猫にはケージが本当に必要? ケージのメリットと使い方について

猫にはケージが本当に必要? ケージのメリットと使い方について

キャットケージって、必要なのでしょうか。猫にとっては狭くて可哀想? いいえ、使い方によっては猫にとってもメリットがあるものなんです。ケージのメリットや猫がケージに慣れる方法などをご紹介していきます。 (トップ画像:komkrit Preechachanwate / Shutterstock.com)

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自由気ままな猫ちゃんを、狭いケージに閉じ込めるのは可哀想! と思われている飼い主さんも多いかもしれません。たしかに猫ちゃんは、行動を縛られることを嫌う動物ですが、ケージの使い方によっては猫ちゃんが安心できる場所にも変わるんです。

1.キャットゲージのメリット

その1:子猫のしつけや安全の確保ができる

■トイレのしつけを覚えさせる
■留守中の事故やいたずらを防ぐ
■猫ちゃんの身を危険から守る

子猫の頃からケージという限られたスペースで生活させることで、トイレを覚えやすくなります。猫ちゃんはきれい好きな動物なので、あちこちにトイレをするようなことはあまりありませんが、子猫の場合はトイレを覚えるのに時間がかかることがあります。最初から少し行動範囲を狭めて、一定の場所でトイレをしやすい環境をつくれば、しつけも簡単ですね。

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子猫の行動は誰にも予測不可能です。初めて猫を飼う人はもちろん、前に猫を飼っていたことがあり、猫の行動パターンに詳しい方でも、お家に来て間もないその子猫がどんな性格までかは分からないですよね。前の猫が大丈夫だったからといって、その子も同じ行動をとるとは言い切れません。

何が危険なのかわからずに、電気のコードをかじってしまったり、高いところに登って降りられなくなったり、お湯を張ったお風呂に落ちることもあるかもしれません。そういった危険から意味と守る為、または壁や家具での爪とぎや、高いところにある何かを落として壊したりすることを防ぐ為にも、ゲージを使用するのは有効です。

それは留守中だけに限らず、料理中や就寝中、アイロンをかけている時など、子猫から少し目を離す際や、急に子猫が興奮して暴れても対処出来ないような状況でも同じことが言えます。少しでも危険を感じるときにはケージで過ごしてもらうほうが安心ですよね。

その2:避難訓練になる

■パニックになったときの避難場所になる
■災害の時に安全を確保しやすい

東北や熊本の地震が記憶に新しいように、日本はいつ地震が起きてもおかしくない国です。避難をする中で、愛猫をしっかりと確保できるように、ケージを普段から避難場所として認識させておけば、いざ災害が起きたときにも愛猫を連れて逃げやすくなります。

自分の命も大切ですが、飼い主さんにとっては家族同然の愛猫の安全確保も大切なものですよね。パニックになったときに物に押しつぶされたりしないように、頑丈なケージに自分から入っていてくれれば、怪我を防ぐことができます。

その3:旅行や留守番が安心

■脱走を防ぐ
■旅行中の移動も苦にならない

飼い主さんが普段から気を付けていても、何かの拍子に猫ちゃんが脱走することがないとは言い切れません。扉を開けるときや留守の時、猫ちゃんをケージに入れておけば安心ですよね。また、ケージに慣れておけば、旅行などの移動が苦にならず、猫ちゃんにかけるストレスを減らすことができます。

ペットホテルや病院に預ける際も、使い慣れたケージを使えば不安な気持ちを減らしてあげることができますね。

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その他

■盗み食い防止
■アレルゲンの飛散を防ぐ
■多頭飼いの場合の顔合わせに

猫ちゃんが食べてはいけない人間の食べ物は数多くあるため、飼い主さんが食事をしている間、盗み食いをしないように猫ちゃんをケージに入れておくと、誤食や誤飲の事故を防ぐことができます。また、飼い主さんが猫アレルギーになってしまった場合、猫ちゃんの行動範囲を多少制限することで、アレルゲンの飛散を防ぎます。

多頭飼いや新しい子を迎え入れる場合、喧嘩が起きないともかぎりません。そんなときに、猫ちゃんたちをスムーズに対面させることができるよう、ケージ越しに顔合わせをすると、良いようです。

