【ベテラントリマーが教える】猫ちゃんにつくノミの見つけ方、駆除方法
愛猫との生活の中で、どれくらいノミやマダニについて意識をしていますか?「完全室内飼いだから、愛猫にノミはつかない」と考える飼い主さんは少なくありません。ノミはとても小さく見つけにくい虫ですが、このノミの存在をトリマーさんが見つけることがあります。どんな猫ちゃんに寄生するのか、そして、その駆除方法についてお伺いしました。
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今回、PECO編集部が猫ちゃんのノミ・マダニに関してお話しを伺ったのは、東京都足立区にある「ペットハウスシアンシアン」のオーナー兼トリマーの根本裕介さんです。
トリマー歴20年のベテラントリマーが教える、ノミの見つけ方
トリマー歴20年で、これまで数多くの猫ちゃんと接してきた根本さんですが、サロンにやってきた猫ちゃんの中には、ノミに寄生されている子も少なくないそうです。ノミは、飼い主さんが思っているよりも怖く、とても身近な存在だからこそ、室内飼いの猫ちゃんでもノミへの注意が必要だと言います。
なんとなく自分の身の周りにも、1匹や2匹ならノミがいるかもしれないと思っていても、ノミはとても小さいので、普段の生活の中で見かける機会はほとんどありませんよね。根本さんはどのようにしてノミの存在に気づくのでしょうか。
― サロンにやってきた猫ちゃんのノミの存在に気づくのは、どんな時なのでしょうか?
根本さん:
何か所かありますね。ノミ自体を見つけることも多いですが、ノミ自体ではなく、フンを見つけることも多いですね。黒っぽい小さい粒なので、数粒程度であれば飼い主さんも気がつかないかもしれません見つかる場所は腰回り、股の内側、被毛の内側が多いですね。ノミは同じ場所にずっといるわけではなく、被毛の中を移動するので、全身にフンがあるなんて猫ちゃんもいます。そういう子は、撫でるだけでザラっとした感覚があったり、シャンプーの時に、水にフンが溶け、茶色い水が流れたりすることがありますよ。ご自宅でブラッシングをする時に、被毛の内側も意識してブラッシングをするとよいと思います。
ー 毎日、猫ちゃんに接している飼い主さんは気がついていないのでしょうか?
根本さん:
ノミはとても小さいですし、ノミのフンは砂粒やゴミ粒のように見えるので、ノミの存在に気がついていないことが多いと思います。僕たちは、ノミやノミのフンなどを見つけたら飼い主さんにお伝えするのですが、ほとんどの飼い主さんが「まさか、うちの子に?」と驚かれます。
ー 「まさか」と思うのは、猫ちゃんを室内飼いしているからでしょうか?
根本さん:
そうだと思います。ただ、完全室内飼いをしていても、猫ちゃんにノミがついてしまうことはあります。原因はいくつかあると思いますが、ひとつは飼い主さんが外出先で、ノミやノミの卵を付着させ、家に持ち帰ってしまうことですね。特に野良猫の多い地域や、外出先でワンちゃんを触った場合には、注意が必要だと思います。
ー マダニがついた猫ちゃんが、サロンにくることはありますか?
根本さん:
完全室内飼いの子が増えたので、以前と比べるとマダニに寄生されている猫ちゃんは少なくなった気がします。ただ、ノミと同じように、マダニも飼い主さんの衣服や靴について室内に入ってくることがあるので、注意が必要です。
ノミを発見した場合の対応について
小さなノミの存在に気づくのは、猫ちゃんに毎日接している飼い主さんでも難しいかもしれないですね。
では、ノミに気がつかないままシャンプーやカットのために、猫ちゃんをペットサロンに連れて行っても問題はないのでしょうか?
― ノミや、ノミのフンが見つかった猫ちゃんはそのままシャンプーなどを受けられるのですか?
根本さん:
いえ、シャンプー前のブラッシングで見つけた場合には、サロンでその猫ちゃんを受け入れることができないため、そのまま飼い主さんにお返しをしています。もし、シャンプー中に見つけた場合には、最後のブローまで行いますが、猫ちゃんが帰ったあとに、店内を大掃除しなくてはなりません。
ー なぜ、大掃除の必要があるのでしょうか?
根本さん:
ノミは寄生をしてから24~48時間ほどで卵を産むので、サロン内にノミの卵が落ちている可能性や、ノミの成虫がサロンに来ている他の猫ちゃんやワンちゃんに寄生してしまう恐れもあるため、徹底的に店内を掃除します。
ノミが寄生しやすい猫ちゃんの特徴と駆除方法
サロンに訪れる子のほとんどが室内飼いの猫ちゃんのようですが、ノミに寄生されやすい猫ちゃんというのはいるのでしょうか。根本さんのこれまでのご経験上で、考えられる猫ちゃんの特徴を伺ってみました。
ー ノミやノミの形跡が見られた猫ちゃんに、共通する特徴はありますか?
