愛する猫ちゃんをノミ・マダニ寄生のリスクから守る!室内飼いの猫ちゃんも注意
暖かい季節は、おでかけの機会も増えますよね。同様にノミやマダニの行動も活発になります。ノミやマダニが咬むことで猫ちゃんに様々な病気 を引き起こすことがあります。なかには死に至る場合も…今回はノミ・マダニに咬まれることのリスクや、室内飼いの猫ちゃんでもノミ・マダニと無縁ではない理由や寄生された際の対策をご紹介します。
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ノミ・マダニによる感染症
ノミ・マダニに咬まれると血液を吸われたり、痒みを感じたりするだけではなく、ノミ・マダニが運ぶ病原体により、さまざまな感染症を引き起こすことがあります。まずはノミ・マダニが寄生することで、どのような病気にかかるリスクがあるのか、その症状と合わせて見ていきましょう。
ノミアレルギー性皮膚炎
ノミが皮膚に咬みつき吸血するときにノミの唾液が入ります。猫ちゃんの体が唾液に対しアレルギー反応を起こし、激しい痒み、脱毛、赤い発疹や腫れがみられます。痒みにより体をひっかいたり、噛んだりすることで化膿性皮膚炎などに進行する場合もあります。
瓜実条虫症(うりざねじょうちゅうしょう)
猫ちゃんが自分の体やほかの猫ちゃんの毛づくろいする際に、瓜実条虫の幼虫が潜んでいるノミを誤って体に取り込むことで感染します。感染した瓜実条虫が少数の場合は症状が出ないこともありますが、多数になると食欲不振、軟便や下痢、元気喪失といった症状が見られます。
マダニ麻痺
マダニの種類により唾液に末梢神経性毒を含んでいるものもいます。この毒により脚や胸部に神経障害が起こり、呼吸不全で命を落とす場合もあります。
バベシア症
マダニの吸血時に唾液とともにバベシア属の原虫が体内に侵入し感染します。潜伏期間は約2週間で、症状としては貧血、食欲不振、発熱、毛ヅヤが悪くなるなどが見られます。
その他、ノミ・マダニはQ熱、ダニ脳炎、ライム病など様々な感染症を運んでくる、非常に恐ろしい寄生虫です。
しかし、ノミ・マダニの対策をしている猫ちゃんの飼い主さんは少ないと言われています。その理由のひとつとしてノミ・マダニの寄生に気づきにくいという点があります。
ノミ・マダニの寄生に気づかないのはなぜ?今すぐセルフチェック!
なぜ、毎日猫ちゃんに接している飼い主さんでも気づかないのでしょうか。まずは猫ちゃんにノミ・マダニが寄生していないかチェックし、その理由を学んでいきましょう。
ノミのチェック方法
✔ 背中や腰回りを気にしている
理由:ノミは背中、腰周り、しっぽなどに寄生しやすい傾向あり
✔ 皮膚に小さな赤い発疹がある
理由:咬まれた痕、ノミアレルギー性皮膚炎の可能性
✔ 皮膚や被毛の表面に黒い小さな粒がある
理由:ノミの糞の可能性
✔ 脱毛が見られる
理由:ノミアレルギー性皮膚炎や感染症の可能性
✔ 猫ちゃんのフンに細く白っぽいものが混ざっている
理由:猫ちゃんの体内にいた瓜実条虫の体の一部が糞に混ざって出てきた可能性
ノミが寄生をすると上記のような行動や現象、症状が見られるようになります。
これだけチェックするポイントが多くてもノミの寄生に気づきにくい理由は、ノミの体長は1~3mmほどと小さいからであり、そのためその姿を目視することは難しいのです。さらに、猫ちゃんが毛づくろいすることは日常行動でよく見られますし、そもそも被毛に覆われているので皮膚トラブルに気づきにくいからです。
マダニのチェック方法
✔ 体にイボまたはホクロのようなものがある
マダニの体長は3~5mmほどで、吸血するとさらに体を膨らませます。目に見えるはずのマダニに気づきにくい理由は、皮膚に咬みつき同じ場所にいつづけることと、耳、下腹部、股、指の間など見えにくいところに咬みついていることです。マダニは皮膚に咬みつき、口器を皮膚に埋め込むように寄生するため、皮膚の柔らかい部分を好みます。
もし、猫ちゃんの体にマダニを発見しても飼い主さん自身で取らず、動物病院で除去してもらいましょう。マダニは皮膚に咬みついているため無理やり取ろうとすることで皮膚を傷つけてしまったり、皮膚に埋め込んだ口器だけが皮膚に残ってしまったりします。
なぜ室内飼いの猫ちゃんでもノミ・マダニに気を付けたほうがいいの?
