススメの猫です。個性的な容姿が癖になりますよね、飼い主さんと猫が素敵なペットライフを送れますように。