生後3ヶ月の仔猫に与えるご飯。種類と量について
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生後3ヶ月の仔猫に与えるご飯。種類と量について

生後3ヶ月の仔猫は、まさに成長期真っただ中! どんどん大きくなるカラダに、飼い主としても喜びを感じることでしょう。しかし、成長期だからこそ、食事には気をつけたいところ。仔猫のこれからを左右する大切な時期の、ご飯について勉強していきましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長

餌の量

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生後3ヶ月の仔猫は、人間でいうと、小~中学生くらいの時期を迎えているといわれ、カラダが急激に大きくなっていく時期です。この頃に気をつけたいのは、仔猫が栄養不足に陥ることです。ですから、仔猫が必要なエネルギー量を確保できるご飯の管理が必要となります。

生後3ヶ月の仔猫が必要なエネルギー量は、体重(㎏)×200キロカロリーが目安となります。成猫の場合は体重×80キロカロリーなので、成猫の倍以上のエネルギーが必要となります。これを参考にして、キャットフードの量を決めましょう。仮に100グラムあたり370キロカロリーのドライタイプキャットフードの場合、おおよそ27グラムほどの量になります。

しかし、この時期の仔猫は食べ盛りなので、この量を厳密に守って与えても「もっと食べたい!」とアピールしてくる場合が多いようです。元気いっぱいに遊びまわる仔猫には、これより多少多い量を与えても問題は少ないでしょう。ただし、過剰に与えると、肥満の原因になったり、体調を崩してしまったりすることもあるので、気をつけましょう。

ちなみに、生後3ヶ月の仔猫の平均体重はおおよそ1㎏くらいです。1kg~1.5㎏くらいの体重なら順調に育っているといえそうです。

餌の回数

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ただし、仔猫の場合は、胃袋がまだ小さいので、単純にご飯の量を増やしたところで、食べきることができません。また、一気に食べると、消化不良になってしまうこともあります。そのため、回数を分けて与えましょう。生後3ヶ月なら、3~4回に分けるのが目安です。

この頃の仔猫は、離乳食の時期を過ぎたあたりです。それまでは、ミルクやお湯などでふやかしたご飯やウェットフードなど、食べやすくしたご飯を与えますが、この時期を境に、ドライフードに慣れさせるようにしましょう。

ウェットフードは食べやすい分、歯に残りやすく、歯垢や歯石の原因になりやすいというデメリットがあります。歯石が増えると、口内炎を発症することがあります。人間とは違い、猫の口内炎は完治することがありません。そのまま重篤化すると、頬に穴が開いてしまうなど手術が必要になる場合や、命に関わるケースもあるので注意しましょう。

ドライフードは硬いので、ウェットフードに比べて歯石として口の中に残りにくいという特徴があります。また、顎の噛む力を鍛えることができます。噛む力が強くなるということは、歯が強くなるということにもつながります。ウェットフードばかり食べている猫は、歳をとるにつれて歯がもろくなりやすく、高齢猫になると歯が抜けたりしてご飯が食べられなくなることもあります。ドライフードはメリットが多く、コストを抑えることもできるので、ぜひ検討してみてください。

生後3ヶ月というのは、仔猫のカラダづくりにおいて、とても大切な時期です。成長期を迎えた仔猫が栄養不足にならないよう、栄養価の高いキャットフードを選ぶようにしましょう。この頃の仔猫は元気いっぱいです。よく動きますし、カロリー消費も多いので、過剰でなければご飯が多少多くても大丈夫です。この時期にしっかり成長しないと、カラダの弱い猫になってしまうこともあるので注意が必要です。

健康で丈夫なカラダが作られるための成長期は、仔猫の未来を左右するといっても過言ではありません。飼い主として正しい知識を持って、食事管理に真摯に向き合うことが大切です。愛猫のために、しっかりと取り組みましょう。

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