猫ちゃんにとってストレスにしかならないと思っていたケージも、使い方によっては、猫ちゃんの身を守ったり、安心できる場所になるんですね。

2.キャットケージの使い方

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■食事をさせる
■大好きなベッドやおもちゃを入れる
■子猫の頃から慣らす

猫ちゃんがケージを安心して過ごせる場所と認識してもらうためには、まず快適な環境づくりをすることが大切です。大好きなベッドやおもちゃを入れ、食事をケージの中で与えるようにすると、猫ちゃんは自然とケージに対する抵抗が少なくなっていきます。

子猫の頃からケージで過ごさせるクセを付けておくと、よりスムーズに慣れてくれるので、猫ちゃんを飼う前にケージを使うかどうか考えて、あらかじめ購入しておくほうが良いですね。

猫ちゃんを無理にケージに入れるようなことは逆効果です。できるだけ猫ちゃんが自分でケージに入って過ごすような環境に整えてあげて、初めのうちはケージの中にいる時間を短くし、徐々に伸ばしていくようにしましょう。

3.ケージを使用する際の注意点

その1:ケージの高さ

■上下移動ができるケージにする
■長時間留守番させる場合は3段構造のものを選ぶ

猫ちゃんは上下運動することが好きな動物なので、運動不足を防ぐためにも、ケージは2段以上になっているものが望ましいです。1段目にトイレ、2段目に水と餌などスペースによって用途を分けておくと、より快適に過ごすことができるでしょう。

長時間ケージの中で留守番させることが予想される場合、ストレスをへらすためにも3段以上のケージを用意し、小さなキャットタワーなど、猫ちゃんの気がまぎれるようなおもちゃなどを設置してあげてくださいね。

その2:室内の気温に注意!

■暑さ、寒さ対策グッズをケージの中に置く
■室内は常に快適な温度を保つ
■水分を補給できるようにする

猫ちゃんは本能的に自分で快適な場所を探す動物ですが、ケージにいる場合はそうもいきません。猫ちゃんが寒がったり暑がったりしないよう、室内の温度調節には常に気を配ってあげましょう。冷感マットやペットヒーターなどを設置し、猫ちゃんがある程度自分で体温調節をできるようにしてあげたいですね。

水分不足にならないよう、どの季節でもたっぷりの水をケージの中に用意してあげましょう。

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その3:怪我

■ケージに足を挟まないようにする
■ケージ上の隙間を埋める

ケージは細い柵でできているので、注意をしていないと猫ちゃんが前足を挟んで怪我をする可能性があります。ケージを選ぶときには、ドアのつくりや幅の広さなどを考慮し、猫ちゃんが怪我をしないようなものを選びたいですね。

また、猫ちゃんは高いところが好きなので、外に出て遊んでいるときケージの上に乗り、足を挟む危険性もあります。上の柵の部分には段ボールや板などを置いて、猫ちゃんの足が挟まらないように対策をしてあげましょう。

その4:ストレスのサインに気づく

■5時間以上ケージに入れない
■一か所を舐め続ける
■尻尾を追いかける
■ずっと鳴いている

ケージが猫ちゃんにとってどんなにメリットがあるものでも、猫ちゃん自身は自由を好む動物です。5時間以上ケージに閉じ込めることは、たとえ安心できる場所であっても、猫ちゃんにとっても強いストレスになるので避けるようにしましょう。

ストレスがたまると、体の一部を舐め続けて脱毛や出血させたり、尻尾をぐるぐる追いかけるなどの行動に繋がります。他にも様々な病気にかかりやすくなったりと、猫ちゃんの健康に悪影響を及ぼすことがあるので、飼い主さんはストレスのサインが見られたらケージから出してあげましょう。

最後に

ケージを使う際には、飼い主さんの都合だけではなく、猫ちゃんの気持ちにもなって使うことが大切です。いくら猫ちゃんのためを思っていても、猫ちゃんが強いストレスを感じては意味がありません。様子を見つつ、適切な時間内で猫ちゃんをケージで過ごさせてあげてくださいね。

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