根本さん:
お手入れが上手にできていない猫ちゃんというのは、ひとつ特徴ですね。飼い主さんが普段からブラッシングをあまりされていなかったり、猫ちゃん自身が高齢であったり、品種によってグルーミングが苦手と言う場合もあります。以前、毛玉が出来ている猫ちゃんをブラッシングしたら、毛玉の中にたくさんのノミがいたこともありましたね。
さらに、猫ちゃんがグルーミングで身体をなめて、条虫(サナダ虫)に寄生されているノミを誤飲してしまうこともあって、そういった猫ちゃんのお尻の周りに白い条虫を見つけたこともあります。
ー 猫ちゃんにノミが寄生した場合、ブラッシングやシャンプーによる駆除の効果はあると思いますか?
根本さん:
毎日のブラッシングや、定期的なシャンプーは猫ちゃんとのコミュニケーションや衛生面のケアとして大切ですが、ノミやマダニの駆除には不十分ですね。一時的に取り除いたとしても、室内に落ちた卵からふ化をしますので、ノミ・マダニ駆除のお薬の投薬がとても大切なんです。
猫ちゃんを守ってあげることもできますし、ノミ・マダニ駆除のお薬を投薬していないと、サロンやペットホテルなどで預かってもらえないこともあります。
猫ちゃんの身体にお薬をつけることに抵抗を持たれる飼い主さんもいますが、その猫ちゃん自体の健康被害の抑止にもなりますし、ほかの猫ちゃんやワンちゃんの迷惑にならないためにも、うちのサロンでは、ノミやノミの形跡を見つけた場合には、必ずノミ・マダニ駆除のお薬をすすめています。
大切な愛猫をノミから守り、健康ケアをしてあげるなら「フロントライン プラス® キャット」がおすすめ
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※犬用ノミ・マダニ駆除剤 スポットオンタイプ カテゴリにおいて/ 2020年実績 富士経済調べ
猫のノミ・マダニ駆除剤はいくつも種類があり、動物病院で購入できるもの、ホームセンターで購入できるものと様々で、どのようにお薬を選べばよいのでしょうか。
まずは動物病院で相談をするのがもっともよいでしょう。
しかし、完全室内飼いの猫ちゃんの多くは、おでかけや初めの場所や慣れない場所は苦手で、動物病院へ連れて行くのは大変だという飼い主さんも多いでしょう。そんな飼い主さんにおすすめしたいのが、インターネットでも購入できる「フロントライン プラス® キャット」です。
お薬への信頼性、安全性、持続性
フロントラインシリーズは国内販売20余年。ペットオーナーの方々に信頼され、動物病院で処方されている動物用医薬品です。
ホームセンターで販売されている医薬部外品の製品とは異なり、動物用医薬品として高い効果と安全性が確認されている製品です。
シャンプーや水浴の影響を受けにくいため、投薬後のお手入れも可能です。
シャンプーやトリミングを行った後でも、被毛や皮膚が乾けばすぐに投薬することができるため、投薬前のケアが可能なのも嬉しいポイントです。
※投与後48時間以降にシャンプーした場合でも製品の有効性が維持されていることを確認されています。
※シャンプーだけではなく、雨や雪の影響もほとんど受けません。
ノミの卵、幼虫にも効果を発揮
ノミの成虫駆除はもちろんのこと、卵のふ化や幼虫の発育も阻害してくれます。投薬後、わずか24時間でほぼ100%ノミの成虫を駆除します。
さらに、その効果が1ヵ月以上も持続します。マダニに対しては投薬後48時間で95%以上駆除します。
投薬が簡単
投薬方法は、猫ちゃんの首筋に垂らすだけなので短時間で済み、とても簡単です。猫ちゃんは飲み薬を与えても、なかなか飲み込んでくれないので、垂らすだけのピペットタイプがよいでしょう。
動物病院と同じお薬が、インターネットで購入できる
フロントライン プラス® キャットは動物用医薬品として、動物病院で処方される薬剤ですが、インターネットでも購入することができます。
小さな虫でも猫ちゃんや飼い主さんに、思わぬ健康被害をもたらす可能性があります。うちの猫は室内で飼っているから、ノミやマダニは無縁だから大丈夫と思うことなく、ノミ・マダニ対策を検討しましょう。
そして、大切な猫ちゃんと健康で楽しい毎日を過ごしましょう。