交通事故や他の猫ちゃんとの喧嘩による怪我などから守るため、完全室内飼いをされている飼い主さんも多いでしょう。
しかし、外に出ないからといって、ノミ・マダニの寄生リスクがないとは限りません。実は、ちょっとしたことでノミ・マダニは室内に入り込み、猫ちゃんに寄生する可能性があります。
❏飼い主さんが体や衣服に付着させて、おでかけ先から室内に持ち込んでしまう
❏ワンちゃんなどの外に出る機会があるペットと多頭飼いしている
❏外で保護をした猫ちゃんにノミ・マダニが寄生していることに気づかず連れ帰った
❏屋外に出した観葉植物などと一緒に入り込む
このように、猫ちゃんが外に出なくてもノミ・マダニが室内に入り込む可能性はあります。そのため飼い主さんは帰宅したら猫ちゃんに接触する前に着替えたり、ワンちゃんなど、屋外に行く機会があるペットに付着していないか確認したり対策をしましょう。もちろんワンちゃんにノミ・マダニ駆除剤を使うのも有効です。また、屋外で飼われているワンちゃんや猫ちゃんを触った場合も特に注意が必要です。
猫ちゃんにシャンプーやブラッシングをこまめに行っているだけでは、完全なノミ・マダニ対策とは言えません。ノミは気温13℃以上で繁殖するため、室内に卵を産み、孵化し成虫になります。
しかし、飼い主さんが屋外から持ち込まないように気を付けていたとしても、小さなノミ・マダニを絶対に持ち込まないということは難しいでしょう。
ノミ・マダニから守るための的確な対策方法とは
多くのリスクをもっているノミ・マダニの寄生から、猫ちゃんを守るもっとも的確な対策方法は「ノミ・マダニ駆除剤」を投薬することです。
ノミ・マダニ駆除剤には「動物用医薬部外品」と「動物用医薬品」がある
ノミ・マダニ駆除剤は大きく2つに分けられ、動物用医薬品はより高い効果と安全性が確認されている商品になります。
ノミ・マダニの対策期間
ノミ・マダニが活発に活動をするのは暖かい季節です。
しかし、先述した通りノミは13℃以上で繁殖するため、寒い季節でも暖かい室内はノミにとって屋外より快適な空間と言えるでしょう。
また、ノミ・マダニの対策において重要なことは寄生されたら駆除することではなく、駆除対策をしつづけ、猫ちゃんをノミ・マダニの被害から守ることです。
しかし、1年中ノミ・マダニ対策をしてあげているという飼い主さんは約13%しかいません。
情報元:「寄生虫駆除剤部門ランキング ねこのきもちユーザー人気ランキング2021」内
室内飼いの猫ちゃんでも外出をしなければいけないことがあります。そんな時に対策を続けることで以下のような場面でも役立ちます。
・飼い主さんのご都合で、猫ちゃんをほかの家やペットホテルに預けなければいけない
・災害により自宅を離れなければいけない
いざという時に困らない備えが大切ですね。
フロントライン プラス® キャットでしっかり駆除
猫ちゃんのために、日常的なノミ・マダニ対策を!
「フロントライン プラス® キャット」は0歳齢 (※8週齢) の猫ちゃんにも投薬してあげることができるので、若くて健康なうちから健康ケアをしてあげることができます。
※おくすりは用法・用量を守って正しくお使いください
®登録商標
飼い主さんと猫ちゃんに嬉しい信頼性・安全性・持続性
フロントラインシリーズは国内販売25余年。ペットオーナーの方々に信頼され、動物病院でも取り扱われている動物用医薬品です。
フロントライン プラス® キャットを投薬すると、その効果は30日間持続します。シャンプーなどで体が濡れても効果が持続するのも嬉しいポイントです。
※投与から48時間以降にシャンプーした場合でも、製品の有効性が維持されているということが確認されています。
※シャンプーだけではなく、雨や雪の影響もほとんど受けません。
成虫だけではなくノミの卵、幼虫にも効果を発揮
ノミの成虫駆除はもちろんのこと、卵のふ化や幼虫の発育も阻害してくれます。投薬後、わずか24時間でほぼ100%ノミの成虫を駆除し、マダニに対しては投薬後48時間で95%以上駆除します。
おくすりが苦手な猫ちゃんでも投薬が簡単
フロントライン プラス® キャットは、首筋に垂らすだけのため簡単です。ノミ・マダニ駆除剤には飲み薬タイプもありますが、猫に対して薬を飲ませることは難しいため、垂らすだけのピペットタイプがおすすめです。
暴れる!逃げちゃう!そんな猫ちゃんには
猫ちゃんが大人しくしてくれないので、首筋に垂らすことが難しい!という飼い主さんは次のような方法で試してみてください。
・大好きなおやつで夢中になっている間に投薬する
※二人で行うとよりスムーズに投薬ができます。一人がおやつを与えて、もう一人が首筋を撫でながら、徐々に慣れてきたところで投薬しましょう。
・たくさん遊ばせて少し猫ちゃんが疲れたところで投薬する
猫ちゃんをむりやり押さえつけたり、おくすりのニオイを先にかがせたりしないようにしてください。嫌な経験をすると猫ちゃんは二度と同じことをさせてくれませんし、おくすりのニオイに嫌なイメージをもってしまうと、ちょっとニオイがしただけで警戒して隠れてしまう可能性があります。ノミ・マダニ駆除剤は継続使用が大切ですので、ストレスなく投薬してあげましょう。
まずは動物病院へ
チェックポイントで猫ちゃんに気になる行動や症状が見られたという飼い主さんも、早速、ノミ・マダニの対策をしようと思われた飼い主さんもノミ・マダニ駆除剤の投薬の前に、まずは動物病院へ連れて行きましょう。猫ちゃんが体を痒がる、赤い発疹がある、脱毛が見られるといった症状は必ずしもノミ・マダニが原因とは限りません。まずは動物病院で診断を受け、正しいケアを行うことが大切です。
大切な家族を守ることができるのは、毎日一緒にいる飼い主さんだけです。室内飼いだから危険はないだろう、まだ若いから病気はしないだろうと思わず、猫ちゃんが若いうちから健康診断を受けさせることが大切なように、ノミ・マダニに寄生される前に駆除剤で対策をしてあげましょう。
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